LenovoがノートPC「Yoga Slim 770i ProX」をご紹介します(直販開始は6月3日)。ディスプレイが14.5インチとちょっと珍しいサイズになっていて、第12世代(Alder Lake-H)のCore i7を搭載する、高性能な製品です。
目次
1.Yoga Slim 770i ProX スペック
スペック表
Yoga Slim 770i ProX |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i7-12700H |
外部GPU | なし |
RAM | 16GB(LPDDR5、オンボード) |
ストレージ | 1TB PCIe NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14.5インチIPS(3,072 x 1,920)120Hz |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB3.2 Gen1、HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | 70Whr(18.0時間) |
サイズ | 328.2 x 221.4 x 15.9(最薄部)mm |
重量 | 1.45 kg |
バリエーションモデル
6月8日現在、上記スペック表の単一バリエーションです。なお、Officeの付属有無を選択可能です。
コメント
外部CPUの搭載こそないものの、ノートPCとしてはハイエンドクラスのスペックです。CPUは第12世代(Tiger Lake)の高性能版、ゲーミングノートにも使われている型番末尾H(Tiger Lake-H)のCore i7-12700Hです。また、RAMは16GB、ストレージは1TBと大容量で、ディスプレイは14.5インチと少し変則的なサイズでノングレアタイプ、解像度は3K(3,072 x 1,920)と高く、アスペクト比(画面の縦横比)16:10、「いまどき」の形状です。さらにこのディスプレイは100%sRGBの発色性能になっており、リフレッシュレートは120Hzです。このスペックであればオンラインゲームのプレイもある程度は可能でしょう。
通信周りではWi-Fi6に対応し、入出力ポートはUSBが3つ、うち2つはThunderbolt 4と高速な規格になっています。他にHDMIポートがありますが、SD(microSD)カードリーダーはありません。
サイズについては(ディスプレイが14.5インチなので)適切な比較対象製品が見当たりませんが、厚さ15.9 mmと薄型で重量も1.45 kgと、「ちょっと重いけれどモバイルノートとしても使えそう」です。
2.Yoga Slim 770i ProX 筐体
正面からの画像が入手できませんでした。しかし、この画像を見ると左右のベゼル幅は細く、さらに下部ベゼルも細めで、とても美しい筐体だと感じられます。
天板です。筐体色は「アルティメットグレー」、筐体素材は「プレミアムアルミニウム合金」と開示されており、「形容詞がスゴイ」です。ただ、確かに(画像を見る限りでは)従来のレノボ製品とは異なる色味ですし、「プレミアム感」もありますね。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「84キー(Fnキー+Windowsキーを含む)、JIS配列、バックライト・キーボード」と開示されています。また、キーボード面の両サイドに「Harman製ステレオスピーカー」が装備されます。音質にもかなり期待できそうです。
側面と入出力ポートの配置です。この製品、コンバーチブル2 in 1ではなく、クラムシェルノート(普通のノートPC、ただし、ヒンジは180°開口します)なのですが、電源ボタンの位置が面白いですね。充電/給電専用のDC-INジャックはなく、USB Type-Cポートからの充電/給電になるようです。
3.Yoga Slim 770i ProX 価格など
Lenovo Yoga Slim 770i ProXはレノボ直販サイトで販売中で、6月8日現在の価格は税込み179,850円(Office付属モデルは税込み200,475円)です。CPUがAlder Lake-HのCore i7ですし、ディスプレイ品質が非常に高いので、個人的には悪くないお値段だと思います。