こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。私は日頃からThinkPad推しであることを公言していますが、中でも最も欲しいと思う(しかし買えない)のがモバイルノートPC「X1 Carbon」です。現行モデルはウインタブでも実機レビューさせてもらいましたが、「やっぱいいわー」と溜息をついてしまいました。現行モデルはもちろんモバイルノートとしてはハイエンドなスペックなのですが、CPUが第5世代のHaswellということもあり、近い将来Skylakeになるんろうなあ、と思っていたら、やっぱりリニューアルされました。もちろんCPUの換装だけでなく、「フルモデルチェンジ」です!というか、「X1ファミリー」なんてのができてしまいました。具体的には「X1 Carbon」「X1 YOGA」「X1 Tablet」「Thinkcentre X1」の4機種がラインアップされることになるのですが、この記事ではまず「X1 Tablet」について見てみたいと思います。
1.スペック
OS: Windows 10
CPU: Intel Core m7(Skylake)
ストレージ: 最大1TB
ディスプレイ: 12インチIPS(2160 x 1440)アスペクト比3:2
バッテリー: 最大10時間
サイズ: タブレット本体: 厚さ8.4 mm 重量800 g未満
キーボード: 重量280 g
スペック表が公開されていないため、現状わかっているのはここまでです。Core m7搭載ということで、処理性能はCore i7機には及ばないでしょうが、タブレットとしてみるとかなり高性能であることが期待されます。12インチでアスペクト比3:2、重さ800 g未満、というのはどこかで見たことのあるサイズスペックですね(Surfaceシリーズにそっくりです)。また、LTE対応とのことです。
しかし、ThinkPad X1 Tabletの面白いところはスペック表じゃありません。
2.モジュラー・デザイン
ThinkPad X1 Tabletは「モジュラー・デザイン(モジュール設計)」を採用しています。上の画像の右側の3つがモジュールです。
これはプロダクティビティ・モジュールです。USB3.0ポートやHDMIポートなどのポート類とバッテリー(稼働時間が5時間伸びる)を搭載しています。
プレゼンター・モジュールです。見ての通り、プロジェクターを内蔵していて、2メートルの距離に60インチの大画面を映し出すことができます。
そして3Dカメラ・モジュールです。その名の通り、3Dカメラを搭載しています。
モジュールを装着した姿はなんとなくYOGA Tabletに似ていますね。プロジェクター搭載、というのもYOGAと同じです。ただしYOGAでプロジェクターを搭載しているのはAndroid機だけでしたけどね。
3.フルサイズキーボード
ThinkPad X1 Tabletにはキーボードが付属しません。別売りです。でもちゃんと専用のものが用意されていて、重量わずか280 gと非常に軽量です。上の画像はプロダクティビティ・モジュールを装着した状態でキーボードを接続したものですが、タブレット本体にキックスタンドがついていることがわかりますね。デザインは全然違いますがSurfaceと同じ発想、同じ構造です。
キーボードは厚さ13 mmの薄型タイプではありますが、ThinkPad伝統のデザインと機能を踏襲しています。「赤いデベソ(トラックパッド)」もしっかりついてますね。
4.価格と発売時期
ThinkPad X1タブレットは日本での発売時期と販売価格は未定ですが、米国Lenovoのプレスリリースによれば2月発売、ということになっていはいます。米国での価格は
ThinkPad X1 Tablet: $899(約107,200円)~
プロダクティビティ・モジュール: $149(約17,800円)~
プレゼンター・モジュール: $279(約33,300円)~ ※5月発売
3Dカメラ・モジュール: $149(約17,800円)~ ※5月発売
です。価格の方もSurface Pro 4と真っ向勝負、という感じですが、豊富なオプションが用意されているというのがThinkPadシリーズの特徴ですから、お金はかかりますけど、かなり上質なビジネスマシンに仕上げられそうです。
5.関連リンク
ThinkPad X1 Tablet: Lenovo公式サイト(日本)
↓The New ThinkPad X1 Tablet Product Tour Video(Lenovo公式動画)
コメント
久しぶりにガジェット心をくすぐる構造だなぁ
NECの500gコアタブもよくぞここまで変態的に軽量化したもんだと関心
コアタブが新設計で、アトムタブがモデルチェンジが多い感じなのみてると
CPUの進化が無いと製品代謝も落ちるというのは本当かも・・・
Yogaが進化したらこうなっちゃうのか
何故か笑っちゃう
でも、サーフェスより断然欲しくなる
いつも情報ありがとうございます。ようやくほしいタブレットが登場した感じです。
ThinkPadブランドもさることながら、赤いでべそのキーボードと、合体で遊べる
モジュールが購買意欲をそそります。15時間の駆動時間と、3つのUSBポートを
実現できるところが素晴らしいです。あとはふところに優しいかどうか。
レノボの公式サイトにも発売時期未定ながら登場しています。今後も追加情報
あればフォローいたしますので、よろしくお願いします。
こんにちは、コメントありがとうございます。100%同感ですが、どう考えてもふところには優しくなさそうな気がします。私はThinkPad推しなので、他の製品とのバランスをとりつつ、積極的に調べていこうと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
やるやん!レノボ。
スタンド付きでキーボードを別売りにする所は分かってらっしゃる。
液晶一体型の小型デスクトップをモバイルするというのがWinタブの訴求方向だと思う。
後は10インチと8インチ以下のYOGA Tabletの後継機、もちろんスタンド付きですな。
モバイルバッテリーを接続しながらUSBポートを一つ以上確保。
以上をWinタブのスタンダードにしてもらわんと。
kazuさん、こんにちは、コメントありがとうございます。Thinkpadはいいですけど、値段は高そう…
こんにちは。法人向けは出ましたが、wintab様の予想通り高価ですね。個人向けは
さらに高くなるかと思われますが、カスタマイズで安くしてほしいとレノボさんにお願い
しました。
実はWin10へのアップグレードに失敗して、ThinkPad8を修理に出しており、有償
だったらどうしようか、19日の個人向けの発表まで、悩ましい日が続きます。
こんにちは、コメントありがとうございます。確かに高いですが、ThinkPad 8ユーザーなら間違いなく煩悩のタネになりますね。無条件でほしくなる、みたいな。私もそうです。でも高くて買えないなあ。