MSIが14インチノート「Prestige 14 H B12U」を発表しました。製品名に「14」とあるように14インチサイズの製品ですが、ウインタブで先日実機レビューをした13.3インチのPrestige 13 Evo A12Mとは全然製品特性が異なります。Prestige 13のほうは重さ1キロを切る超軽量モバイルノート、今回ご紹介するPrestige 14は外部GPUを搭載し、高負荷なビジネス利用やクリエイティブワークに向く製品です。
1.Prestige 14 H B12U スペック
スペック表
Prestige 14 H B12U | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i7-12650H |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX2050 Laptop GPU |
RAM | 32GB(LPDDR5, オンボード) |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ (1,920 x 1,200) 60Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C(Thinderbolt)× 2、USB3.2 Gen2 Type-A、HDMI、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(207万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 72Whr |
サイズ | 314×227.5×17.9mm |
重量 | 1.49 kg |
コメント
5月12日現在、Prestige 14 H B12Uは上記スペック表の単一バリエーションです。CPUは第12世代の高性能タイプ(H型番)、Core i7-12650Hで外部GPUにはGeForce RTX2050を搭載しています。エントリークラスのゲーミングノート並み、という感じですね。
RAMは32GBと大容量でオンボードメモリのため購入後の増設、換装はできません。SSDも1TBです。RAMもSSDも他の容量が選べないのですが、ビジネスマンであればこの容量で「足りない!」という人は多くないでしょう。
ディスプレイは14インチ、1,920 × 1,200解像度(アスペクト比16:10)、ノングレア(非光沢)タイプでsRGB相当の発色品質です。ただし、リフレッシュレートは60Hzにとどまります。
2.Prestige 14 H B12U 筐体
正面から見たところです。筐体サイズは14インチノートとして大きいほうではないものの、上部ベゼルはやや厚めです。一方、トップ画像を見ていただくとわかりやすいのですが、リフトアップヒンジ(ヒンジ開口時に天板の後部が底面に潜り込み、キーボード面に適度な角度がつく構造)を採用しているため、下部ベゼルは細めです。
天板です。MSI製品は割と黒っぽい筐体のイメージがありますが、この製品の筐体色は「アーバンシルバー」です。天板中央のロゴはおなじみのドラゴンではなく、ビジネスPC用のものが使われています。仕事用、という感じですね。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「シングルカラーバックライト内蔵テンキーレス日本語キーボード」と開示されています。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で3つ、うち2つがThunderbokt 4と高規格です。ただし、DC-INジャックはないので、2つのThunderbolt 4ポートのいずれかを使って充電/給電します。
3.Prestige 14 H B12U 価格など
MSI Prestige 14 H B12UはMSI公式ストアで5月18日の発売予定ですが、すでに予約販売がスタートしています。5月12日現在の価格は税込み189,800円です。ビジネス系のノートPCとしては非常に性能が高く、PC負荷の高い作業をされる人も安心できる製品だと思います。また、ディスプレイもsRGB相当ということなので、クリエイティブワークにも良さそうです。
ちょっと微妙なのが重量ですね。1.49 kgというのはモバイルノートとして使える水準だと思いますが、できればもう少し軽いと良かったかも。…まあ、外部GPU搭載機ですし、これでも十分健闘しているとは思います。
4.関連リンク
Prestige 14 H B12U:MSI公式サイト 製品紹介
Prestige-14H-B12UCX-1801JP:MSI公式ストア