9インチ(8.9インチ)「WN892」に続いて8インチ「WN802」と、立て続けにCPUをCherryTrail世代のAtomに換装し、筐体も新設計にした新型機をリリースしているマウスコンピューターが、10.1インチ2 in 1もCherryTrail化しました。「MT-WN1001」といいます。ウインタブでは何かといえば「CherryTrailガー」と騒いでいますが、マウスコンピューターの新製品はCPU以外にもしっかり手が入っていて、より使い勝手のいいものに進化しています。
1.スペック
補足します。CPUはCherryTrail世代のAtom Z8300ですが、OSは32ビットですしRAMは2GBです。この構成は8インチのWN802、8.9インチのWN892と同じで、それらの紹介記事でも書きましたが、十分にCherryTrailの性能を引き出すことができるものと考えています。ストレージは64GBあるので、これは8インチ、8.9インチ版の32GBよりも大きく、ありがたいところです。
ディスプレイ、カメラの性能は「普通」レベルで特に目立った感じはしません。ディスプレイは実用上十分ではありますが、そんなにキレイな方でもないですね。このあたりは前身モデル(と言っていいかわかりませんが)「MousePro-P101AG-AH」とあまり変わりません。
筐体も新設計ですね。
MT-WN1001:
(タブレット): 259.5 × 174 × 10 mm / 598 g
(キーボード込み): データなし / 928 g
P101AG-AH:
(タブレット): 258 × 173.2 × 10.8 mm / 640g
(キーボード込み): 258 × 173.2 × 16.8 mm / 970 g
MT-WN1001のキーボード込みのデータはありませんが、サイズはあまり大きな変化がないものの、重量はずいぶん軽くなっていますね。
2.筐体
タブレット本体正面ですが、サイズが変わっていないので、特にベゼルが細くなったとかの印象はありません。
筐体背面です。もともと背面はブラックだったので一見何も変わっていないように見えますがポート類やスイッチ類の位置はまるっきり変わっているので、新筐体であることがわかります。
マウスコンピューターのタブレット用キーボードは試用したことがありますが、打鍵感が非常によく、実用性は非常に高いです。
前身モデルと同様、キーボードはカバーを兼ねていて、カバー部分で台座を作り、そこにタブレット本体を置く形状です。キーボードについては新しいものなのか、既存のものと同じなのか、画像を見るだけでは判然としません。ちなみに、スペック表から計算したキーボードの重量は330 gで、前身モデルから変わっていません。
3.価格と発売時期
マウスコンピューター MT-WN1001は12月18日から販売が開始され、12月25日から出荷が開始されます。価格はオープンですが、マウスコンピューターでの直販価格は税込み42,098円となっています。10インチタブレットではすでにCherryTrail搭載のタブレットや2 in 1がたくさん出ていますが、普及価格帯ではまだそんなに多くの製品がないので、購入を検討している人にとっては有力な選択肢になりそうですね。
4.公式サイトへのリンク
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