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MSI Stealth A16 AI+ A3XV/Summit A16 AI+ A3HM - MSIのCopilot+ PC、16インチの製品はRyzen AI 300シリーズ搭載です

MSI Summit A16 AI+ A3HM

MSI Summit A16 AI+ A3HM

MSIがノートPC「Stealth A16 AI+ A3XV」、コンバーチブル2 in 1 PC「Summit A16 AI+ A3HM」を発表しました。ともに16インチのディスプレイを搭載し、CPUはCopilot+ PCの要件を満たすRyzen AI 300シリーズです(2機種とも11月下旬にCopilot+ PCとして認定される予定)。

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先に製品紹介記事を掲載した「Prestige 13 AI+ Evo A2VM」「Summit 13 AI+ Evo A2VM」もCopilot+ PC(予定)ですが、MSIはCopilot+ PCでは「13.3インチでCore Ultraシリーズ2を、16インチではRyzen AI 300シリーズ」を選んだ、ということです。

Stealth A16 AI+ A3XV

MSI Stealth A16 AI+ A3XV

スペック表

  Stealth A16 AI+ A3XV
OS Windows 11 Pro
CPU AMD Ryzen AI 9 HX 370
外部GPU NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU
RAM 32GB(LPDDR5X, オンボード)
ストレージ 1TB SSD(M.2 NVMe)
※M.2 NVMe(PCIe Gen4)専用空きスロット ×1
光学ドライブ なし
ディスプレイ 16インチOLED (2,560 x 1,600) 240Hz
ネットワーク Wi-Fi 7(11be)、Bluetooth 5.4
入出力 USB4 Type-C(映像出力、PD対応)、USB3.2 Gen2 Type-A × 2、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(207万画素)顔認証対応
バッテリー 99.9WHr(動画再生 最大12時間)
サイズ 355.8 × 259.7 × 19.95 mm
重量 2.1 kg

Stealth A16 AI+ A3XVはゲーミングノートですが、歴代のStealthシリーズは薄型で高級感のある落ち着いた筐体デザインになっているのが特徴で、ハイエンドなビジネスノート、クリエイターノートとしても違和感なく使えます。

OSはPro版、CPUはRyzen AI 9 HX 370です。このあとご紹介するSummit A16 AI+ A3HMが搭載するRyzen AI 9 365と同様にRyzen AI 300シリーズ(Zen5アーキテクチャ、 RDNA3.5 グラフィックス)の最新型番で、AI処理チップNPUのパフォーマンスは最大50TOPSとCopilot+ PCの要件を満たします。Ryzen AI 9 HX 370は12コア24スレッド、内蔵GPUはRadeon 890M、Ryzen AI 9 365は10コア20スレッド、内蔵GPUはRadeon 880Mです。もはやあまり参考にならない気もしますが、Passmarkが公表しているCPUベンチマークスコアは下記の通り。

Ryzen AI 300シリーズのベンチマークスコア

Stealth A16 AI+ A3XVは外部GPUにGeForce RTX4070を搭載しています。なので、ライトゲームであればGeForceを使わず(Ryzen AI 300シリーズならライトゲームを高画質で動かせると思います)に消費電力を抑えることができ、重量級ゲームではGeForceを使って快適なゲームプレイが楽しめます。

RAMは32GB(オンボード)でSSDは1TBですが増設用にM.2 スロットの空きがあります(ただし、MSI製品はDIYで筐体を開口すると保証が切れますので、増設の際はMSI公認サポート店に作業を依頼することになります)。

MSI Stealth A16 AI+ A3XV

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ディスプレイは16インチの有機ELで解像度は2,560 x 1,600、リフレッシュレートも240Hzと高速です。また、発色品質も非常に高く「DisplayHDR True Black 600、DCI-P3相当」と開示されていますので、クリエイターの利用にも向きます。

MSI Stealth A16 AI+ A3XV
筐体はマグネシウム合金製で筐体色は「コアブラック」、見た目は落ち着いた感じがしますが、天板のロゴはゲーミングPCの証とも言える「ドラゴンロゴ」が使われています。また、高級オーディオメーカー「DYNAUDIO」とのコラボによる「2スピーカー4ウーファー」を搭載していますので、音質に期待ができます。

