MSIのゲーミングノート「Sword 15 A11U」をご紹介します。この製品は5月18日に他の製品と一緒に発表され、その際の紹介記事で製品概要をごく簡単に記載済みなのですが、MSIとしては非常に珍しい「ホワイトの筐体」と、「ちょっと変わった製品名」なので、もう一度製品の詳細を確認したいと思っていました。現在ではMSIストアでの販売もスタートしていますので、価格等も含め、あらためてご案内したいと思います。
1.Sword 15 スペック
スペック表
Sword 15 | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Core i7-11800H |
GPU | NVIDIA GeForce 3050 |
RAM | 16GB(最大64GB) |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920×1,080) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB 3.2 Gen1 Type-C、USB3.2 Gen1 × 2、USB2.0、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 53.5Whr/4,562mAh |
サイズ | 359 × 259 × 24.9 mm |
重量 | 2.2 kg |
バリエーションモデル
6月14日現在、上記スペック表の単一バリエーションです
※MSIストア専売モデル
コメント
とにかく「見た目が違う」MSI製品だと思います。イラストレーター長野 剛氏とのコラボモデルとされ、ネーミングも「Sword」というカッコいいものになっています。
CPUは第11世代(Tiger Lake-H)の最新型番、Core i7-11800Hです。このCPU、なんと8コア16スレッドなんですよね。ウインタブではまだ実機をテストしていませんが、おそらく従来のCore i7よりもかなりのパフォーマンスアップを果たしていると思います。
GPUも最新型番のGeForce RTX3050です。RTX3060の下位モデルとなりますが、リアルタイムレイトレーシングとDLSSに対応し、従来型番のGTX1650Tiに対し120%の性能アップ(3D Mark・Time Spyのスコア。MSIの製品ページより引用)を果たしているとのことです。
RAMは16GB、MSI指定販売店で最大64GBまでの増設が可能です。また、ストレージは512GBで、拡張用の空きスロットについての説明はありませんでしたが、M.2 NVMeということなので、こちらも換装は可能と思われます。
ディスプレイは15.6インチのFHD解像度で、リフレッシュレートについての説明がなかったため、おそらく60 Hzと思われます。
2.Sword 15 筐体
正面から見たところです。横幅が360 mmを切っているだけあって、左右のベゼルは細くなっています。一方で上下ベゼルは太めですね。特に上部ベゼルは形状がゲーミングノートっぽくなっています。
天板です。Sword 15 A11Uの筐体色は「ピュアホワイト」といいますが、その名の通り純白といっていいくらいのキレイな白です。MSIのゲーミングノートは「ほとんど黒い」と思っていましたので、この筐体色にはちょっとびっくりしました。
キーボードです。ここも雰囲気が違ってますねー。バックライトは「ブルーのシングルカラー」です。つまり、この色にしか光りません。ホワイトの筐体色とあわせ、ちょっとゲーミングノートっぽくはないですね。
この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列となります。また、15.6インチノートとしてはオーソドックスと言えるテンキー付きキーボードです。また、メーカーサイトには「堅牢な金属製のシールドに組み込まれており」という説明もありましたので、MSIの他の製品と同様、非常に堅牢なものになっていると思います。
側面と入出力ポートの配置です。もちろん有線LANポートはついていますが、ゲーミングノートとしては特に充実しているほうでもないですね。また、Sword 15 A11UのUSB Type-Cポートは映像出力に対応していませんので、外部モニター出力はHDMIからのみ可能です。
3.Sword 15 筐体
MSI Sword 15 A11UはMSIストア限定モデルで、6月14日現在の価格は税込み155,800円です。この価格はMSIのゲーミングノートとしては低価格な部類で、最新のCPU、GPUと搭載するニューモデルとしては比較的購入しやすくなっていると思います。
ホワイトの筐体はMSIとしては珍しく、ゲーム専用機としてだけでなく、クリエイターやビジネスマンにも向くデザインなので、幅広いユーザー層に、幅広い用途に使える製品と言えるでしょう。
4.関連リンク
Sword 15 A11U:MSI公式サイト 製品紹介
Sword-15-A11UC-069JP:MSIストア