MicrosoftがWindows PC「Surfaceシリーズ」の新顔となる「Surface Laptop Studio」を発表しました。この製品は日本のMicrosoft公式サイトで「2022年初頭に発売予定」とアナウンスされていて、発売時期はもう少し先になるのですが、米国ではすでに予約販売がスタートしています。Windows 11のリリース日となる10月5日にあわせての製品発表と言え、ウインタブでご紹介しているPCとしては初の「プリインストールアプリがWindows 11」の製品です。
目次
1.Surface Laptop Studio スペック
スペック表
Surface Laptop Studio | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-11300H/Core i7-11370H |
外部GPU | なし/NVIDIA GeForce RTX 3050Ti |
RAM(メモリ) | 16GB/32GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14.4インチPixelSense Flow(2,400×1,600)タッチ リフレッシュレート120Hz |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)x 2、オーディオジャック、Surface Connect ポート |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | 58Wh |
サイズ | 323.28 x 228.32 x 18.94 mm |
重量 | Core i5:1742.9g/Core i7:1820.2g |
バリエーションモデル(米国)
・Core i5/16GB/256GB:1,599.99ドル(約176,100円)
・Core i5/16GB/512GB:1,799.99ドル(約198,100円)
・Core i7/RTX3050Ti/16GB/512GB:2,099.99ドル(約231,200円)
・Core i7/RTX3050Ti/32GB/1TB:2,699.99ドル(約297,200円)
・Core i7/RTX3050Ti/32GB/2TB:3,099.99ドル(約341,300円)
※左からCPU/GPU/RAM/ストレージの順
※Core i5モデルには外部GPUの設定がありません
※米国モデルにはOffice Home & Business は付属しません
※日本モデルにはOffice Home & Business 2021が付属します
コメント
まずは米国モデルのバリエーションモデルと価格を記載しました。日本モデルはOffice Home && Business 2021(これもまだ正式に発表されていない製品ですね。Windows 11と同時発表?)が付属しますので、価格はもう少し高くなるかもしれませんが、バリエーション展開はほぼ同じと思われます。
OSはWindows 11 Homeです。ついにWindows 11プリインストールのPCが登場しますね!CPUはゲーミングノートにも使われている第11世代、Tiger Lake H35のCore i5/Core i7で、Core i7モデルには外部GPUのGeForce RTX3050Tiも搭載されます(Core i5モデルはCPU内蔵のIntel Iris Xe)。
RAMは最低でも16GB、Core i7モデルには32GBの設定もあります。ストレージは最低で256GB、最大で2TBという大容量のSSDも選べますが、さすがに大容量ストレージにすると価格が跳ね上がりますね…。
ディスプレイは14.4インチとやや変則的なサイズで解像度は2,400 × 1,600、アスペクト比(画面の縦横比)は「Surfaceのお約束」である3:2です。タッチ対応し、Surface ペンシリーズにも対応しますので、(すべてのSurfaceペンではありませんが)4,096段階の筆圧と傾き検知に対応するペン入力が可能です。というか、この製品は「クリエイターノート」としての性格が強く、高品質なペン入力が出来て当然、という感じではあります。
また、ディスプレイのリフレッシュレートは最大120Hzなので、(冷却性能が追いつくかどうかわかりませんが)オンラインゲームも楽しめそうです。
個人的にSurfaceシリーズ共通のウイークポイントは「入出力ポートが少ない」という点だと思っています。Surface Laptop StudioでもThunderbolt 4が2つ「だけ」ですね。ポートの規格は最高ですが、数は足りないと思います。なので、Surface Connectに純正ドッキングステーションを接続することになりそうです(高いんですよね、専用ドック)。
14.4インチということで、「モバイルできるか」というのもポイントになると思います。重さが1.7キロ~1.8キロありますので、たまに外に持ち出すくらいなら問題なさそうですが、モバイルノートとして毎日持ち歩くのは少し辛いんじゃないでしょうか。
2.Surface Laptop Studio 筐体
正面から見たところです。失礼ながら、思ったよりベゼルは太いと感じました。ただ、この製品、ディスプレイ面(天板)にギミックがあります。
この画像がわかりやすいと思いますが、「天板が中央付近で『谷折り』できる」んです。なので、この記事のトップ画像のように画面を手前側に寄せて使うことも出来ますし、
このようにタブレットモードにして使うこともできます。高品質なペン入力にはタブレットモードは必須だと思いますが、Surface Laptop Studioなら安心ですね。なお、この構造を見て、2015年に発売された「VAIO Z Canvas」を思い出しました。
キーボードです。この画像は英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列、バックライト付きです。それと、Microsoftの製品ページのキーボード仕様のところに「ライセンス認証: メカニカル キー」という記載があったのですが、私はこれが何を意味するのかわかりませんでした。たぶん「いわゆるメカニカルキーボード」ではないように思いますが…。
筐体素材は「マグネシウムとアルミ」、筐体色は「プラチナ(シルバー)」のみとのことです。
3.Surface Laptop Studio 価格など
冒頭記載の通り、Microsoft Surface Laptop Studioは2022年初頭の発売予定で、日本での価格はまだ明らかになっていません。製品名に「Laptop」とついていますが、スペックからみてSurface Bookシリーズの後継モデルと言えるのかもしれません。
クリエイターのニーズをうまく捉えた製品と言えそうですが、「あとは日本での価格」が気になるところです。
4.関連リンク
Surface Laptop Studio:Microsoft
コメント
日本だとOfficeが載ってくるから3万ぐらい高くなるのよね。Core i7のが25万からぐらい?
そうですね…。この件はずーっと前から扱いが変わらないですね。Microsoftの日本向けPCには必ずOfficeが載ってると。Microsoft 365ユーザーは困っちゃいますよね。バンドルされているOfficeのライセンスは規約上転売できないので、抜け道もない。
クリエイター向けっていうなら、Officeなしの選択もないと自分の首絞めそう。
上の方へのコメントにも書いたんですけど、もともとOfficeがいらないという人の他に、Microsoft 365を契約している人もいるわけですし、そろそろ対応してもらいたいですよね。
ペンの収納方法とかヒンジ角とか
いちいちデザイナーがちょっとした小技きかせてる感じ
その趣向が気にいるかどうかですね
今回も気が付かないような細かい部分でコストかけてるんでしょうねきっと
MSの端末ってこういうのが多くて紹介する方のが大変そうだなーといつも思います
すみません、紹介しきれていないと思います。個人的にもMicrosoftのハードウェアはセンスが良いと思っていて、Surfaceシリーズは持っていないんですが、周辺機器はMicrosoft製のものが結構多いです。