記事にアフィリエイト広告を含みます

MSI Alpha 15 - CPUとGPUをAMD製で揃えた15.6インチゲーミングノート。価格も低めなのが魅力です

MSI Alpha 15
MSIが15.6インチゲーミングノート「Alpha 15(Alpha-15-A3DDK-006JP)」を発売します。Alpha 15という製品名は従来のMSI PCの名称(型番体系)とは全く異なるもので、ちょっと不思議に感じられたのですが、CPUとGPUにAMD製のものを採用してるんですね。ウインタブではこれまでに多くのノートPCを紹介してきましたが、GPUにAMD製のものを搭載するゲーミングノートというのは記憶にありません。上位クラスのスタンダードノート、モバイルノートだとAMDのGPUを搭載する製品は結構多いんですけどね(例:Lenovo ThinkBook 13sはAMD Radeon 540Xを搭載しています)。

スポンサーリンク

1.スペック

MSI Alpha 15
冒頭に記載した通り、CPU、GPUともAMD製で、CPUはRyzen 7 3750H、GPUはRadeon RX5500M(VRAM4GB)です。Ryzen 7 3750Hは型番末尾に「H」がついている通り、高性能版(高TDP版)のRyzenで、ウインタブでは以前「ASUS ROG Zephyrus G GA502DU」で実機レビューをしたことがあります。このときは正直「イマイチ」なパフォーマンスでしたが、このAlpha 15ではGPUもAMD製になった、ということなので、パフォーマンスも異なるものと思われます。

そのGPUですが、Radeon RX5500Mというのはプロセス 7nmになっている最新のモデルで、MSIでは「FIRST 7 nm TECNOLOGY GAMING LAPTOP」を謳っています。また、ディスプレイではCPUとGPUをAMD製にしたことにより「AMD Freesync(動きの激しいゲームの映像でもティアリングの発生を防ぎ、滑らかな映像表示を実現する技術)」に対応しています。リフレッシュレートも120 Hzと高品質です。

RAMは16GBで、MSI指定販売店で購入する場合、最大で64GBまでの増設が可能、ストレージは512GB SSDで、2.5インチSATA接続の空きスロットがあります。通信系では有線LANにKiller Ethernet E2600が搭載されています(無線はKILLERではありません)。

入出力ポートはゲーミングノートらしく充実していて、Type-Cを含め4つのUSBポート、HDMIとminiDPと、2つの映像出力ポートを備えています。ただし、USB Type-Cポートは映像出力には対応しません。ポートに関しては不足を感じる場面はまずないと思います。

筐体サイズとバッテリーに関してはGP65 Leopard(ウインタブの検証機です)、あるいはGE65 Raiderと同じですね。細部のデザインなどは若干異なる部分もありますが、おそらく同一筐体だと思われます。ただし、GP65はプラスティック筐体、GE65は金属筐体なのですが、このAlpha 15の筐体素材が何であるのかは不明です。

MSI Alpha 15
GP65、GE65と同じ筐体ということは、MSIお得意のCooler Boostは「5」です。GP65を使っているものの意見として、この製品の冷却性能は文句なしのレベルだと思います。

2.筐体

MSI Alpha 15
15.6インチサイズで横幅が360 mmを切っていますので、ベゼル幅は非常に細くなっています。それと、ディスプレイに見慣れないロゴのようなものが映ってますよね?

MSI Alpha 15
Alpha 15は「新シリーズ」ということのようで、ロゴマークが従来のMSI製品とは異なります。グリーンを使うMSI製品というのは(以前はあったのかもしれませんが)見たことがありません。

スポンサーリンク

MSI Alpha 15
天板です。形状はGP65と同じと思われますが、ロゴマークが全然違うので、かなり新鮮に感じられますね。背面の通気口はゲーミングノートらしく巨大で、デザインアクセントにもなっています。

MSI Alpha 15
キーボードです。ご覧のように、この製品のキーボードは「Per Key RGB(個々のキーのバックライト色を変更できる)」になっています。ここもGP65と同じで、SteelSeries製のものが搭載され、ゲームプレイ、またテキストライティングなども快適にこなせます。

MSI Alpha 15
底面もGP65と同じです。画像下側にスピーカー穴が4つあるように見えますが、この製品は2スピーカーです。GP65の使用経験に照らすと、音質はあまり良くありません…。

3.価格など

MSI Alpha 15は11月22日の発売予定で、市場想定価格は155,000円(税込み)前後、となっています。この価格はMSIのゲーミングノートとしては低価格な部類となります。

デスクトップPCのほうでAMDのCPUやGPUを使っている人は少なくないと思います。「AMDファン」を自認する人もいるでしょう。そういう人にはとっても魅力的な製品と言えますが、逆にAMD製品をあまり使った経験がない人だと、「Intelのほうが安心、GeForceのほうが安心」と考えるかもしれません。このへんはなんとも言えないところです。

ただ、価格から考えると「Core i7とGTX1650、できればGTX1660Ti」くらいのパフォーマンスが確保されていれば納得、というのはありますよね?YouTubeで検索してみたら、海外のYouTuberの人がAlpha 15の開封レビューをしていて、さらにパフォーマンス比較もしていましたので、リンクしておきます。

MSI ALPHA 15 REVIEW – World's 1st 7nm AMD Gaming Laptop !
MSI ALPHA 15 – RX5500m Vs GTX 1650 – 7 GAMES TESTED !

これを見ると、GTX1650との比較では「ゲームの種類によって勝ったり負けたり」、GTX1660Tiとの比較でも「たまに勝つ」くらいの性能になっているようです。AMDファンの人はともかく、やはり「MSIとしては安価」というのも大きなポイントだと思いますね。あと、どうでもいいかもしれませんが、ロゴはカッコいいと思います。

4.関連リンク

Alpha 15:MSI公式サイト 製品紹介ページ

スポンサーリンク