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Lenovo ThinkPad X1 Yoga - X1 Carbonが2 in 1に!使い心地最高!(実機レビュー)

Lenovo ThinkPad X1 Yoga
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ThinkPad推しを自認しています。今回はThinkPad推しにとって素晴らしい製品「Lenovo ThinkPad X1 Yoga」の実機レビューです。この製品はThinkPadのモバイル系製品としては最も高価格なもので、ひとことで言うと「X1 Carbonを2 in 1にしたもの」ということになります。

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お詫び:
本来、この製品のレビュー記事は10日ほど前に掲載すべきものでした。しかし、私の不注意(手持ち機材の不具合です)により、製品画像の一部と各種ベンチマークスコアのデータを消失してしまいました。そのため、この記事は本来記載すべき内容を掲載できず、画像も少し見苦しくなっております。読者の皆様、また実機を貸し出して下さった関係各位にはこの場にてお詫びいたします。申し訳ありません。

1.スペック

OS: Windows 10 Home 64ビット(Pro版、Windows 7選択可)
CPU: Intel Core i5-6200U / i5-6300U / i7-6500U / i7-6600U
RAM: 8GB / 16GB
ストレージ: 192GB~512GB SSD
ディスプレイ: 14インチIPS(2,560 × 1,440) / IPS(1,920 × 1,080)
ネットワーク:  Dual Band Wireless-AC、Bluetooth 4.1
カメラ: Webカメラ
入出力: USB3.0 × 3、OneLink+ (RJ45)、MiniDP、HDMI、microSD、オーディオ
バッテリー: 52WHr
サイズ: 333 x 229 x 15.3-16.8 mm / 重量 1.36 kg

最初にスペックを確認します。記事の冒頭に書いたとおり、この製品は「ThinkPad X1 Carbon」と非常に似通ったスペックになっています。つまり、ThinkPadシリーズのトップランクに位置するということになります。また、X1 Carbonに設定されているRAM4GB/ストレージ128GBといった下位グレードの設定はなく、最低でもRAM8GB/ストレージ192GBから、となります。

サイズの方もX1 Carbonとタテ・ヨコは同サイズ、厚さと重さは2 in 1にした影響でX1 Carbonよりもほんの少し厚く、重くなっていますが、数値を見ていただければわかるように、14インチサイズながらモバイル利用は十二分に可能なサイズですね。

また、ディスプレイは2 in 1化により、当然タッチ対応ですし、解像度も2,560 × 1,440のものが選べ、まさにハイエンド、と言っていい構成になっています。

今回の試用機のスペックは

OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Core i7-6500U
RAM: 8GB
ストレージ: 256GB SSD
ディスプレイ: 14インチ(2,560 × 1,440)

となっており、カタログモデルの「ハイパフォーマンスパッケージ」です。

2.筐体

Lenovo ThinkPad X1 Yoga 同梱物
同梱物です。セットアップガイドなどマニュアルは充実しています。ケーブル類はACアダプター、電源コード、そしてOneLink+ - 有線LAN(RJ45)アダプターが付属します。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga 右側面
すみません、今回は画質がよくありません。まずは筐体右側面から。画像左からスタイラスペンホルダー、電源ボタン、音量上下ボタン、オーディオジャック、USBポート × 2、HDMIポートです。この製品にはスタイラスペンが付属し、本体に収納できるようになっています。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga 前面
前面です。この面にはなにもついていません。薄さがよくわかりますね。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga 左側面
左側面です。ポート類は画像左からDC-IN(USBポートに見えますが、専用のコネクターです)、OneLink+、miniディスプレイポート、USBポートです。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga 背面
背面です。ヒンジの形状は2 in 1らしくちょっと独特な感じがしますね。この面には画像左側に通気口、右側にカバーで覆われたmicroSDスロットがあります。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga キーボード
キーボードです。モバイル機とはいえ、14インチなのでサイズは十分です。私の採寸ではキーピッチは19 mmでした。ストロークはそんなに深くありませんが、非常に気持ちよく打鍵できます。ThinkPadなので赤デベソ(トラックポイント)はもちろんついていますし、タッチパッド上面にクリックボタンもついています。ある意味ノートPCの完成形かな、と思います。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga キーボード拡大
キーの中央部分がくぼんでいるタイプです。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga キーボード(タブレットモード)
この製品は2 in 1なので、タブレットモードやテントモードにして使う場合はキー部分が沈み込み、キーも無効化されます。Lenovoの2 in 1はほとんどこのギミックがついていますね。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga タブレットモード
タブレットモードはこんな感じです。キーボード非分離型の2 in 1の多くがそうですが、この製品もあまりきれいな一枚板にはならず、若干余白ができます。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga テントモード
テントモードはこんな感じ。ただ、テントモードに関しては画像をご覧いただければわかりますが、特にいいとか悪いとかのコメントはしにくいものがあります。どの製品も「可もなく不可もない」という感じで、特段欠点もないし、他製品と差別化できる、という部分もないです。しかし、上に書いたとおりキーボードはキー部分が沈み込み、キートップを保護してくれる、というメリットはあります。

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Lenovo ThinkPad X1 Yoga 水平
クラムシェルとして使う場合、ヒンジを開口すると水平になります。これ以上、つまり180度以上開くとキートップがせり上がり、キーボードが無効化されます。

3.使用感

この製品はLenovoの説明はないんですけど、おそらくX1 Carbonと同素材だと思います。つまりカーボン製ですね。感触がしっとりした独特のもので、金属製、プラスティック製のいずれとも異なります。実際触ってみると非常に気持ちがいいです。

