こんにちは。本日(1月6日)、ちょっと検証したいことがありまして、古いミニPCをクリーンインストールしました。その過程で「爆笑もの」のトラブルがありましたので、読者の皆さんと共有したいと思います。ただこれ、ライターのかのあゆさんがいなかったら笑いごとじゃ済まなかったんですよね…。
クリーンインストールの手順についてはこの後別記事でご案内します。ここではトラブルの部分だけに絞ります。
おなじみの(とまではいかないか…)Windows 11インストール画面です。ここで各種の設定や、必要に応じてパーテーションの削除などをしつつインストールを進めていきます。
順調にインストールが進んでいます。少し時間がかかると思うので、待ち時間の間に別な作業でもしとこうかな…
数分後の画面です。「あれ?戻ってる…、おかしいなあ…」。なぜか再度Windows 11のインストール画面の最初のところに戻ってしまいました。先ほど設定した項目も全て元に戻っていて、仕方ないので全く同じことを再度やりました。
…以下、上記を2回ほどループ。
ここで、クリーンインストールの手順を振り返ってみます。
1.Microsoftのサイトから「Windows 11 のインストール メディア」をUSBメモリースティックにインストール
2.BIOSでブート順の一位をUSBメモリースティックに変更
3.システムを再起動、USBメモリースティックから起動するので、Windows 11のインストール画面が表示される
ということです。まあ普通のやり方ですよね?しかし作業が無限にループしてインストールが進まない、と。Windows 11のインストール中にシステムが数回再起動されますが、どうやらその際にインストーラー側の制御がうまくいっておらず、インストール中であるにも関わらず、再起動の際に「素直にBIOSの設定に従って」USBメモリースティックから起動してしまう、ということのようです。
Windowsをクリーンインストールするのは今回が初めてではないんですけど、そう言えば最後にクリーンインストールしたのはもう数年前。そのときはこんなに馬鹿げた事態にはならなかったと記憶しています。
おそらく、「再起動のタイミングでUSBメモリースティックを抜けば、インストールが進められるのでは?」と思ったんですけど、インストール中にインストールメディアを抜くって大丈夫なのか?と、ちょっと心配になりました。なので、こういうことには長けているかのあゆさんに電話。
「かのあゆさんってさ、仕事でPCのクリーンインストールをすることがあるんでしょ?」
「ええ、今日もやりました」
「実はかくかくしかじかで…」
「あ、それならインストール中に再起動がかかったタイミングでUSBメモリースティックを抜いちゃってください。再起動がかかるタイミングだとインストールに必要なデータはPC側にコピー済みなので。」
と「即答」でした。かのあゆさんによれば「PCメーカーによっては今回のようにループすることなく、以前のように『普通に』インストールが終わるのだが、ちょくちょくこのようなループが発生する」とのことでした。
電話の後、再度挑戦。この画面をガン見して、PCが再起動すべく画面がブラックアウトしたところでUSBメモリースティックを抜きました。
無事にインストールが続行されています。ああよかったー。
この画面にたどり着いたらもう安心ですね。
かのあゆさんは現在、お仕事でPCのキッティング(顧客企業のためにPCを業務で利用できる状態に設定したり、ソフトウェアをインストールしたりする作業)をしているとのことで、頻繁にPCをクリーンインストールしている、とのことでしたが、私も含め、クリーンインストールをする機会ってそんなにはないですよね?
クリーンインストールの作業自体は決して難しくはありませんけど、事前にバックアップを取っておいたりとか、「やっておかなくてはならないこと」も少なくないので、作業中はちょっと緊張してしまいます。で、緊張しているのに「無限ループ」なんて食らったら目も当てられません。
この記事が役に立つ方は決して多くはないと思いますが、頭の片隅にでも留めておいていただければ、クリーンインストールの際にループが発生しても焦らずに済むのではないか、と思います。まあ、どんな環境でも発生するトラブルではないようなので、発生しないに越したことはないんですけどね。
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2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。