こんにちは、natsukiです。私は、すでに6年間にわたってミニPCを主にファイルサーバーとして、実質的なNAS(Network Attached Storage)のように運用してきました。最近、ミニPCが市民権を得てくる中で、このような用途をはじめから想定したミニPCも登場し、またUGREENのNAS新製品(ウインタブ記事 / クラウドファンディングページ)が人気を集めるなど、「ローカルに大容量データを保存する」ことが改めて注目されているように感じます。そこで、これまでの運用経験から、ミニPCをNASのようなファイルサーバーとして運用するメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。
なお、運用当初の状況は、下記の記事をご覧ください。
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1.運用状況
ミニPC
運用当初は、上記記事にある「MINIX NEO Z83-4」を使っていましたが、現在は「MINISFORUM UN100」に代替わりしています。なお、MINISFORUM UN100は終売で、現在はおおむね同スペックの系列機「Minisforum UN100L/UN100P/UN150P」が販売されています。
MINISFORUM UN100の基本スペックは、以下の通り。ストレージやRAMなどは、構成の選択によって異なるバージョンがあるかもしれません。
MINISFORUM UN100 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel N100 |
RAM | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
入出力 | USB3.2 Gen1 Type-A×2 USB 3.2 Gen2 Type-A×2 USB 3.2 Gen2 Type-C HDMIポート×2、microSDカードスロット LAN(RJ45)、オーディオジャック DC-IN、2.5インチSATA 3.0ベイ(内蔵) |
ファイルサーバーとして重要な点は、まず2.5インチSATAスロットがあるということ。USB Type-CポートとUSB Type-Aポートのうち2つは、データ転送速度10gbpsのUSB 3.2 Gen2というのも、ファイルサーバーとしては嬉しいところです(残り2つのUSB Type-AポートはUSB 3.2 Gen1のため5gbps)。
それから、OSがWindows Proなので、Windowsシステムの機能を使ってリモートデスクトップのホストになれます。これも、運用の利便性から非常に重要な点です。
接続ストレージ
私はMINISFORUM UN100に、5つもの追加ストレージをゴテゴテと接続して運用しています。うちわけは、以下の通り。
・2.5インチ SATA SSD 2TB×1
・2.5インチ HDD 2TB×1
・2.5インチ9.5mm厚 HDD 1TB×1
・2.5インチ7mm厚 HDD 1TB×1
・M.2 2280 NVMe 1TB×1
このうち、2TBのSSDとHDDがメインのバックアップで、意図的に手動でミラーリングしています。わざわざ手動で行っているのは、バックアップタイミングをずらすことによる世代管理のためで、年数回ほど「やっべ、間違って上書き保存しちゃった!」というときに助かっています。
1TBのHDD2つは、「MAIWO K25682」というRAID設定が可能なデュアルベイHDDエンクロージャーに入れて、RAID1で運用。ここには、比較的更新の少ないファイルを入れています。古いPCから引っこ抜いたりなどの、とりあえず余った2.5インチHDDやSSDをデータ保存用として使うときにかなり有用で、非常にお勧めなHDDケースです。残念ながら、国内ではあまり販売しているのを見かけません。Aliexpressだと、かなり安価に手に入ります。下記レビュー記事もご参照ください。
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残るM.2 2280 NVMe 1TBは、適宜共有したいファイルを突っ込んでおくスペースです。