ノートPCとしての使用感はX1 Carbonとほぼ同じです。要するに非常に使い勝手がいい、ということです。14インチサイズなので、確かに少し大きめですが、その分パソコンとしてあらゆる操作に余裕があります。しいて言えばタテ・ヨコがどうしても少し大きめになってしまうので、収納するバッグを大きめにすることくらいでしょうかね、問題点は。

キーボードの打鍵感も素晴らしいです。感覚的な表現ですが、X1 Carbonと同様に「パチパチ」という感じでもなく、「グニャグニャ」でもなく、しっとりとした感触で確実に、気持よく打鍵できます。おそらくこの製品のキーボードの気持ちよさについて不満を感じる人はいないのではないか、と思うくらいでした。

それと、この製品に限らず、ThinkPadシリーズのポインティングデバイス「トラックポイント」は個人的には「唯一マウスに代替できるもの」だと思っています。というか私タッチパッドがあまり得意ではないので…。この製品はトラックポイントとタッチパッドのどちらも装備しているので、タッチパッド派の人も、タッチパッドが苦手な人も、「マウスなし体験」がし易いのではないか、と思います。

タブレットとしてみた場合、やはり大きくて重い、というのがネックになり、ひょいひょい振り回す、という感じではありません。テーブルの上に乗せてスタイラスで手書き入力とか、電車の中で膝の上に乗せて、という使い方になりますね。しかし14インチで高精細なディスプレイは非常に美しく、見やすいです。ただ、「電車の中で膝の上に乗せて」というパターンの場合、のぞき見防止のフィルムを用意する必要があると思います。なまじ大画面で視野角が広いので、公共の場で使うとそれが逆に怖いということにもなりかねませんw

私が使っている中国のノートPCはたまたまこの製品と同じ14インチディスプレイで重量も1.4 kg強と、サイズ感だけは似ているのですが、携帯性については大差ないです。この重量(ThinkPad X1 Yogaは1.36 kg)だと、ショルダーバッグを使う場合は比較的長距離の移動でも平気ですが、手提げバッグの場合はすこし辛い、というくらいのレベルです。これが1 kgくらいになると体感的には結構な差を感じます(あくまで個人の見解です)。なので、X1 Carbonとの重量差約200 gというのは決して意味のない差ではない、ということは理解しておくべきでしょう。

なお、冒頭にお詫びしたとおり、この製品で「ドラクエベンチ」「ドラゴンズドグマオンラインベンチ」「3D Mark」の各種ベンチマークテストをしましたが、テスト結果を残すことができず、いつのものようにスクリーンショットを掲載することができません。本当に申し訳ありません。ただ、詳細な数値は記憶していないものの、X1 Carbonと比較して「ほぼ一緒だな」という感想を持ったことは記憶しております。具体的なデータはありませんが、各種ベンチマークスコアについてはX1 Carbonのデータを参照していただければ読者の方々をミスリードすることはない、と思いますので、下記のレビュー記事をご参照ください。
Lenovo ThinkPad X1 Carbon - ThinkPadといえばこれ!バランス最高の14インチモバイルノート(実機レビュー)

4.まとめ

まず、製品としての完成度にケチを付ける余地はなく、「予算があるなら間違いなく買い」です。あとはこのクラスになると製品選びの選択肢が多く、各社とも極めて完成度の高い製品を出しているので、製品選びには苦労しそうでうよね。同じLenovoでもThinkPad X1 X1 Carbonとは商品性がかなり重なるため、Lenovoの中でも迷ってしまいそうです。

X1 YogaとX1 Carbonの大きな相違点は、「価格」と「筐体変形の有無」です。まず価格ですが、X1 Yogaのほうが高額となります。例として「Core i7-6500U、RAM8GB、ストレージ256GB、ディスプレイ2,560 × 1,440」という構成で比較してみると

X1 Yoga: 272,160円(クーポン価格171,461円)
X1 Carbon: 250,560円(クーポン価格157,853円)
※いずれも税込価格
※クーポン価格は2016年8月28日現在のもの

となります。ただし、この構成ではX1 Yogaはタッチ液晶でスタイラスペンが付属し、X1 Carbonは非タッチ液晶でスタイラスも付属しません。価格差は定価ベースで2万円強、クーポン価格ベースだと1万5千円弱、ということになります。

つまり、1万数千円を余計に払ってタッチパネルと2 in 1筐体を手に入れるかどうか、ということですね。また、それによって重量も少し重くなります。

このクラスの製品を購入する場合、1万数千円(そこそこの中国タブレットが買えますね)という価格差がどれほどの意味を持つのかは買う人の考え方なので適当なことは言えません。ただ、他人との共同作業がなく、ノートパソコンとして、ビジネスマシンとしての基本をしっかり押さえていればいい、ということならX1 Carbonになると思いますし、グループワーク(タブレット形態にして、みんなでディスプレイを見たり、タッチ操作したりする)をする場合とか、手書き入力をする頻度が多い、ということならX1 Yogaになるのだろうと思います。どっちにします?

5.関連リンク

ThinkPad X1 Yoga:Lenovo直販サイト
ThinkPad X1 Carbon:Lenovo直販サイト

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コメント

  1. 匿名 より:

    あー、この機種もFnキーが一番端にあるのか。
    使いづらいんだよなー。キー入れ替えはしたくないし。
    Fnキーは押さないように手作りのカバーかぶせてある。
    FnキーはCtrlの右、そして幅は細めってのが理想。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。Lenovoはこの配列多いですね。最近は事業統合の関係でNECもそんな感じになっています。よく使うキーは狙った位置にあってほしい、というのはごもっとも。私はなんとか慣れるようにしていますけど。

  2. 匿名 より:

    X40tabletのように液晶が180度回せるようにしないと、
    その手の見開き型はWindows98の時代からあるけど使い勝手が悪い

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。なるほど。結構本体価格上がっちゃいそうですね…