こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。NECのLAVIE Hybrid ZEROシリーズは小型軽量のモバイルノートPCシリーズ(ディスプレイが360度回転するので2 in 1ともいえます)なので、本来積極的に紹介記事を書いていくべきなのですが、なんとなく書きそびれていました。しかし、2016年1月6日から米国ラスベガスで開催される予定のCES(コンシューマエレクトロニクスショー)にて、「新モデル(正確には参考出品の位置づけ)」が発表される、ということなので、紹介したいと思います。まだモデル名も明らかになっていないんですけどね。
1.スペック
CPU: Intel Core m(Skylake世代)
ディスプレイ: 11.6インチ
バッテリ: キーボードにセカンドバッテリーを搭載
Webカメラ: インテル® RealSence™ 3Dカメラ フルHD解像度(1080p)対応
サイズ: タブレット部分が500 g以下、キーボード込みで1 kg以下
素材: マグネシウムリチウム合金
発売日:2016年春モデルとして発売予定
現在公表されているのはこれだけです。脳内補完すると、OSはもちろんWindows 10の64ビット、RAMは4GB~8GB、ストレージはSSDで128GBから256GB、ってところでしょうか。CPUと筐体素材からしてそれなりのスペック、それなりの価格にはなりそうなので、Surface Pro 4のライバルになりそうなレンジの製品でしょうね。
2.筐体
ウインタブとしてこの「新モデル」で一番うれしいと思ったのはキーボードが分離することです。つまり、タブレットとしても使える、ということですね。LAVIE Hybrid ZEROシリーズは抜群の軽さを誇るノートPCラインですが、キーボードは分離せず、ディスプレイが360度回転するタイプの製品でした。しかし「新モデル」はそうじゃありません。
残念ながら公開されている画像が少なくて、文字ばかり、感覚的な話ばかりになってしまうのですが、次に「さすが」と思えるのは筐体の軽さです。スペックのところで書きましたが、11.6インチサイズでタブレット部分の重さが500 g以下、というのはすごいことだと思います。東芝のdynaPad N72が12インチでタブレット部分579 gというのもすごいと思いましたが、この「新モデル」はそれ以上ですね。500 g以下というのは10インチタブレットでもめったに見かけません。また、キーボード込みでの重さが1 kg以下ということはキーボード部分がそれなりには重い、ということを意味しますが、これはキーボード部分にセカンドバッテリーを搭載しているから、ということのほかに、ノートPCとしての安定した使用感を重視したことが理由と考えられます。キーボード側がある程度重くないとノートPCとして安定した使い方ができない(ディスプレイ角度を大きくするとひっくり返ってしまいます)んですよね。富士通とかNECはそういう細かいチューニングにこだわる会社だと思っています。
筐体色は公表されている限りブラックとシルバーの2色です。上の画像はシルバーですが、配色を見るとノートPCっぽいですね。
3.価格、発売日は未定
この「新モデル」は「2016年春モデルとして発売予定」ということ以外、なんにもわかりません。春モデルなんで2月とか3月までには正式に発表されると思います。現在公開されている情報だと、とにかく軽量であることが最も魅力的に感じられますが、NECなので細部の仕上げもかなり凝ったものになりそうですね。ただ、その分価格は結構高いんだろうなあ、という気はします。残念ながらウインタブはNECや富士通、東芝といった大手メーカーの製品は実機を試用させてもらえる可能性が皆無なのですが、発売されたら家電量販店にでも見に行きたいと思っています。
4.関連リンク
LAVIE Hybrid ZEROシリーズ11.6型デタッチャブルノートPCの新モデルを米コンシューマエレクトロニクスショーに参考出展:NECパーソナルコンピュータ プレスリリース
コメント
タブレット部分は、既にビジネスモデルでは、昨年末に発表されているものと同型のようですね。
# IS12T で見ているので細部の比較ができず。
360度回転という事は、キーボード部分が進化したと取れます。
さすがですね。
昨年の10月に発売されたビジネスモデルを確認しました。
http://jpn.nec.com/products/bizpc/versapro/vs2/index.html
タブレット部分も、かなり違いますね、すみません。
本記事のコンシューマーモデルはタブレット部分が薄く、チープな印象を受けます。
ビジネスモデルのキーボードは、ドック機能があるので魅力的だったのですが、満足のゆくカスタマイズをしたら、20万近くにもなり NTT-X Store での前モデルにしました。
昨年末にバッテリーの20%の小型化に成功した記事がどこかにあったので、意欲的に採用したのかも知れません。
前モデルでも液晶部の輝度調整が素晴らしく、普通の使い方であれば、10時間は軽く持ちます。
いずれにせよ、このコンシューマーモデルは楽しみです。
禿しいベイさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私も実機を見ていませんが、たぶんVersaよりも数段質感は上のような気がします。このサイズで500g以下、マグネシウム合金というのはすごそうですよ。