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Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 5 - ThinkPadシリーズのフラッグシップ2 in 1、「黒くない」し「アルミ筐体」なのが珍しい!


Lenovo(レノボ)が5月26日に発表したThinkPadシリーズのニューモデルのうち、今回は14インチのフラッグシップ・コンバーチブル2in1「ThinkPad X1 Yoga Gen 5」をご紹介します。こちらの機種は、先に紹介記事を掲載したThinkPad X1 Carbon Gen 8の兄弟機で、360°回転機構を備えた コンパーチブル 2 in 1 パソコンです。2019年11月に実機レビューをしたThinkPad X1 Carbon (2019) の後継機種になります。
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019) レビュー - あれ?黒くない!でも使いやすさはThinkPadそのもの、そしてThinkPadらしからぬ高級感も!(実機レビュー)

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1.スペック

ThinkPad X1 Yoga Gen 5 に限らず Lenovo ThinkPad シリーズには直販モデルと販売代理店モデルが存在しますが、今回は直販モデルをメインに紹介します。

カスタマイズできるベースモデルとして、パフォーマンス、プレミアム、エクストリームがあります。なお、パフォーマンスモデルでは Core i7 が選べないなど、ベースモデルによってカスタマイズ可能なパーツなどが異なりますのでご注意ください。ただし、どれを選んでも筐体は同じです。

CPUに開発コードネーム「Comet Lake(コメットレイク)」と呼ばれる第10世代Coreを搭載し、Core i5と Core i7から選べます。また、ビジネスマシンらしくvPro(法人など組織でのPC一元管理に役立つ機能)に対応するCore i5-10310UやCore i7-10610Uも選択可能です。外部GPU(GeForceやRadeon)の設定はありません。

RAMは LPDDR3 2133MHzの 8GBと16GBが選択可能です。この製品のRAMはオンボードのため、購入後の増設ができませんので、慎重に選択するほうがいいでしょう。また、ストレージも最小で256GB、最大で2TBのSSDが選べます。

ディスプレイは14インチ IPS液晶、反射防止/汚れ防止、マルチタッチパネル(10点)です。全てのモデルで。フルHD(1920 x 1080・光沢なし)・WQHD(2560×1440・光沢なし)・UHD(4K・3840×2160・光沢あり)から選べます。 UHD(4K)モデルは DOLBY Vision HDR 対応で動画の視聴時などに効果を発揮しそうです。また、カスタマイズではのぞき見を防止するThinkPad Privacy Guard 機能も搭載できます。

通信はWi-Fi 6(ax規格)に対応、Bluetooth 搭載です。LTEも選択可能ですので、出先での通信が多い場合は選択することもできますが、標準価格で +22,000円です(この製品は「いつも割引価格」なので、実際にはもう少し安くなります)。

2.筐体


Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 5 は『コンバーチブルタイプ』の2in1 パソコンです。ヒンジが360°回転するため、通常のノートパソコンとしても、タブレットとしても使えます。

ノートPC形態で使う場合、見た目は普通な感じですが、ディスプレイ部分を回転させることでトップ画像のようにテントスタイルでも使用可能です。また、上の写真はディスプレイを回転させて、キーボード部分を机に置く使い方で、「スタンドモード」などと言われます。

筐体はサイズが 323x218x15.5mm で同時に発表となった ThinkPad X1 Carbon Gen 8 よりも厚さが約6mm、横幅が1mm 大きくなっていますが、特に厚みが15.5mmというのは、コンバーチブル2 in 1 モデルとしては薄型です。重量は ThinkPad X1 Carbon Gen 8 の1.09kg に対して最小構成 1.36kgとやや重くなっていますが、やはりコンバーチブル2 in 1筐体にした上で270gの重量増というのは悪くないと思います

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ThinkPad X1 Yoga Gen 5 の筐体は樹脂製ではなく、削り出しのアルミ合金を採用しています。ThinkPad といえば「ブラック」というイメージですが、こちらのモデルは黒ではなく「アイアン グレー」。落ち着きと高級感のある仕上がりですね。

キーボードです。ThinkPad では典型的な6列キーボードの4列目と5列目の間にスティック型のトラックポイントが設置されています。ThinkPadといえばやっぱりコレですね。日本語キーボード以外にも英語キーボードの選択が可能です。

主に左側面に多くの端子が設置されています。右側には一番手前にペンスロットがあり、付属のペンが内蔵できます。USB端子はType-Cが左側に2つ、フルサイズのものが右側に1つ、左側に2つ搭載されています。HDMI端子も搭載し、軽量薄型 2in1 パソコンながら、端子の数と種類が犠牲になっていないと感じられます。

5〜7の端子には別売りのドッキングステーションを接続することで端子の拡張が可能になります。有線LANが必要な場合はドッキングステーションはもちろん、7.の拡張コネクターにアダプタを接続して利用可能です。

ペン入力に関しては、イラストやマンガの制作だけでなく、Webミーティングの際にホワイトボード代わりに使う、プレゼンテーションのときに手書きでアクセントを付けるというように需要がどんどん高まっていると思いますので、タッチパネルのおまけというよりも、積極的にペンデバイスに対応したパソコンを選ぶというのもアリでしょう。

付属のペンは4096段階の筆圧感知に対応するThinkPad Pen Proです。ペンの本体はバッテリー内蔵で約15秒で80%まで充電可能、約5分で100%満充電、約130分使用可能です(仮に紛失しても5,500円でお財布にも優しい価格です)。

3.価格など

ThinkPad X1 Yoga Gen 5 は Lenovo(レノボ) のオンラインストアで販売中。6月4日現在の価格は税込み227,304円(パフォーマンス・WQHD搭載)となっています。カスタマイズによってはもっと安く購入できますし、ThinkPadシリーズは夜間(ナイトクーポン)や週末(土日祝、週末クーポン)にさらに大きな割引が受けられるのが普通なので、曜日や時間帯をずらして何度か価格チェックをしてから購入されることをおすすめします。

私がカスタマイズしたところ「【第10世代CPU搭載】THINKPAD X1 YOGA:パフォーマンス・WQHD搭載」 を選んで Core i5-10210U、メモリ8GB、SSD256GB、フルHD液晶、720p HDカメラ、イーサネットアダプターなし、45W ACアダプターという最小構成はクーポン適用で 209,880円(税込・送料込)でした。ただ、この機種を買うのであればやっぱり WQHD のディスプレイにしておきたいですね。

記事作成のためにスペックや筐体を見ていましたが、ThinkPad のフラグシップモデル X1 の 2in1 モデルの名に恥じない仕上がりでした。端子も充実、ディズプレイも高品質ですのでコンパーチブル 2in1 モデルでもスペックや品質に妥協したくない、という人も安心しておすすめできます。予算的にOKならば買いというよりも、積極的に予算を上げて買いたい逸品です。

4.関連リンク(Lenovo)

ThinkPad X1 Yoga Gen 5

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