マウスコンピューターが14インチサイズで重さ1キロを切る軽量モバイルノート「DAIV 4P」を発売しました。外部GPUの搭載こそありませんが、大容量のRAMやストレージを搭載でき、ディスプレイの発色性能も高い、クリエイター向けの製品です。
1.DAIV 4P スペック
スペック表
DAIV 4P | |
OS | Windows 10 Home/Pro |
CPU | Intel Core i7-1165G7 |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 16GB/32GB/64GB |
ストレージ | 512GB/1TB/2TB M.2 NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ(1,920×1,200) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB 3.1 Type-C、USB 3.0 × 2、HDMI、オジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(100万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 53Whr(約12時間) |
サイズ | 308.8×213×16.4(突起部含まず)mm |
重量 | 985 g |
バリエーションモデル
DAIV 4P-E:RAM16GB/256GB SSD
DAIV 4P:RAM16GB/512GB SSD
DAIV 4P-H:RAM32GB/1TB SSD
※DAIV 4P-EのみOSはWindows 10 Home Sモード
ポイント
・マグネシウム合金の筐体、14インチサイズで重量985 g
・アスペクト比16:10、sRGB100%対応のディスプレイ
・CPUに第11世代のCore i7を搭載
・大容量のRAM/ストレージ搭載可
コメント
マウスコンピュータはBTOパソコンメーカーなので、注文時にシステム構成のカスタマイズが可能です。ベースモデルとして「4P-E」「4P」「4P-H」がありますが、カスタマイズによって基本的には同じ構成に仕上げることができます。ただし、4P-EのみOSがWindows 10 Home Sモード/Windows 10 Pro Sモードとなり、他のベースモデルではSモードは選べません。また、4P-Hは標準でRAM32GB、ストレージ1TBと大容量ですが、RAM16GBとかストレージ256GB/512GBに減らすカスタマイズはできません。
「DAIV」というのはマウスコンピューターのクリエイター向けPCの製品ブランドなので、このDAIV 4Pもまたクリエイターノートという位置づけです。薄型で軽量な筐体は別にクリエイターでなくとも魅力的ですし、システムスペック的にもクリエイター専用、とまでは言えません。クリエイターPCらしい特徴としては「ディスプレイのアスペクト比(画面の縦横比)が16:10で、sRGB100対応の発色品質」である」という点と「最大でRAM64GB、SSD2TBまでカスタマイズ可能」そして「フル規格のSDカードリーダー搭載」という点が挙げられます。
通信まわりではWi-Fi6対応、Webカメラは顔認証対応と、ビジネスマシンとしても欲しい機能がしっかり搭載されていますし、入出力ポートも軽量PCながら「マウスコンピューターらしい」充実したものになっています。
2.DAIV 4P 筐体
正面から見たところです。ベゼル細いですねー。左右ベゼルはもちろんですが、下部ベゼルの細さは特筆モノかな、と思います。発色の良いディスプレイでもありますし、この細いベゼルは使用時の没入感を高めてくれそうです。
天板です。DAIVのロゴが入った比較的シンプルなデザインで、筐体素材はマグネシウム合金です。
キーボードです。「日本語バックライトキーボード (ホワイトLED/ 83キー/ キーピッチ約19mm / キーストローク約1.2mm)」と開示されていますので、狭苦しさのない使用感になっていると思われます。画像を見る限りキートップのサイズやキー配列にも強いクセはなさそうです。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートが合計で4つ(うちThunderbolt 4が1つ)にHDMI、そしてmicro規格ではなくフル規格のSDカードリーダーと、薄型軽量のノートPCとしては充実したポート構成だと思います。
3.DAIV 4P 価格など
DAIV 4Pはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、6月8日現在の価格は下記のとおりです。
DAIV 4P-E:16GB/256GB:142,780円
DAIV 4P:16GB/512GB:153,780円
DAIV 4P-H:32GB/1TB:175,780円
※左からRAM/ストレージ容量
※税込み価格
※DAIV 4P-EのみOSはWindows 10 Home Sモード
CPUは第11世代のCore i7のみ、RAMの最低容量は16GBなので、最低価格についてもそんなに格安、という印象はありません。でも逆に「何かを増量する必要もなさそう」なスペックと言えますし、ディスプレイの品質も高く、そして1キロ切りの軽量筐体と、クリエイターだけでなくビジネスマンにとっても非常に魅力的な製品だと思います。
4.関連リンク
DAIV 4Pシリーズ:マウスコンピューター