マウスコンピューターが、ゲーミングPCの製品ブランド「G-Tune」から17.3インチの高性能ノート「NEXTGEAR-NOTE i7940」を発売しました。2018年12月に発売された「NEXTGEAR-NOTE i7920」の上位モデルという位置づけで、外部GPUにGeForce RTX2070を搭載しています。
1.スペック
スペックのほう、基本的にはi7920とほぼ同じです。CPUはCoffee LakeのCore i7-8750Hを搭載し、RAMとストレージはカスタマイズが可能で、RAMは8GBから最大で32GBまで、ストレージは256GB SSDから最大で2TB SSD + 2TB SSDまで、好みに応じて選べます。
i7920との最大の相違点はGPUです。というか、表面上はこれだけしか違いがありません。i7920がGeForce GTX1060を搭載するのに対し、i7940はGeForce RTX2070となります。従来の考え方だとGTX1060でも十分高性能と言えましたが、RTX2070はそれよりも数段高性能です。だいたい20万円くらいでゲーミングノート選びをしている人なら「どうせならRTXを」と考えるのが普通だと思いますし、その意味ではこのi7940は上級ゲーマーに歓迎されることでしょう。
ディスプレイは17.3インチと大型でFHD解像度、そしてリフレッシュレートは144 Hzです。ゲーミングノートとして144 Hzというのは最高クラスと言えますので、オンラインゲームの際にも画面が非常になめらかに遷移すると思います。
入出力ポートの数と種類に関しては文句なしと言えるでしょう。映像出力専用ポートも合計で3つありますので、最大で4画面(PC本体のディスプレイも含む)に出力することができます。
サイズは従来モデルのi7920と同寸で、重量のみ100 g重くなっています。外観上も見分けがつかないので、おそらく同一筐体だと思います。
2.筐体
この製品はカタログスペックだけでなく、筐体にもかなり手が入っています。まずサイズですが、17.3インチながら横幅は40センチを切っていて、15.6インチに近いくらいに収まっています。当然ナローベゼルで、デザイン面での効果もありますし、ゲーム中は没入感が得られると思います。
天板はゲーミングノートとしてはかなりシンプルなものになっています。入出力ポートは側面と背面に配置され、背面にHDMIやminiDisplayPortといった映像系ポートがあるようです。
キーボードはメカニカルです。キーピッチは18 mmでキーストロークは2 mmと深め、押下圧は60 gということなので、少しだけ重めの打鍵感になると思います。また、バックライトはRGBで、設定アプリでキー1つ1つに色を割り当てることができます。
このほか、画像はありませんがカメラはWindows Helloの顔認証に対応し、スピーカーは「ステレオ(左右に配置)プラス、サブウーファー(底面に配置)」になっていますので、大型ノートということも相まって、かなり迫力のあるサウンドが楽しめそうです。
3.価格など
マウス G-Tune NEXTGEAR-NOTE i7940はマウスコンピューター公式サイトで販売中で、3月1日現在の価格は219,800円(税込み237,384円)から、となっています。ベースモデルでもRAM8GB、ストレージ256GB SSDなので、特に不足はないと思いますが、どうせならRAMは16GBに、ストレージももう少し大きく…と思うでしょうから、その場合は税込みで20万円台後半くらいになるでしょうね。
ちなみにGTX1060を搭載するi7920のほうは169,800円(税込み183,384円)からと、一気に購入しやすい価格になりますが、メカニカルキーボードなど、凝った装備はしっかりついています。なので、予算と腕前に応じて選ぶのがいいでしょうね。
コメント
スリムな機種が多い中、攻めてきましたね。