このように、規格も容量も違う様々なストレージを、しかも異なった方法で同時に使えるのは、ミニPCをファイルサーバーにすることの最大のメリットかと思います。バックアップスケジュールなども思いのままなので、上記のように世代管理なんかも可能です。
管理方法
ミニPCの操作はリモートデスクトップで
ミニPCは、当たり前ながらディスプレイやキーボードを備えていません。しかし、メンテナンスや設定など、操作が必要な場合にいちいち接続するのは面倒です。基本的には、リモートデスクトップで操作することをお勧めします。このとき、注意したいのがWindowsが「Home」か「Pro」かということです。
「MINISFORUM UN100」は、OSがWindows 11 Proのため、問題無くWindowsシステムの機能として、リモートデスクトップのホストとなることができます。つまり、他のパソコンから操作可能です。幸いなことに、最近のミニPCの多くは、その特性からOSにWindows Proバージョンを搭載しています。
それでも、OSがWindows Homeの場合もあるでしょう。この場合、Windowsのリモートデスクトップのホストとなることができません。実際に私の場合も、MINIX NEO Z83-4はOSがWindows 10 Homeでした。そこで、Chromeリモートデスクトップを使っていました。
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なお、システムトラブルなどでリモートデスクトップが使えなくなる場合もあるので、キーボードやマウス、ディスプレイが要らないわけではありません。頻度が高いわけではないので、お好みですが、私はタッチパッドとディスプレイとキーボードがデタッチャブルで一体化した「UPERFECT X Pro」を使っています。これ1つで、キーボード、タッチパッド(マウス代わり)、ディスプレイすべてまかなえるので重宝していますが、この製品がベストというわけではありません。ミニPCの管理に向いたキーボード、ディスプレイについては、やや脱線の話になるので、終わりの方であらためて触れます。
パソコンとのデータ共有
パソコンとのデータ共有は、ミニPC側でフォルダの共有設定を行うだけです。あとは、クライアント(ミニPCではない方の)PCのエクスプローラーの「ネットワーク」からアクセス可能で、クライアントPC内のファイルと同様に、シームレスにファイルのやりとりが可能です。適宜、そのフォルダへのショートカットを作成しておけば、さらに便利でしょう。
スマホとのデータ共有
スマホからミニPCのフォルダにアクセスするには、共有フォルダにアクセスできるファイルマネージャーアプリが必要です。スマホのメーカーによるとは思いますが、私が知る限り、多くのスマホのデフォルトのファイルマネージャーはこの機能を有していません。そこで、適当なファイルマネージャーアプリの導入が必要です。
私が使っているのは「X-plore File Manager」です。多機能かつ、ユーザーも非常に多い比較的定番のファイルマネージャーアプリです。ただ、インターフェースが独特なため、好みは分かれると思います。
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2.メリット
長く使う中で感じた、ミニPCをファイルサーバーとして使うメリットを列挙してみます。
柔軟な運用が可能
ミニPCを長くファイルサーバーとして使ってきて実感する、最大の利点は、間違いなくこれです。
先に書いたことの繰り返しになりますが、私はミニPCに、2TBのSSD×1、2TBのHDD×1、1TBのSSD×1、1TBのHDD×2の、計7TBのストレージを接続し、そしていずれも規格はまちまちです。さらにこれらを、2TB×2を使って、手動ミラーリングによる2TB分の世代管理ストレージ、1TB×2を使って、1TB分の比較的安全性の高いRAID1、残り1TBは、万が一消えても痛くない一時的な共有スペース、という風に運用しています。
このように、「たまたま手に入ったストレージ」を、「同時並行で需要に応じた多様な運用」ができるというのは、ミニPCでしかできません。
