こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。マウスのスタンダードノート「B5○○シリーズ」をひとことで言えば「テレビコマーシャルのタイミングに合わせてモデルが更新されるお買い得モデル」となります。エントリースペックながらRAMやストレージ構成に余裕があり、マウスらしい拡張性(入出力ポート)の高さも備えつつ、安いときだと税抜きで4万円切りで販売される限定モデルですね。
直近だと「B503E」というモデルが6月に発売されており、好評のうちに予定数(14,000台)を完売したようです。今回の「B503S」は税抜きで59,800円と若干価格が上がってしまったものの、一段とスペックが充実しています。なお、この製品も「3,000台限定」とのこと。あと、マウス公式サイトを見ると、この製品に関しては「コマーシャル公開記念」とはなっていませんでしたので、念のため。
1.スペック
CPUはApollo Lake世代のCeleron N3450ですから、ここだけ見るとエントリースペックということになります。しかし、RAMは8GB、ストレージはなんと120GB SSD + 1TB HDDのデュアル構成となります。ウインタブはCeleron N3450を搭載した製品を何度もレビューしていますが、その経験で言えば「それほど高性能とはいえない。Atomに毛の生えたレベル」となります。また、RAMについても8GBをフルに使い切る前にCPUがへばってしまいそうな気はします。ただ、ブラウザーでタブをたくさん開くとか、じわじわRAMを圧迫するような使い方(一つ一つは低負荷だが、マルチタスクで動かす)の場合はメリットを感じると思います。
また、ソフトウェアの起動やデータの読み書きなどではHDDやeMMC(タブレットなどによく使われます)よりもSSDのほうがずっと高速なので、細かい挙動でストレスを感じる場面が減りそうです。
ディスプレイは15.6インチでFHD解像度となりました。これはうれしい!B5○○シリーズは基本的にHDディスプレイのみでしたが、15.6インチの場合だとFHD解像度のほうが快適に感じる人が多いでしょう(人によります)。入出力ポートについては「さすがマウス」だと思います。USBポートが合計で4つ、映像出力はHDMIとD-subの2系統、そして有線LANももちろん装備されます。
あと、筐体サイズが従来機に比べ、1ミリ程度タテ・ヨコが異なりますが、おそらく同一筐体と言っていいでしょう。また、バッテリー稼働時間も5.4時間と、従来機から変更はありません。ただし、後述しますが、筐体色は変更になっており、美しいホワイトです。
2.筐体
筐体ですが、ベゼル部分のみフラックで、あとはホワイトになっています。よく見ると特にベゼルが細いというわけでもないのですが、白い筐体色とのコントラストで引き締まって見えます。
天板も純白です。筐体素材はおそらくプラスティック製だと思いますが、この色だとビジネスにもプライベートにも使えそうです。軽快な感じがしますよね。
もちろんキーボードもホワイト。キーピッチ18 mm、キーストローク1.8 mmと余裕があります。また、マウスらしく、タッチパッドのクリックボタンは左右独立の物理ボタンとなっています。
そして、お買い得モデルながら、キーボードにはしっかりバックライトもつきます。個人的にはキーボードのバックライトって、あまり必要だと思っていないのですが、暗所での使用とか、人によっては非常に便利なんじゃないでしょうか。あと、この画像を見る限り、高級感も演出してます。
入出力ポートです。「スペック」のところで説明したとおり、マウスらしい充実した内容になっています。また、この製品には光学ドライブはついていないのですが、この画像を見ると、本体に光学ドライブを内蔵する余地はないですね。
3.価格など
マウス m-Book B503Sはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、価格は税込み64,584円となっています。また、この製品は台数に限りがあり、「限定3,000台」です。B5○○シリーズは歴代コストパフォーマンスが非常に高く、エントリースペックのパソコンを探している人には素晴らしい選択肢となっています。
今回のB503Sについては、絶対的な意味での価格が少し上昇してしまいましたが、ディスプレイがFHDになった上、RAMやストレージ構成に余裕があり、依然としてコスパという意味では高水準にあると思います。カリカリにパフォーマンスを追求している人でなければ、安心して長く使える製品になっていると言えそうです。