こんにちは、かのあゆです。9月8日に開催された「Far Out.」イベントで発表されたiPhone 14シリーズを紹介します。先に紹介したiPhone 14 Pro/Pro Maxとは異なり、前面ディスプレイは引き続き大型ノッチを採用しています。
今回より小型モデルの「mini」がラインナップから消滅し、入れ替わる形で大型モデルの「Plus」が復活しています。
1.iPhone 14/14 Plusスペック
スペック表
iPhone 14/iPhone 14 Plus | |
OS | iOS 16 |
CPU | Apple A15 Bionic |
RAM | 非公開 |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB |
ディスプレイ | 14:6.1インチ(2,532 × 1,170) 14 Plus:6.7インチ(2,778 × 1,284) |
LTEバンド | 5G:n1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/26/28/29/30/ n38/40/41/48/53/66/70/71/77/78/79 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/11/12/14/17/18/19/ 20/21/15/16/28/29/30/32/66/71 TDD-LTE:B34/38/39/40/41/42/47/48/53 |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.3 |
入出力 | Lightningコネクター |
カメラ | イン12MP/アウト12MP + 12MP |
バッテリー |
14:ビデオ再生時間最大20時間 14 Plus:ビデオ再生時間最大26時間 |
サイズ |
14:146.7 × 71.5 × 7.80 mm 14 Plus:160.8 × 78.1 × 7.80 mm |
1重量 |
14:172 g 14 Plus:203 g |
バリエーションモデル
・128GB
・256GB
・512GB
※ストレージ容量
※14/14 Plusとも同じバリエーション
コメント
OSはiOS 16です。iPhoneの場合Androidスマートフォンと比較するとOSアップデート保証期間が長いのが特徴の一つとなっており、例えばiOS 16の対象から外れてしまったiPhone 6s/6s Plusは2015年の発売から実に7年間OSアップデートが提供されていました。iPhone 14シリーズもそういう意味では「長く使っていくことが出来る」と思います。
CPUはiPhone 13 Pro/Pro Maxと同じApple A15 Bionicです。例年iPhoneではすべてのモデルで同じCPUを搭載していたのですが、今年は初めてProモデルとの差別化が行われています。とはいえApple A15 Bionicも高い性能を誇るCPUなので、多くのユーザーにとってはiPhone 14/14 Plusでも「満足」出来るはずです。RAM容量は非公開で、内蔵ストレージは128GB/256GB/512GBから選択可能です。
ディスプレイはiPhone 14が6.1インチ(2,532 × 1,170)、iPhone 14 Plusが6.7インチ(2,778 × 1,284)です。iPhone 14 Pro/Pro Maxと同じくパネルはAMOLED(有機EL)を採用していますが、リフレッシュレートは60Hzにとどまっています。
カメラはイン12MP、アウト12MP(メイン) + 12MP(超広角)です。iPhone 14 Pro/Pro Maxではアウトカメラのメインレンズが48MPにアップグレードされましたが、スタンダードモデルとなるiPhone 14/14 Plusでは2019年に発売したiPhone 11から基本的なスペックは変わっていません。108MPという超高画素レンズを搭載する端末も登場しているAndroidスマートフォンと比較すると控えめに見えてしまいますが、iPhoneのカメラは「誰でも簡単にきれいな写真を撮影できる」性能を有しています。夜景も明るい写真を撮影できるナイトモードのほか、動画撮影時はDolby Visionに対応します。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.3に対応します。4G、5Gネットワークともに国内4大キャリアのバンドをフルサポートします。
バッテリー容量は非公開ですが、iPhone 14は最大20時間、iPhone 14 Plusは最大26時間ビデオ再生が可能です。USB PDによる急速充電に対応するほか、15W出力のMagsafeワイヤレス充電、最大7.5 W出力のqiワイヤレス充電に対応します。
2.iPhone 14/14 Plus 筐体
前面です。iPhone 14 Pro/Pro Maxでは「Dynamic Island」と呼ばれるカプセル型のノッチを採用していますが、iPhone 14/14 Plusでは引き続きiPhone Xから採用された大型ノッチを採用しています。今となってはこのサイズのノッチを採用している端末はiPhoneしか存在しないので、一目で「それ」とわかるデザインにはなっているのですが、正直言えばすべてのモデルでDynamic Islandを採用してほしかったところではあります。
背面です。こちらも前モデルとなるiPhone 12からデザインの変更はありません。iPhone 14 Pro/14 Pro Maxではカメラの位置が若干ずれてしまいますが、iPhone 14ではiPhone 13用のケースがそのまま流用可能です。iPhone 13用のケースはダイソーやキャンドゥなどの100円ショップでも取り扱いがあるので、コスト(ケース代)を抑えられるのはうれしいところです。筐体色はミッドナイト、ブルー、スターライト、(PRODUCT)RED、パープルの4色展開です。
3.iPhone 14/14 Plus価格など
iPhone 14は9月16日より、iPhone 14 Plusは10月7日より発売開始となり、価格はiPhone 14が119,800円(税込)から、iPhone 14 Plusが134,800円(税込)からです。
「スタンダードな」iPhone 14も円安の影響で例年より高めになってしまったものの、Proシリーズと比較すれば購入しやすくなってはいます。以前から噂されていた通り、コンパクトな「mini」がついに消滅してしまったのが残念に感じられますが、今回のiPhone 14シリーズもバランスのとれた良端末に仕上がっていると感じました。
現在iPhone 12シリーズやiPhone 13シリーズを使っているのであればあえて乗り換える必要は感じませんが、4Gネットワークまでの対応となるiPhone11からの乗り換えであれば魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。
4.関連リンク
iPhone 14/14 Plus:Apple