MSI Stealth A16 AI+ A3XV
キーボードはSteelSeries製でPer-Key RGBバックライト搭載です。「Per-Key」なので、個々のキーをお好みのバックライト色に設定できますし、おとなしめに「すべてホワイト」にすることもできます。

MSI Stealth A16 AI+ A3XV

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側面と入出力ポートの配置です。16インチサイズの割にUSBポートの数は少なめですが、USB Type-CポートがUSB4規格で映像出力とUSB PDに対応します。また、有線LANポートもついています。

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MSI Stealth A16 AI+ A3XVはMSI公式ストアとパソコンSHOPアークで販売中です。価格はMSI公式ストアで439,800円、アークで395,800円です。そもそもアークのほうが価格が安く、注文時に構成のカスタマイズができますので、買うならアークかな、と思います。…MSIでもハイエンドクラスの製品なので安くはないですけどね…。

販売サイト:
Stealth-A16-AI+A3XVGG-6303JP:MSI公式サイト
Stealth-A16-AI+A3XVGG-6303JP:パソコンSHOPアーク(MSI公認サポート店)

Summit A16 AI+ A3HM

MSI Summit A16 AI+ A3HM

スペック表

  Summit A16 AI+ A3HM
OS Windows 11 Pro
CPU AMD Ryzen AI 9 365
GPU なし
RAM 32GB(LPDDR5X, オンボード)
ストレージ 1TB SSD(M.2 NVMe)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 16インチ(2,560 x 1,600)165Hz, タッチ
ネットワーク Wi-Fi 7(11be)、Bluetooth 5.4
入出力 USB4 Type-C(映像出力、PD対応)× 2、USB 3.2 Gen2 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー
カメラ Webカメラ(207万画素)顔認証対応
バッテリー 82Whr(動画再生 最大11時間)
サイズ 358 × 258.55 × 17.35 mm
重量 2.1 kg

コメント

Summit A16 AI+ A3HMはMSIの分類上ゲーミングノートではなく「ビジネス&ライトクリエイターノート」です。しかし、外部GPUの搭載こそないもののスペックは高く、OSはPro版でCPUはRyzen AI 9 365、RAM32GB、SSD1TBと文句なしの構成です。Ryzen AI 9 365はまだウインタブでレビューをしていませんが、PCゲームや各種クリエイティブワークにも十分使えるくらいの性能になっていると思います。

MSI Summit A16 AI+ A3HM
コンバーチブル2 in 1筐体なのでディスプレイはタッチ対応し、筆圧対応(Microsoft Pen Protocol 2.6)のペン入力も可能です。また、ペン(MSI Pen 2)も付属します。解像度は2,560 x 1,600でリフレッシュレートは165Hzと高く、メーカーサイトに詳しい説明はありませんでしたがIPS相当の液晶が使われていると思います。

MSI Summit A16 AI+ A3HM
筐体素材について説明はありませんでした(おそらくアルミ合金製かと)。筐体色は「インクブラック」でMIL規格(MIL-STD-810H)準拠のテストをクリアしていますので、堅牢性も高いです。あと、上にご紹介したStealth A16とは異なり、天板のロゴはビジネスタイプのものが使われています。

MSI Summit A16 AI+ A3HM

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側面と入出力ポートの配置です。16インチサイズのノートPCとしてはややポート数が少なく感じられますが、映像出力とUSB PD対応のUSB4ポートが2つあり、microSDカードリーダーもついています。

MSI Summit A16 AI+ A3HMは10月25日の発売予定で、MSI公式ストアやパソコンSHOPアークで予約販売がスタートしています。価格はMSI公式ストアで309,800円、アークで278,800円です。アークでは注文時のカスタマイズができます(と言っても主要構成ではストレージくらいですけど)し、価格も安いのでおすすめです。というか、このシステム構成と筐体構造で278,800円というのは結構お買い得なのでは?と思いますね。

販売サイト:
Summit-A16-AI+A3HMTG-6203JP:MSI公式ストア
Summit-A16-AI+A3HMTG-6203JP:パソコンSHOPアーク(MSI公認サポート店)

執筆者:ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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