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MSI Stealth 15 A13V - GeForce RTX40シリーズと4Kディスプレイを搭載する薄型ゲーミングノート

MSI Stealth 15 A13V
MSIが発表したニューモデルから、今回は15.6インチノート「Stealth 15 A13V」をご紹介します。この製品の従来モデル「Stealth 15M B12U」はウインタブで実機レビューをしており、少し長い期間お借りできたこともあって家族でオンラインゲームを楽しんだり、カフェに持ち込んで使ってみたりと、いろいろなことを試していまして、個人的にはちょっと思い入れもあります。

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ニューモデルとなったStealth 15 A13V、あちこち手が入り、さらに魅力を増しています。

1.Stealth 15 A13V スペック

スペック表

  Stealth 15 A13V
OS Windows 11 Home/Pro
CPU Intel Core i7-13620H
外部GPU GeForce RTX4050 Laptop GPU(6GB)
GeForce RTX4060 Laptop GPU(6GB)
GeForce RTX4060 Laptop GPU(8GB)
RAM 16GB/64GB(DDR5, 最大64GB)
ストレージ 1TB M.2 NVMe SSD
M.2 NVMe(PCI-e Gen4)専用空きスロット×1
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチ(3,840 x 2,160)120Hz
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2
入出力 USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力,PD対応)、USB3.2 Gen2 Type-C(データのみ)、USB3.2 Gen2 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(92万画素)
バッテリー 53.5 Whr(最大6時間)
サイズ 358.3 × 247.9 × 19.9 mm
重量 2.1 kg

バリエーションモデル

・A13VF-2603JP:Pro/RTX4060/64GB
・A13VE-769JP:Home/RTX4050/16GB
・A13VF-013JP:Home/RTX4060/16GB
 ※左からOSバージョン/GPU/RAM
 ※CPUとSSDは全モデル共通

コメント

CPUのCore i7-13620Hは第13世代(Raptor Lake)の新型番で、この先の高性能ゲーミングノートに搭載例が増えると思われるCore i7-13700Hとはコア数/スレッド数などが異なります。13620Hが10コア(Pコア6、Eコア4)16スレッドであるのに対し、13700Hは14コア(Pコア6、Eコア8)20スレッドなので、パフォーマンスでは13700Hに一歩譲ると思われます。

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GPUは1月にリリースされたばかりの新型番、GeForce RTX4050/RTX4060 Laptop GPUです。また、RAMは16GBのモデルと64GBのモデルが設定されていて、ちょっとギャップが大きい感じですね。標準で32GBという設定はありません。SSDは全モデル1TBで、M.2 スロットの空きが1つあります。RAM/SSDともMSI公認サポート店で増設や換装が可能です(DIYでも増設・換装ができますが、その場合はメーカー保証が切れます)。

ディスプレイは4K(3,840 × 2,160)解像度でリフレッシュレートは120Hzです。

ここまでのスペックを見ると、ゲーミングPCとしてハイエンド、という感じではなく、ゲームにもクリエイティブワークにも、そしてビジネスにも向く「オールラウンドな高性能PC」という雰囲気ですね。特に「4K解像度でリフレッシュレート120Hzのディスプレイ」というのがその性格をよく物語っているように思われます。

2.Stealth 15 A13V 筐体

MSI Stealth 15 A13V
外観は従来モデルから大きくは変わっていないように見えます。しかし、タテ・ヨコサイズはほぼ同じ(厳密にはコンマ何ミリか変わっています)ですが、厚さが2.9 mm増し、重量が0.3 kg増加しました。

MSI Stealth 15 A13V
天板です。筐体素材は金属製と思われます。また、従来モデルからMSIロゴの形状が変わり、他のMSI製品と同じものになりましたが、角度をつけてみると虹色に光る、という点は従来モデルと同じです。筐体色は従来モデルと同じ「コアブラック」です。

MSI Stealth 15 A13V

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筐体の厚みと重量が増したのはおそらく冷却システムの変更が理由でしょう。従来モデルの「Cooler Boost 5」から「Cooler Boost Trinity+」になり、冷却ファンが2から3に、ヒートパイプも従来の4からシェアパイプが加わり、5本となりました。

MSI Stealth 15 A13V
15.6インチサイズながらキーボードはテンキーレスです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「シングルカラーバックライト内蔵テンキーレス日本語キーボード」と開示されています。キーレイアウトは従来モデルから変わっていないのですが、従来モデルはSpectrumバックライト(カラフルなバックライトですが、個々のキーのバックライト色は固定でした)だったのに対し、ニューモデルではホワイトのシングルカラーバックライトになっています。

また、パームレスト両端にスリットがありますが、これはスピーカーです。Stealth 15 A13Vは高級オーディオメーカー「DYNAUDIO」とのコラボレーション開発によって誕生した高音質スピーカーサウンドシステムを搭載しており、スピーカー位置も底面からこの位置に変わりました。音質にはかなり期待できそうです。

MSI Stealth 15 A13V

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側面と入出力ポートの構成です。従来モデルから配置がガラッと変わりました。USBポートは合計で4つ、すべてGen2規格(伝送速度10Gbps)で、残念ながらThunderbolt 4の搭載はありません。一方で、従来モデルにはなかった有線LANポートがつきました。

3.Stealth 15 A13V 価格など

MSI Stealth 15 A13Vは2月22日の発売予定で、バリエーションモデルによって販売店(販売サイト)が異なります。価格は下記の通り。

・A13VF-2603JP:Pro/RTX4060/64GB:309,800円(MSIストアのクーポン価格)
・A13VE-769JP:Home/RTX4050/16GB:269,800円(PCショップアーク)
・A13VF-013JP:Home/RTX4060/16GB:279,800円(アプライド)
 ※税込み価格
 ※カッコ内は価格を参照した販売サイト

MSIはこの春非常に多くのノートPCを発表しており、その中には「純粋ゲーム特化」のモデルもありますし「1キロを切るビジネスモバイルノート」もあります。その中にあってStealth 15 A13Vは「ゲームもクリエイティブワークもビジネスも」快適にこなせる万能ノート、という位置づけになると思います。価格は20万円台半ば以上と少々お高いですが、CPUやGPUの性能や4Kディスプレイ、そして引き締まった筐体デザインと、ぜひメインPCとして使ってみたくなる製品だと思います。

4.関連リンク

A13VF-2603JP(RTX4060/64GB):MSIストア
A13VE-769JP(RTX4050/16GB):PCショップアーク
A13VF-013JP(RTX4060/16GB):アプライド

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