先日ライターのかのあゆさんがMicrosoft 365の機能追加と価格改定に関する記事を投稿しました。この記事で読者の方々からも無事にプランを変更できた(機能追加前の仕様と価格のClassicプランに変更できた)というコメントを頂き、かのあゆさんともども喜んでいます。しかし、その記事の中で触れた通り、私自身はなぜかプラン変更ができず、困っておりました。
該当の記事はこちらです。
この記事では「Microsoftのサポートと電話で数十分話しながらいろいろと試してみたものの、結局プラン変更ができなかった」というところで終わっていました。この記事は「その続き」です。
かのあゆさんの記事を公開したのが1月20日のことで、私がMicrosoftのサポートの方と電話で話したのも同日でした。その後Microsoftから2回電話をもらいました。
1月25日(土):
「お問い合わせの件、まだ調査中で、もうしばらく時間がかかります。いましばらくお待ち下さい。」とのこと。問題が解決しないのは残念でしたが、丁寧に経過報告をしてくれたことに好感を持ちました。
1月26日(日):
「お問い合わせの件、いまだ調査中ですが、同じ問題をお届けいただいた別の方から『いつの間にかMicrosoftアカウントの管理画面でプラン変更ができるようになった』との連絡をいただきました。お客様も念のため管理画面を確認していただけますか?」とのこと。
サポートの方との電話を繋いだまま、Microsoftアカウントの管理画面にアクセスし、Microsoft 365 Personalのプラン変更を試したところ、無事にプラン変更ができました。これで従来の14,900円で更新できることになります。ただし、なぜ当初プラン変更ができなかったのかについてはサポートの方も「原因はわかりません」とのことでした。
原因がわからないのは気持ちが悪いですが、Microsoftのサポートの方の応対はよく、とりあえず「値上げされてしまう」事態は避けられたのでひと安心です。
ところで…
Microsoft 365のサブスクリプション管理画面に表示されている「AIクレジット」ですが、これがイマイチよくわかりまん。なので、Microsoftのサポートの方に質問してみたところ、こちらのページ
を案内されました。AIクレジットは「Microsoft 365ユーザーには毎月60クレジット、365ユーザーでなくともMicrosoftアカウントを持っていれば毎月15クレジットがもらえ、翌月にはクレジットが補充される。使わなかったクレジットの持ち越しはできない」という仕組みとのことです。
これは私が受け取ったGEEKOMのプレスリリースのメールです。Outlookメール(New)を使っている方はご存知と思いますが、Copilotでメールの要約ができるようになりました。
また、メールの返信の際にCopilotに下書きをしてもらうこともできます。要約も下書きも1回につきAIクレジットを1消費します。私が試したところ、下書きをボツにしてもクレジットは消費されました。
Windowsの標準アプリ「ペイント」にも「Image Creator」という機能が追加され、AI画像生成ができるようになりました。画像生成をすると1回につきAIクレジットを1消費します。生成された画像が気に食わなくても、やっぱりクレジットは消費します。
Webアプリ「Microsoft Designer」でAI画像生成ができるようになりました。画像生成をすると1回につきAIクレジットを1消費します。
まだ試していませんが、Microsoft 365ユーザーはOfficeアプリに実装されたAI機能を使うと1回につきAIクレジットを1消費します。
ただし、「愛すべきポンコツ」Copilotアプリに質問してもAIクレジットは消費されません。…まあ、そうだわな…。
件のMicrosoftのサポートの方に色々と質問をしてみたのですが、どうも歯切れが悪かったです。これはオペレーターの方が無知なのではなくて、Microsoftの課金方針がまだきっちり決まっていないか、あるいはオペレーターの方々に詳細が降りていないか、ということでしょう。
AIクレジットの詳細と、MicrosoftのAI機能の評価については別記事でやるつもりです。ここでは詳しく触れません。とりあえずMicrosoft 365ユーザーは毎月に60クレジット、そうでない方(Microsoftアカウントを持っている方)は毎月15クレジットがもらえますので、「MicrosoftのAI」を試してみて下さい。
関連リンク
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
コメント
YouTubeはこういうネタは視聴者数が伸びやすいので、YouTubeでこそ出したほうがいい内容な気がします。「Office 365勝手に値上げ!!元の料金で利用する方法とは?」みたいなタイトルで。