中国のCHUWIは昨年からクラウドファンディングを活用したりしていて、ビジネスをワールドワイドに拡大する取り組みをはじめています。また、日本のAmazonにも直営店を構え、技適を取得した製品を販売するなど、数ある深センメーカーの中でも頭一つ抜けた印象があります。
もちろんCES(ラスベガスで開催される国際家電見本市)にも出展するとのことです。ただ、CHUWIは「正直つまらん」方向でグローバル化していて、未公開情報が流れてくることが全然なくなっちゃいました。CESの出展についても、3機種ほど面白そうな製品を予告していますが、現時点で製品画像などは入手できていません。
1.Surbook Pro
中華としては非常に出来のいいSurfaceクローン、「Surbook」ですが、現行モデルも昨年夏にクラウドファンディングに出品され、その後通販サイトで販売開始となってからまだ日が浅い、最新と言っていい製品です。しかし、この製品に早くも「Pro版」が登場するとのことです。
注目したいのがこのPro版に搭載されるCPUが「Gemini Lake」であるということですね。ウインタブ的にはApollo Lakeでもまだまだ旬、という気がしていたのですが、さすが中華、早くも新世代のCPUを採用してきました。気になるのはApollo Lake機からどのくらい処理性能が向上しているか、という点ですが、それだけではありません。Gemini LakeはWi-Fi機能も内蔵しているという特徴もあるため、SurBookもLTEモデルが登場するのかもしれません。詳細情報を待ちたいところです。
2.Hi 9 Air
Chuwi Hi 9は8.4インチでタブレット製品としてはスペックが高く、でもまだ通販サイトでは「プレオーダー」というステイタスになっている、バリバリの新製品です。しかし、早くもその後継機種(あるいは上位機種)が登場します。「Hi 9 Air」という名称で、OSにAndroid 8.0を搭載しているとのことですが、今のところ詳細情報はありません。ただ、「Air」ですから、iPadクローン的な内容(薄型でアスペクト比4:3)になっているような気がします。
2017年後半から中華の世界では比較的スペックの高いAndroidタブレットが続々と登場しており、Hi 9 Airもより高い性能と、より品質の良い筐体を採用してくると思います。なので、こちらも期待ですね!
このほか、「GBox Pro」という、Core i5搭載のミニPCの出展も予告されていますが、残念ながらまるっきり見当がつきませんので、この記事では割愛しますw
3.【おまけ】CoreBookがお買い得に!
CESについては非常にぼんやりした情報でしかないんですが、こちらは現実的なお話になります。現在クラウドファンディング「INDIEGOGO」に出品されているCore m搭載2 in 1(あえて言えばHUAWEI MateBook Eクローン)の「CoreBook」についてです。どうやら順調に出資が集まり、総額で20万ドルを突破したようで、それを記念してお買い得モデル(クラウドファンディングなのに通販サイトと同じ感覚ですなあ)が用意されました。
この製品はCPUにCore m3-7Y30、RAM6GB、ストレージ128GB eMMCというのが当初の出品内容だったんですが、これがCPU:Core m3-7Y30(変更なし)、RAM:8GB、ストレージ:128GB SSDにアップグレードされるとのこと。この構成でキーボード、スタイラスペンがついて459ドル(約5.2万円)ということなので、確かにお買い得です。また、CHUWI製品の品質を考慮すれば、十分「買い」でいいかもしれません。というか、本当にもう、クラウドファンディングの趣旨から外れまくっていて、おかしさがこみ上げてきますし、中国メーカーのバイタリティには感心してしまいます。
コメント
どこかのパクリみたいな名前つけるのそろそろやめてほしい
こんにちは、コメントありがとうございます。全くその通りだと思います。ネーミングがパクリになっている時点で製品評価も下がっちゃいますよね。