MSI Summit E13 Flip Evo A12M － Alder Lake-Pに大容量メモリーとSSDを搭載、ハイエンドなモバイル2 in 1

MSIがコンバーチブル2 in 1「Summit E13 Flip Evo A12M」を発表しました。MSIだけにスペックが非常に高く、第12世代（Alder Lake）のCore i7を搭載し、RAMやストレージも大容量です。また、筆圧に対応するペンも付属しますので、ビジネスに、クリエイティブワークに、そして（たぶん）ゲームにと、幅広い使い方ができそうな製品です。

この製品、ウインタブでは従来モデルを2回実機レビューしていまして、従来モデルとニューモデルで筐体はほぼ同じ（ただし、ポート構成が一部変更になっています）と思われますので、筐体品質等についてはこちらのレビュー記事をご参照下さい。この記事では主にスペックと価格についてご説明します。

MSI Summit E13 Flip Evoの実機レビュー － 高い性能と上質なデザインを両立した13.4インチ・コンバーチブル2 in 1
※筐体色ピュアホワイト、Core i7モデル
MSI Summit E13 Flip Evoの実機レビュー － 高級感あふれる「インクブラック」の高性能ビジネス2 in 1
※筐体色インクブラック、Core i5モデル

1.Summit E13 Flip Evo A12M 概要

スペック表

バリエーションモデル

4月8日現在、上記スペック表の単一バリエーションです。後日Core i5モデルなどのバリエーションモデルが追加される可能性があります。

コメント

この製品は「モバイルPCとしては最新かつハイエンド」なスペックになっています。OSはPro版でCPUは第12世代のCore i7-1280Pです。型番末尾PのAlder Lakeについては、先日Dynabookが搭載PCを発売していますが、Dynabookの製品に使われているのは「Core i7-1260P」で、この製品とは型番が異なります。

Core i7-1260Pは12コア（Pコア4、Eコア8）16スレッド、Core i7-1280Pは14コア（Pコア6、Eコア8）20スレッドですから、常識的には1260Pよりも1280Pのほうが高いパフォーマンスになるものと思われます。

RAMは32GB、SSDは1TBと、相当に大きな容量になっていますし、ともに高速な規格が使われています。

ディスプレイは13.4インチで解像度は1,920 × 1,200（画面の縦横比16:10）、コンバーチブル2 in 1筐体なのでタッチ対応し、4,096段階の筆圧に対応するMSIペン（Microsoft Pen Protocol）が使えます（ペンも付属します）。そして、このディスプレイ、リフレッシュレートが120 Hzです。

外部GPUの搭載こそないものの、CPU、RAM、SSD、そしてディスプレイ構成を見る限り、オンラインゲームのプレイにも向くように思われます。ただし、薄型筐体なので、長時間のゲームプレイに耐えられるような発熱対策が出来ているのか、またAlder Lake-Pはどのくらいの発熱量なのか、といった点が不透明なので、これ以上はなんとも言えません。

ニューモデル（クリックで拡大します）

従来モデル（クリックで拡大します）

この製品、筐体サイズや重量、また外観がほとんど変わっていないのですが、入出力ポートの構成が変更になりました。USB Type-Cポートが1つ減り、かわりにHDMIポートが追加されました。どちらがいいのかはなんとも言えないですね。

4月8日現在、筐体色は「インクブラックのみ」です。従来モデルに設定のあった「ピュアホワイト」はいまのところありませんが、おそらく後日追加されるだろうと思います。

2.Summit E13 Flip Evo A12M 概要

MSI Summit E13 Flip Evo A12MはMSIストアにて予約販売中（発売は4月下旬）で、価格は税込み269,800円です。非常にスペックの高い製品ということもあり、ビジネスモバイルノートとしては結構なお値段ですね。

機会があればウインタブとしてもぜひ実機レビューをさせていただきたいと思っていますが、ほとんどの用途で満足できるような製品と言えるでしょう。

3.関連リンク

Summit E13 Flip Evo A12M：MSI公式サイト 製品ページ
Summit-E13FlipEvo-A12MT-038JP：MSIストア