ストレージって、特にSSDは非常に価格変動が激しいのは周知の通りで、セールなんかでたまたま安く手に入るときもあります。あるいは、使わなくなったパソコンなどから引っこ抜いて再利用することも可能ですからね。実際、私が上記で運用している5つのストレージは、いずれも入手時期からして年単位で異なります。なにしろ最も古いのは、10年以上前に購入したノートパソコンから移植したものですから。
大容量に対して費用対効果が高い
オンラインストレージに比べて、ミニPCをファイルサーバーとして運用することでかかる費用は、次の通り。
・ストレージ
・ミニPC
・必要に応じて周辺機器
・電気代
費用対効果は、様々な要因が絡むので難しいところですが、大容量になればなるほど、また、手元に使い回せる余ったストレージがあればあるほど、ミニPCの方がオンラインストレージより有利になります。
3.デメリット
一方で、もちろんデメリットもあります。こちらも列挙してみます。
安全性は、オンラインストレージに及ばない
ものすごく当たり前のことながら、手元にストレージを置いて運用するということは、何らかのダメージによってそのストレージがダメになったらデータも消えるということです。上記のように、私はミラーリングやRAID設定でリスクを軽減していますが、それでも、まるまるおシャカになればそこまでです。オンラインストレージなら、運営企業の破綻やサービス終了といったよっぽどの場合でもない限り、データが消えることはまずないでしょう。
HDDにしろSSDにしろ、「いつか必ず壊れる」ものです。重要なデータは、何らかの保護措置が必ず必要です。また、ミラーリングやRAID設定は、余分にストレージ容量を喰います。確実に残しておきたいファイルと、さほど重要性が高くないファイルとで、適宜運用を分けるようなことも必要でしょう。
自分でカスタマイズが必要
まあ、これはデメリットとは言えないかもしれません。ミニPCをファイルサーバーとして使おうと思う時点で、カスタマイズが好きな人間ですからね。
当然ながら、どのようにデータの安全性を高めるか(単独?ミラーリング?RAID?)、接続設定は?必要な周辺機器は?バックアップ補助にどんなソフトを使うか(あるいは使わないか)?Andorid等別OSとの連携はどうするか?などなど、柔軟な運用が可能ということは、それらの構成を自分で考えて必要なものを入手し、設定する必要があるということです。
オンライン利用は、設定の手間とリスクをともなう
自宅外から、インターネットを介してミニPCのファイルにアクセスすることは、できるかできないかでいえば、できます。が、もちろん、そのための設定を自分で行い、セキュリティリスクの管理も必要です。ここで言うリスクは、システム上のリスクもさることながら、むしろ色々と設定しなくてはいけないことによるヒューマンエラーによるリスクが大きいでしょう。私の場合は、もろもろを天秤にかけて、自宅Wi-Fiを通じての接続のみにして運用しています。
システムなどのトラブルに対する対応が必要
長期運用していて、最大のリスクはこれです。それまで問題無く運用できていたものが、Windowsアップデートなどの環境の変化によってトラブルが発生することがあります。また、まだまだ個人でパソコンをファイルサーバーとして使う人が少ないせいか、ネット上の情報を漁っても、問題が解決しない場合があります。
以下、私が遭遇した比較的大きいトラブルの例を3つ挙げます。そして、うち2つは未解決です。
まず、これはMINIX NEO Z83-4時代のトラブル。突然、Androidからアクセスができなくなりました。Windowsからは問題なし。Androidからだと、アクセスできたりできなかったり、一定時間で接続が切れたり。解決方法を探るも、結局原因は分かりませんでした。MINIX NEO Z83-4自体が、スペック的にキツくなってきたこともあり、これを機に、乗り換えました。
以下2つは、現在のMINISFORUM UN100に乗り換えてからのトラブルです。ひとつは、最近、悪名高いWindows 11バージョン24H2にアップデートした結果、共有フォルダへのアクセスもリモートデスクトップもつながらなくなりました。検索してみると、同様の症状はかなり多くみられる模様。セキュリティレベルが上がったために、アカウント情報をどーのこーのしなくちゃいけないみたいで、めんどくさいなと思いつつ、ネットに出てくる情報を頼りに設定し直すもつながらず。その後もあれこれガチャガチャして、とりあえず整理するために元の状態に戻したらつながりました。これ、はじめは記事にするつもりで、きちんとスクショを撮りつつ、行った対処もいちいちメモにとって進めたんですが、にもかかわらず結局原因がよく分かりません。
