レノボがノートPC「Yoga Pro 7i Gen 9 14 (Intel)」を発売しました。この製品の従来モデル「Yoga Pro 7i Gen 8 14 (Intel)」はウインタブで実機レビューをしています。また、つい先日AMD版の「Yoga Pro 7 Gen 9 14 (AMD)」の製品紹介記事を掲載しています。
読者の方々には全然関係ない話なのですが、私従来モデルのレビューの際に、2カ月ほど間を空けて2度実機をお借りしています。最初にお借りした際に計測すべきデータや撮影すべき画像が漏れていて、このままではレビュー記事を公開できないと判断し、無理をお願いしてもう一度貸していただいた、という次第です。そんなこともありまして、個人的には従来モデルが強く印象に残っていますし、非常に素晴らしいパッケージングの製品だと評価しています。
従来モデルのレビュー記事はこちらです
Lenovo Yoga Pro 7i Gen 8 14 レビュー - 高い性能と美しいディスプレイ、薄型で美しいデザインの14.5インチノート
レノボ直販サイトの製品ページはこちらです
Yoga Pro 7i Gen 9(14,Intel)
Yoga Pro 7 Gen 9(14,AMD)
1.スペック
スペック表
Yoga Pro 7i Gen 9 14 | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core Ultra 5 125H/Core Ultra 7 155H/Core Ultra 9 185H |
GPU | なし/NVIDIA GeForce RTX4050 Laptop GPU |
RAM | 16GB/32GB(LPDDR5X-7467MHz, オンボード) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14.5インチOLED(2,880 x 1,920)120Hz 14.5インチIPS(3,072 x 1,920)120Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth5.3 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB 3.2 Gen2 Type-C(映像出力・PD対応)、USB3.2 Gen1 Type-A、HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | 73 Wh(動画再生 約6.6時間) |
サイズ | 325.5 x 226.49 x 16.6 mm(最薄部) |
重量 | 1.59 kg~ |
バリエーションモデル
・Core Ultra 5/なし/16GB/512GB/IPS(カスタマイズ対応)
・Core Ultra 7/RTX4050/16GB/1TB/OLED(カスタマイズ非対応)
※左からCPU/GPU/RAM/SSD/ディスプレイ
コメント
Yoga Pro 7i Gen 9 14には2つのバリエーションモデルがあります。うち1つが注文時のカスタマイズに対応するのですが、4月13日現在、カスタマイズ項目に制約があります。カスタマイズモデルは「GeForceを選択できない」のと「有機ELディスプレイを選択できない」んです。なので、この2つが必要な人はカスタマイズモデルではなく、カスタマイズ非対応モデルを選ぶことになります。これ「ちょっとおかしい」ので、近日中に解消されるんじゃないか、と思っています。
搭載CPUはCore Ultra 5 125H/7 155H/9 185Hです。AI処理チップNPUを搭載し、内蔵GPUも高性能なIntel ArcなのでPCゲームやクリエイター向けのソフトウェアの利用も十分可能と思われますが、外部GPUのGeForce RTX4050を搭載するモデルもありますので、ゲームとか高度な画像加工・動画編集などをされる場合はGeForce搭載モデルのほうがいいでしょうね。
RAMは標準で16GB、カスタマイズで32GBも選択可能です(カスタマイズでCPUをCore Ultra 7/9にすると自動的にRAMは32GBとなります)。SSDは512GB/1TBから選べます。
ディスプレイはIPS液晶と有機ELが設定されていますが、上でご説明した通り、4月13日現在だとカスタマイズモデルでは有機ELを選べません。ただ、いずれも高精細で100%DCI-P3の発色品質なので、美しい画面を楽しめます。
ちなみに、先に紹介記事を掲載したAMD版のYoga Pro 7 Gen 9 14では搭載可能なGeForceが「RTX3050」となり、有機ELディスプレイの選択肢もありませんので、ほぼ同じ筐体ながら、Intel版のほうがよりハイスペック、と言えます。
2.筐体
従来モデルとタテ・ヨコサイズは全く同じ、厚さが1ミリ異なります(厚くなりました)。外観は従来モデルと全く見分けがつかず、ポート構成も変更ありません。ちょっと残念なのが重量増で、従来モデルは1.49 kgでしたが、このニューモデルは1.59 kgとなりました。
筐体色は「タイダルティール」のみで、従来モデルの「ストームグレー」から変更されています。外部GPU搭載機としては薄くて軽く、高級感のあるデザインだと思います。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「84キー(Fnキー+Windowsキー+Copilotキーを含む)、JIS 配列、バックライト・キーボード」と開示されています。この製品はキーボード面左右と底面に合計4つのスピーカーを搭載しており、ノートPCとしては音質も素晴らしいものになっています。
側面と入出力ポートの配置です。ここは従来モデルと全く同じです。USBポートが合計で3つ、あとはHDMIポート。
3.価格など
Lenovo Yoga Pro 7i Gen 9 14 (Intel)はレノボ直販サイトで販売中で、4月13日現在の価格は133,025円から、です。また、カスタマイズ非対応でCore Ultra 7/RTX4050/有機ELディスプレイのモデルは195,873円です。
ゲーマー向きとは思いませんが、クリエイターや高い性能のPCを探しているビジネスマンには非常に魅力的な製品だと思います。あとは、記事中に書いた通り、カスタマイズ対応モデルでGeForceと有機ELが選べるようになって欲しいところ。
4.関連リンク
Yoga Pro 7i Gen 9(14,Intel):Lenovo
Yoga Pro 7 Gen 9(14,AMD):Lenovo