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マウスコンピューター WN801-BK - これが日本版99ドルタブレットの標準スペックとなるか?

マウスWN801-BK
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。マウスコンピューターから新しい8インチWindowsタブレットが登場しました。8インチタブレットの新機種は久しぶりなので、ちょっとうれしくなりますが、それだけでなく、この「WN801-BK」はある意味で非常に興味深いスペックとなっています。

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1.スペック

マウスtwitter.com/WTab8 正面画像
OS: Windows 8.1 with Bing 32ビット
CPU: Intel Atom Z3735E(4コア/1.33GHz、最大1.83GHz)
RAM: 1GB
ストレージ: 32GB eMMC
カードリーダー: micro SD(SDXC,SDHC)
ディスプレイ: 8型 WXGA、1,280×800、10点マルチタッチ
入出力: mini HDMI、micro USB2.0、ヘッドフォン端子
無線: IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth® V4.0
カメラ: イン/アウトとも200万画素
スピーカー: ステレオ
マイク: モノラル マイク
センサー: 加速度センサ
動作時間: 約5.3時間
本体寸法: 207×126.7×10.1mm
重量: 約0.37kg
Office:  Office Home and Business 2013(PowerPointつき)
価格: 25,704円(税込)23,800円(税抜)

このスペックのどこが興味深いのかというと、このCPU、クロックスピードこそ1.33GHzと現行8インチタブレットに搭載されているZ4740と遜色ないものの、扱えるRAMが1GBまでに限定されていて、実際に1GBしかRAMを搭載していないということ、カメラの性能が落とされていて、アウトカメラすらも200万画素しかないことです。これって、最近海外で登場している8インチWindowsタブレットのスペックにかなり近いと思われるのです。

acer Iconia Tab 8 W - 久しぶりに登場した8インチWindowsタブレットは価格コンシャス
※詳細不明ながら、RAM1GBで予想価格150ドル

Toshiba Encore Mini - 話題の7インチWindowsタブレットがついに米国販売開始!
※期待の7インチ、RAM1GBでストレージ16GB、カメラはインが30万画素、アウトが200万画素、価格は119ドル

VOYO WINPAD A1 MINI - 激安中華Windowsタブレット、買う前に注意してほしいこと
※並行輸入され、19,980円という価格が話題になった中華タブ。RAM2GB、ストレージ32GB、カメラはイン/アウトとも200万画素

このあたりが、最近ウインタブで記事にした格安Windowsタブレットです。もちろんスペックの詳細は異なりますが、WN801-BKはこのあたりの機種と同じ雰囲気が感じられます。それにしちゃ25,704円という価格は高いんですけど、よく見るとその理由が分かります。

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2.この価格にしてOffice Home&Businessつき!

マウスWN801-BK カメラ部分
海外の格安タブレットは「製品版のOffice」は付属しておらず、たいていはOffice365の1年間利用権がつけられているだけです。Office365を2年目以降も継続して使用する場合、月々、あるいは年額で利用料を支払わなくてはなりません。製品版が付属しているということは、追加チャージなしでOfficeをずーっと使えるということなので、この点明らかに異なります。Office Home&Businessの製品版は2ライセンスで3万円以上するので、1ライセンス分なら単純にその半額、15,000円以上の価値があるということになります。もちろんこれは、小売価格で換算したものなので、Microsoftとマウスコンピューターの原価、卸値というのはわかりませんけどね。

また、ストレージがしっかり32GBついているというのは「ホッとする」ポイントです。16GBじゃOfficeは載らないでしょう。そして、スピーカーがステレオで、HDMIがついている、というのもうれしいところです。

これらの要因、つまり日本市場向けになされているカスタマイズ部分を考慮すれば、WN801-BKは実質的に「99ドルタブレット(下記リンク参照)の日本版」って言えるんじゃないでしょうか?

年末にかけて99ドルのWindows タブレットが登場しそう - 海外メディアから

3.このスペック、普及するかな?

マウスWN801-BK 側面
恐らくOfficeを削っても小売価格分である15,000円は安くならないでしょう。せいぜい数千円だと思います。だからこそマウスコンピューターは若干売価が上がってもOfficeを付属させたんだろうと思います。そのほうが実質的な割安感が出る、という判断ですね。

もちろん、それでもOfficeを削って、ストレージを16GBにして、HDMI端子を取り去って・・・ということをすれば売価20,000円を切ることもできるんだろうと思います。そして、私はそういうタブレットが存在してもいいとは思います。しかし、日本人の感覚で「使えるスペック」にするのなら、これでギリギリでしょうね。少なくとも上にリンクしたVoyoの並行輸入タブレットよりは安心して使えるはずです。スペックはVoyoのほうが上ですけど、WN801-BKはマウスコンピューターが1年間保証してくれますし、技適マークもついてますし、Officeも付属してますから。これで差額6,000円弱なら、中華タブレット買う必要はないですよね。

WN801-BK、もう少し待てば実機のレビュー記事が出てくると思います。最大の関心ごとは「RAM1GBの使用感」だと思いますが、「ちゃんと使える」という評価が増えるようなら、こういうスペックで2万円台前半の8インチタブレットがどんどん登場するかもしれませんね。最近の「OS軽量化」の流れからして、Windows9はRAM1GBで動かすことを念頭にいれた設計をしているはずなので、Windowsタブレットのひとつのジャンルが形成されることになるかもしれません。

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