その過程で、いつの間にか、イーサーネットによるルーターとの有線接続がつながっていないことを確認。ルーターは認識していて、パケットが動くものの、インターネットはもちろんデータ通信も行えない。Wi-Fiを通じた無線接続はつながっているので、気付きませんでした。もちろん、イーサーネットによる有線接続の方がデータ通信速度が高速です。いつからこうなったのか、24H2アップデートと関係あるのかは分かりません。そしてこれがくせ者で、かなりいろんなことを試しているものの、現状、解決していません。とりあえず、Wi-Fi無線接続で運用中です。
3.ファイルサーバーに向くミニPCの条件
長く運用してきた経験から、ファイルサーバー向きのミニPCの要件をまとめてみます。
システムスペックは高くなくていい
ファイルサーバーといっても、運用にもよりますが、基本的なデータのやりとりが中心なら、高い処理能力は必要ありません。また、CPUはできれば省エネタイプの方がいいでしょう。メモリ(RAM)は、多い方がデータ転送速度の向上に有利ですが、運用上、マルチタスクとかはしないので、そこまで決定的な要因にはならないはずです。
具体的には、2025年現在だと、CPUはN100かN150あたりが手ごろ。RAMも8GBで特に問題無いと思います。ミニPCは、RAMは充実していることが多いので、不安ならより多めの選択肢も多くあります。
内部にストレージ用の追加スロットを持っている
ファイルマネージャーとして使うなら、これは重要な項目です。第一に、何といっても接続が安定します。接触という意味でも電力供給という意味でも。一番大切にするストレージは、USB接続よりも内部スロットに接続しておきたいものです。
また、特にNVMe形式のSSDの場合は、USBから接続すると、USBポートの規格やSSDケースがボトルネックとなって、CPUがN100やN150クラスのミニPCで十分なデータ転送速度を発揮することはまず不可能です。まあ、どのみち、ファイルサーバーの場合はFi-Wiの速度とか、他にもボトルネックが多数あるので使い勝手にどこまで影響するかは、運用や環境次第ですが。
内部に追加のストレージスロットを持っているミニPCのほとんどは、2.5インチSATAスロット×1か、M.2スロット×1のどちらかで、M.2スロットは規格がSATAだったりNVMeだったり、サイズも2280ではなくて2242だったりと、非常に多様です。自分が使いたいストレージの種類に応じて選択しましょう。
OSはリモートデスクトップの都合から、できればWindows「Pro」で
ファイルサーバーとしての運用上、普段はキーボードやディスプレイをつなぎません。従って、先述のように、Windows OSのバージョンは、標準システムでリモートデスクトップのホストになれる「Pro」が望ましいです。ただ、「Home」でも、Chromeデスクトップなどで代用することは可能です。
外付けでSSDにつなぐ場合は、USBポートのデータ転送速度に注意
USB経由で外付けのストレージにつなぐ場合、まず、USB 3.x以上、つまりデータ転送速度5gbps以上のポートにつなぎましょう。ミニPCは、マウスやキーボード用にUSB 2.0規格のポートを備えている場合もよくありますが、データ転送速度が遅く、また電力供給が不足するおそれもあるため、ストレージにつなぐのは避けるべきです。
特にNVMe形式のSSDをUSBポートにつなぐ場合は、できればデータ転送速度10gbps以上のUSB 3.2 Gen2などのポートにつなぎたいところです。40gbpsのUSB4やThunderbolt3/4があればベストですが、CPUがN100やN150クラスのミニPCがそこまで高度なUSBポートを搭載することはあまりありません。なお、安価なSSDケースはデータ転送速度10gbpsまでが一般的であり、それ以上のSSDケースはかなり高価になる傾向があります。総じて、現状でUSB接続に10gbpsを超えるデータ転送速度を求めると何かと高価になるので、USB接続のデータ転送速度は10gbpsを上限として考えておいた方がよいと思います。
