MSIがゲーミングノート「Raider GE68 HX 13V / GE78 HX 13V」を海外で発表しました。Raider GEシリーズは日本でも展開されており、MSIのゲーミングノートとしてはハイエンドクラスの製品です。従来モデル「Raider GE67 HX / Raider GE77 HX」から筐体が新しくなり、もちろん最新のCPU/GPUを搭載しています。
目次
1.Raider GE78 HX/GE68 HX スペック
スペック表
Raider GE68/GE78 HX 13V | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | GE78:Intel Core i9-13980HXなど GE68: Intel Core i9-13950HXなど |
外部GPU | GE78:GeForce RTX4070/RTX4080/RTX4090 GE68:GeForce RTX4060/ RTX4070 ※すべて”Laptop GPU” |
RAM | 最大64GB(DDR5, 2スロット) |
ストレージ | M.2 NVMe PCIe Gen4 SSD ※M.2 NVMe PCIe Gen5 Compatible |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | GE78: 17インチ(2560×1600), 240Hz, IPSレベル 17インチ(1920×1200), 165Hz, IPSレベル GE68: 16インチ(2560 x 1600), 240Hz, IPSレベル 16インチ(3840 x 2160), 120Hz, IPSレベル 16インチ(1920×1200), 165Hz, IPSレベル 16インチ(2560 x 1600), 165Hz, IPSレベル |
ネットワーク | Wi-Fi6E、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB 3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)× 2、USB 3.2 Gen2 Type-A × 2、HDMI(8K@60Hz、4K@120Hz)、LAN(RJ45)、オーディオジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(FHD)顔認証対応 |
バッテリー | 99Whr |
サイズ | GE78:380 x 298 x 23 mm GE68:357 x 284 x 22.20-27.85 mm |
重量 | GE78:3.1 kg/GE68:2.7 kg |
※国内版ではスペックが変わる可能性があります
バリエーションモデル
CPUは第13世代(Raptor Lake)の「HX型番」です。ノートPC用のIntel Coreプロセッサーには「U/P/H/HX」という4つのシリーズがあり、HXというのはその中で最高性能です。また、第12世代から第13世代になるのにあたって、最も大きく手が入れられたシリーズでもあります。MSIのグローバルサイトではCore i9-13980HX(GE78)とCore i9-13950HX(GE68)という2つの型番のみ開示されていましたが、発売にあたってはCore i7のHX型番も設定されると思います。
GPUはGE78がGeForce RTX4070/RTX4080/RTX4090で、GE68がRTX4060/RTX4070となりますので、GE78のほうがより高いスペックになっていますね。
ディスプレイはGE78が17インチ(MSI公式サイトでは17インチとなっていましたが、実際は17.3インチの可能性が高いと思われます)、GE68が16インチで、それぞれスペック表記載の通り複数の解像度・リフレッシュレートのものが設定されています。また、すべてアスペクト比(画面の縦横比)が16:10となりました(従来モデルは16:9でした)。
2.Raider GE78 HX/GE68 HX 筐体
ディスプレイのアスペクト比が変わっているので、当然筐体も変更されています。しかも、結構大きく変わりました。ヒンジ部分の形状も変わり、全体的にスリムになっています。実際に従来モデルよりも2ミリほど薄くなりました。
前面には従来モデルと同様、LEDライトが装備され、ゲーミングノートらしい雰囲気になっています。
ヒンジがやや前方に取り付けられ、後部に大きめのオーバーハングがあります。
ちなみにこちらが従来モデル(GE77)の筐体後部です。「力こぶ」のような突起があり、迫力という点では従来モデルのほうが上と感じられますが、ニューモデルのほうが洗練され、ちょっと高級感が増したような印象ですね。
GE78とGE68は基本的に同じデザインですが、筐体サイズが異なるのでキーボード面が少し異なります。どちらもSteelSeries製のPer-Key RGB Keyboardを搭載していますが、GE78のほうはキーボードの左右にスピーカーグリルがあり、GE68はパームレスト左右にスピーカーグリルがあります。また、GE78のほうは合計で6つのスピーカーを搭載しており、GE68は4スピーカーです。ともに音質には期待できそうです。
側面と入出力ポートの配置です。画像左から右側面、背面、左側面です。GE78とGE68でポート配置は同じ、背面に映像系・通信系のポートが配置されます。また、USBポートは合計で5つあり、うち1つがThunderbolt 4、3つがGen2規格と高速です。
冷却システムはMSI製品ではおなじみの「Cooler Boost」です。
3.Raider GE78 HX/GE68 HX 価格など
1月9日現在、MSI Raider GE68 HX 13V / GE78 HX 13Vの価格や発売時期はわかっていません。MSIは2月2日(台湾時間)にMSIOLOGYというオンラインイベントを開催する予定になっていますので、その際にある程度具体的な発売時期とか価格がわかると思います。日本での発売有無も不明ですが、この製品は従来モデルが日本で販売されていますので、おそらく日本でも発売されると思います。
MSIではトップクラスの実力を備えたゲーミングノートがRaider GEシリーズです。従来モデルの価格が50万円前後で推移していますので、お値段の方もかなり高価になると予想されます…。
4.関連リンク
Raider GE68 HX 13V:MSIグローバルサイト(英語)
Raider GE78 HX 13V:MSIグローバルサイト(英語)