MSIが15.6インチのゲーミングノート「GF65 Thin」の新しいバリエーションモデルを発売します。型番は「GF65-10UE-258JP」と「GF65-10SDR-1278JP」といい、MSIとしては比較的購入しやすい価格帯の製品です。
1.スペック
スペック表
MSI GF65 Thin | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Core i7-10750H |
外部GPU | NVIDIA GeForce GTX1660Ti GeForce RTX3060 |
RAM | 16GB(最大64GB) |
ストレージ | 512GB SSD(換装・増設可) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920 x 1,080)144Hz |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB3.2 Gen1 Type-C ×2、USB3.2 Gen1 Type-A ×2、HDMI、オーディオジャック(Hi-Res対応)、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 51Wh (4,500mAh) |
サイズ | 359×254×21.7 mm |
重量 | 1.86 kg |
コメント
今回発表された2モデル、「GF65-10UE-258JP」がGPUにGeForce RTX3060を、「GF65-10SDR-1278JP」がGeForce GTX1660Tiを搭載しますが、それ以外の構成は同一です。
RAMは標準で16GB、ディスプレイのリフレッシュレートも144 Hzと、ゲーミングノートにふさわしい構成になっていますし、RAMは最大で64GBまで増設可能、ストレージもM.2 NVMeの空きスロットが1つありますが、MSI製品はユーザーが筐体を開口してDIYでRAMやストレージの増設をすると保証が切れてしまいますので、基本的にはMSIの指定販売店に作業を依頼することになります。
MSIのゲーミングノートは「Cooler Boost」という冷却システムを搭載しています。GF65 Thinの冷却システムは「COOLER BOOST 5」といい、2つの冷却ファンと6本のヒートパイプを備えています。長時間の3Dゲームでも発熱による性能低下を抑え、快適なゲームプレイが楽しめます。
通信周りではWi-Fi6に対応し、USBポートも合計で4つ(ただしThunderboltは搭載していません)、イヤホンジャックはハイレゾ対応となっています。
また、サイズも15.6インチのゲーミングノートとしてはやや薄型で重量も1.86 kgと軽めなので、気軽にLANパーティーなどに持ち込んで使うこともできそうです。
2.筐体
筐体は基本的に従来のGF65 Thinから変わっていません。左右のベゼルは細く、上部はゲーミングノートらしく、やや尖ったデザインになっています。
天板です。筐体素材は開示されていませんでした。ロゴはMSIのゲーミングノートではおなじみのドラゴンロゴ、天板表面にはヘアライン加工が施されています。
キーボードです。15.6インチサイズですがテンキーは装備されていません。事務用だとテンキーがあるほうが便利ですが、ゲーミングノートということもあり、テンキーなしのほうが使いやすいと思います。
バックライトは「シングルカラー」です。つまり「赤だけ」。事務所ではちょっと目立ってしまうかもしれませんね。
3.価格など
MSI GF65 Thin 10U/10Sは5月20日の発売予定で、MSIストアやPCショップアークでは予約販売がスタートしています。5月12日現在の価格は下記の通り。
GF65-10UE-258JP(RTX3060):168,800円
GF65-10SDR-1278JP(GTX1660Ti):129,800円
※税込み価格
個人的には特にGTX1660Ti搭載モデルに割安感がありますね。GF65 ThinはCPUとGPUだけでなく、RAMやストレージの容量、ディスプレイのリフレッシュレート、そして冷却性能が高いので、エントリーゲーマ-から上級ゲーマーまで高い満足感が得られるのではないかと思います。
4.関連リンク
GF65 Thin 10S GF65-10SDR-1278JP:PCショップアーク
GF65 Thin 10U GF65-10UE-258JP:PCショップアーク
※PCショップアークはMSI指定販売店なので、注文時に構成のカスタマイズができます
GF65-10SDR-1278JP:MSIストア
GF65-10UE-258JP:MSIストア
※MSIストアはMSIの公式オンラインストアですが、構成のカスタマイズには対応していません