それと、接続の安定性や電力供給の問題から、ハブによるタコ足接続も避けるべきでしょう。もっとも、ハブ自体にHDDやSSDを接続できる製品もあるので、この辺のバランスは各自でどうぞ。
おまけ、あると便利なキーボード付きモバイルディスプレイについて
ファイルサーバーに限らず、ミニPCを運用するにあたって、あると便利なのがキーボード付きモバイルディスプレイです。上述のように、私は「UPERFECT X Pro」という製品を使っています。そもそも、キーボード付きモバイルディスプレイというジャンル自体がニッチなため、一般的にいって、モバイルディスプレイとキーボードを別々に買った方が安価で済ませられます。一方、USB Typa-Cケーブル1つで(これはミニPC側のポート性能にもよる、USB Type-Cポートがなかったり映像出力に対応していないミニPCもあるので注意)、ディスプレイ、キーボード、マウス代わりのタッチパッドにつなげるのはやはり便利です。
そして、もしキーボード付きモバイルディスプレイを買うならば注意しなくてはならないのが、「電源供給がどうなっているか」です。私の使っている「UPERFECT X Pro」は、どちらかというと、Galaxyなどの「PCモード」を備えたスマホで使うことを想定しているため、あえて「映像・データ入出力ポート」と「給電ポート」が別になっています。これは意図的な仕様と思われ、もしディスプレイの電力も親機であるスマホ側から供給すると、スマホのバッテリーをあっという間に食い尽くしてしまうからです。一応、UPERFECT X Proを含む多くのキーボード付きモバイルディスプレイは、バッテリーを備えて自前の電力で稼働するものが多いですが、どのみち充電はしなくてはいけません。要するに、別に給電ケーブルをつなぐなり充電するなり、一手間増えます。ミニPCで使うなら、「映像・データ入出力ポート」が「給電ポート」も兼ねている製品を選びましょう。
4.ファイルサーバー向けのミニPC
数あるミニPCの中には、少数ですが、露骨に「ファイルサーバーに使ってね!」という製品が存在します。せっかくなので、いくつか紹介しておきます。
GMKtec NucBox G9
この2月に新発売のミニPC「GMKtec NucBox G9」です。もう、この絵面で、どう使うかは一目瞭然。CPUはN150、RAMは12GB、そして追加のSSD以外の、基本的にシステムを入れるであろうデフォルトストレージが64GB eMMCという、なんとも割り切った構成。映像出力可能なUSB Type-Cポートに、3つあるUSB Type-Aポートはいずれもデータ転送速度10gbpsのUSB 3.2 Gen2規格とスキがありません。
この記事で書いてきた、経験上からも欲しい部分を全て満たした、ファイルサーバーとして理想的構成のミニPCです。
ウインタブ紹介記事:
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メーカーサイト:
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AOOSTAR R1など
こちらは、AmazonやAliexpressなどで、わりと長く見かけるミニPCです。外見から分かる通り、3.5/2.5インチSATAスロットを2つ備えます。その上で、CPUやRAMだけでなく、内部の追加SSDスロットなどの内部構造まで、非常に多くの構成バリエーションが、そして非常に多くのブランド名で(笑)販売されています。強烈なゲテモノ臭に思わず食指が動くんですが、要するに、Windowsのライセンスなども含めて、信頼性は未知数です。なので、リンクなどは貼らず、世の中にはこういうものもあるという紹介に止めておきます。購入する場合は、もろもろ自己責任でお願いします。
5.まとめ
ミニPCをファイルサーバーとして運用するにあたっては、自分が何をしたいのかという目的に応じて、必要なものを調べ、用意し、設定し、トラブルには自力で対応する必要があります。率直に言って、ある程度パソコンの扱いに慣れ、何より、カスタマイズにやりがいを感じる人向けの選択肢です。一方で、クラウドストレージやNASと比べても、運用の柔軟性は無限大です。手間を惜しまなければ、実利とともに楽しみがいのある選択肢と言えるでしょう。
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