
Lenovoが2-in-1 PC「Yoga 9i 2-in-1 Gen 11 Aura Edition(14型 Intel)」を国内発表しました。Yogaシリーズには「7 (7i/7a)」と「9 (9i)」があり、「9」のほうが上位グレードとなります。ただし、「7」もノートPCとしては上位クラスのスペックで、現行のYogaシリーズにはエントリーグレードが存在しません (ウインタブの私見です)。
Yoga 9i 2-in-1 Gen 11 Aura Edition(14型 Intel)はYogaシリーズの2-in-1 PCでは最上位となるモデルで、性能・筐体品質とも非常に高水準な製品です。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | Intel Core Ultra 7 355 |
| RAM | 32GB (LPDDR5X-7467MT/s、オンボード) |
| ストレージ | 1TB SSD (M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4) |
| ディスプレイ | 14インチOLED (2,880×1,800) タッチ、120Hz |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth |
| ポート類 | USB4 Type-C (Thunderbolt 4)×2 USB 3.2 Gen 2 Type-A、HDMI オーディオジャック |
| カメラ | Webカメラ (500万画素) 顔認証対応 |
| バッテリー | 70 Wh |
| サイズ | 317.21×222.62×15.29 mm (最薄部) |
| 重量 | 1.29 kg |
3. OS/CPU/RAM/SSD
OSはWindows 11 HomeとProを選べます。CPUはCore Ultraシリーズ3 (Panther Lake)のCore Ultra 7 355です。ノートPC用のCore Ultraには型番末尾にUとかHとか、アルファベット1文字の「サフィックス」がつきますが、この型番にはそれがありません。8コア (4P+4LPE)8スレッドの「省電力重視タイプ」の型番です。

参考までにPassmarkが公表しているベンチマークスコアを掲載します。Core Ultraシリーズ3では省電力タイプを意味するサフィックス「U」はなくなりましたが、高性能タイプのサフィックス「H」は存在します。また、Core Ultra 「7」のほかにCore Ultra「X7」というのがありまして、こちらはさらに高性能です。Passmarkスコアには表れない「グラフィック性能」が非常に高く、GeForce RTX50シリーズ並み、とも言われています。
Core Ultra 7 355についてはコア数が356Hよりも少ないこともあり、マルチスレッド性能 (CPU Markの数値です)が低めですが、決して低性能というわけではありません。また、NPU性能も最大49TOPSと高く、Copilot+ PCの要件 (40TOPS以上)を満たします。
Core Ultraシリーズ3の概要についてはこちらの記事を、Core Ultraシリーズ3の型番一覧についてはこちらの記事をご覧ください。
RAMとSSDは32GB/1TBのみが設定されており、他の容量は選べません。
4. ディスプレイ

ディスプレイは2.8K (2,880×1,800)解像度の有機ELで「 HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), リフレッシュレート120Hz」と素晴らしい品質です。また、2-in-1筐体なのでもちろんタッチ対応し、ワコムAES 3.0方式で4,096段階の筆圧に対応する「Lenovo Yoga Pen Gen 2」が付属します (レスオプションが可能です。その場合は定価ベースで4,400円安くなります)。
5. 筐体

ヒンジが360度回転し、通常の形態のほか、タブレットモードやスタンドモード、テントモードにして使うことができます。タブレットモードでペンでイラストやマンガなどの制作をしたり、テントモードやスタンドモードでゲームをしたりと、利用シーンに応じて使いやすい形態にできるのが魅力です。

筐体はアルミ製で筐体色は「コズミックブルー」、天板にペンケースをマグネット装着できます。

Yoga 9i 2-in-1 Gen 11 Aura Edition(14型 Intel)は下位モデルのYoga 7i 2-in-1 Aura Edition Gen 11 (14型 Intel)とCPUやRAM、SSD、ディスプレイの仕様が同一です。しかし、筐体は7iよりも小さく、重量は7iの1.4 kgに対し1.29 kgと軽いです。また、ヒンジ形状も7iと異なり、9iのほうがすっきりしたデザインになっています。

AIで拡大したため、文字の表記が不自然になっています
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様はバックライト付きの日本語配列です。
ポートの配置です。USBポートが合計で3つ、うち2つがThunderbolt 4と高規格、ほかにはHDMIとイヤホンジャック。SD/microSDカードリーダーはありません。
6. 価格など
Lenovo Yoga 9i 2-in-1 Gen 11 Aura Edition(14型 Intel)はLenovo公式サイトで販売中です。3月30日現在の価格は389,840円から、となっています。システムスペックも筐体も素晴らしい製品ですが、直近の半導体価格高騰の影響もあって、かなり「いいお値段」になってしまいました…。
記事中にも触れましたが、システムスペックに関しては (少なくとも数値面では)下位モデルのYoga 7i 2-in-1 Aura Edition Gen 11 (14型 Intel)とほとんど変わりません。7iの価格が339,900円 (3月30日現在)なので、プラス5万円でさらなる上質感を、ということだと思います。
7. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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