マウス MT-WN1003 － マウスの10.1インチで低価格なタブレットが待望のリニューアル！

こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。小型タブレットに関しては鳴りを潜めていた感のあるマウスコンピューターですが、ここにきて10.1インチ Windows タブレット「MT-WN1003」を発売しました！この製品にはキーボードが付属しますが、カバー一体型の簡易タイプで、タブレットメインの活用を意図したものと思われます。「マウスがタブレットを出す」というのは個人的に非常にうれしいニュースです。

1.スペック

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CPUはCherryTrail世代のAtom Z8350、RAMは「（ウインタブと読者的には）ちょっと残念な」2GB、ストレージは64GB、そしてディスプレイはIPS液晶で解像度1,280 × 800と、特に見るべきものはないというか、ごくベーシックな内容になっています。

実は今、前身機である「MT-WN1001」のスペック表と見比べながら記事を書いているのですが、どうやら筐体は共通ですね。サイズは全く同じで、重量がグラム単位で異なる程度です。そのため、入出力ポートの配置（USB 3.0とmicroUSB、miniHDMI）も全く変わりません。しかし、地味に良くなってます。Wi-Fiはa/ac規格に対応し、バッテリー稼働時間もWN1001の6.7時間から8.2時間に伸びました。

2.筐体

筐体ですが、おそらくWN1001と全く同じです。もちろん同じだから悪い、ということはなく、ドスパラのDiginnosタブレットでも3世代くらい同じ筐体が使われていますし、もともとのパッケージングも悪くないんで、これはこれでいいのかな、と。

ただ、ベゼルをもう少し細くするとか、軽量化するとかはあってもよかったかもしれませんね。先代が出てから1年半くらい経ちますし、先代のデビュー時（2015年末に8インチ、8.9インチ、10.1インチ揃い踏みでCPUがCherryTrail化されました）には特に8インチと8.9インチで大幅な小型化、軽量化をしていましたし。

キーボードも従来通り、カバー一体型の簡易タイプです。ただ、「簡易」というのは少し語弊があり、ヒンジがつかないというだけで、キーボードの品質は本格的です。

キーはアイソレーションタイプ、タッチパッド装備でタッチパッドのクリックボタンはマウスらしく左右独立の2ボタンとなっています。本体とキーボードの接続はマグネットなので、ヒンジつきのキーボードのようにディスプレイ角度の調整などは出来ないものの、比較的安定性が高くなっていると思います。

3.価格など

マウス MT-WN1003はマウスコンピューター公式サイトで販売中で、価格は税込み42,984円です。また、OSにWindows 10 Proを搭載する「MT-WN1003 Pro」も同時に発売されており、こちらも同価格となっています。「無印」と「Pro」の相違点ですが、「無印はOSがWindows 10 HomeでOffice Mobile プラス　Office 365 サービス（1年間）が付属し、ProはOSがWindows 10 ProでOfficeサービスは付属しない」という点のみです。

個人利用ならOffice系のサービスが使える無印が、それが不要な場合とか法人利用ならProがいいでしょうね。ここしばらく、マウス製のノートパソコンをレビューする機会に恵まれていますが、この会社は派手なスペックを誇るというよりは、地味に使い勝手を上げるような努力をしていて、ノートパソコンの場合それは例えばバッテリーを着脱式にするとか、11.6インチのモバイルノートだろうとD-subをつけるといった点に現れています。

また、マウスは「24時間365日の電話サポート」体制を敷いていて、これは他メーカーではなかなか出来ない良心的なサポート体制だと思います。特にPCやタブレットにあまり詳しくない人にはマウス製品はおすすめです。

4.関連リンク（マウスコンピューター）

10.1型 Windows 10 搭載タブレットPC「MT-WN1003」