MSIがノートPC「Prestige 16 AI Evo B1M」を発売しました。MSIいわく「ビジネス・クリエイターノート」で、最新のCore Ultraと4K有機ELディスプレイを搭載するハイスペックマシンです。そして、16インチサイズにも関わらず重量が1.59 gと軽量なのも魅力です。
1.スペック
スペック表
Prestige 16 AI Evo B1M(B1MG-1001JP) | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core Ultra 7 155H |
外部GPU | なし |
RAM | 32GB(オンボード, LPDDR5) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2 NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16インチ (3,840×2,400) 60Hz ※DisplayHDR True Black 600、DCI-P3相当 |
ネットワーク | Wi-Fi 7(11be)※、Bluetooth 5.4 法規制により日本国内ではWi-Fi6Eまで対応 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB3.2 Gen2 Type-A、HDMI、SDカードリーダー、オーディオジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(207万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 99.9Whr (アイドル時最大25時間/動画再生時最大12時間) |
サイズ | 358.4 × 254.4 × 18.95 mm |
重量 | 1.59 kg |
コメント
OSはWindows 11 Pro、CPUには話題のCore Ultra 7 155Hを搭載しています。NPUの搭載によりAI処理が大幅に強化され、内蔵GPUもIntel Iris XeからIntel Arcに変わってグラフィック性能が大幅アップと、クリエイティブワークにも適したCPUです。
RAMは32GBでオンボードメモリなので購入後の増設や換装はできません。SSDは1TBと大容量です。
Prestige 16 AI Evo B1Mの魅力はCore Ultraの搭載だけではありません。ディスプレイも4K解像度の有機ELで、ご覧の通り非常に高い発色性能になっています。このディスプレイであればクリエイターの利用にも向きますね。もちろんディスプレイがキレイで文句がある人はいないと思うので、ビジネスマンにも非常に魅力的です。
2.筐体
筐体は新しくなりました。従来モデルに「Prestige 16 Studio A13V」がありますが、筐体サイズが異なります。
Prestige 16 AI Evo B1M:358.4×254.4×18.95 mm/1.59 kg
Prestige 16 Studio A13V:358×258.55×16.85 mm/2.1 kg
タテ・ヨコ・厚さはそれほど大きくは違いませんが、同一筐体とは思えず、重量も大幅に軽くなっています。従来のPrestige 16シリーズが外部GPUのGeForceを搭載していて、このPrestige 16 AI Evoが外部GPU非搭載、というのも関係しているのでしょう。
筐体色も変更され「ステラグレイ」という濃いグレーになりました。また、この製品はゲーミングノートという位置づけではないので、ロゴも「ドラゴン」ではなく、MSIのビジネス系のものになっています。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「シングルカラーバックライト内蔵日本語キーボード」と開示されています。テンキーも装備されています。
ポート配置です。背面にもポートがあり、USBポートは合計で3つ、うち2つがThunderbolt 4、他にはHDMIポートと有線LANポートがあり、(micro規格でない)フル規格のSDカードリーダーも搭載しています。このあたり、クリエイターの利用を意識した構成と言えそうです。
3.価格など
MSI Prestige 16 AI Evo B1MはMSIストア限定販売で、12月18日現在の価格は税込み239,800円です。OSがPro版でCore Ultra 7 155H搭載、ディスプレイが4K有機EL、そして筐体重量が1.59 kgと、非常に素晴らしいパッケージングの製品だと思いますので、この価格には割安感がありますね。