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Lenovo ThinkPad X1 Extreme - 15.6インチ、ThinkPad Xシリーズのフラッグシップマシンが国内販売を開始!

Lenovo ThinkPad X1 Extreme
Lenovo(日本)は先日ドイツ・ベルリンで開催された「IFA2018」にて発表したThinkPadシリーズの新製品「ThinkPad X1 Extreme」の日本発売を正式発表しました。なお、この製品の概要については、すでにウインタブにて紹介記事を掲載していますので、詳しくはこちらをご覧ください。
Lenovo ThinkPad X1 Extreme - ThinkPad Xシリーズの頂点は15.6インチの超ハイスペックマシン

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9月11日時点で構成と価格(定価)が明らかになっているのは「販売代理店モデル(法人向けモデルと考えていいです)」のみで、Lenovo直販サイトでの販売開始は9月14日からの予定です。この記事では販売代理店モデルの仕様にもとづいて説明していきます。

1.日本向けモデルの概要

Lenovo ThinkPad X1 Extreme
これが販売代理店モデル、およびLenovoのプレスリリースにもとに作成したスペック表です。先日の紹介記事で掲載したものとの差異はそれほど大きくありません。

CPUはCore i5-8300H、Core i5-8400H、そしてCore i7-8750Hの3種類がラインナップされます。いずれもCoffee Lake世代の6コアCPUで、一般的なノートPCに搭載されている型番末尾が「U」のものよりもずっと高性能です。このうち、Core i5-8400Hというのはあまり聞かない型番ですが、法人など組織でのPC管理に役立つ「vPro」に対応します。また、同じくvProに対応するCore i7-8850Hについても直販モデルのカスタマイズ対象として選択可能になる可能性が高いと思っています。

GPUはGeForce GTX1050Ti(VRAM4GB)で、全てのバリエーションモデルに標準搭載されます。GTX1050TiはゲーミングPCにも搭載される高性能なGPUで、ThinkPadのようなビジネス系のノートPCに搭載される例はあまり多くありません。この製品はCPUがCoffee Lake、GPUがGTX1050Tiなので、ゲーミングノートとしてもエントリー~中位レベルくらいの構成となります。

RAMは最大で64GBまで搭載可能ですが、販売代理店モデルの場合、8GBと16GBのみの設定です。直販モデル発売時にはほぼ確実にこれ以上の容量へのカスタマイズが可能だと思います。ストレージは256GBもしくは512GBのSSDの設定がありますが、先日掲載した米国仕様だと最低で512GB SSDとなっていたので、「そんなにいらねえや」という人には256GBの設定はありがたいかもしれません。また、プレスリリースには「最大2TB(1TB PCIe NVMe SSD×2)」という記載がありましたので、直販モデルではSSD + SSDでお好みの容量にすることができるでしょう。

販売代理店モデルのディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度のみとなりますが、これもプレスリリースに「UHD マルチタッチ対応IPS液晶」という記載がありますので、直販モデルでは4K解像度(UHD)のタッチパネルが選べるはずです。

Lenovo ThinkPad X1 Extreme
X1 Extremeの4K液晶は、ペン入力(ほぼ間違いなく筆圧対応)も可能ですし、「100% Adobe RGBに対応」ということなので、繊細な色の識別が必要なクリエイターの人にも向く品質になっています。

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入出力ポートも十分ですね。2つあるUSB Type-CポートはいずれもThunderbolt 3ですし、アダプター(付属します)を使えば有線LAN接続も可能です。

サイズは米国仕様と変わりません。ThinkPad P1と同じです。ThinkPad P1というのもサイズからは信じられないような高性能マシン(というかワークステーションです)なのですが、構成が一般ユーザー向けというよりは専門家向けになっていますので、X1 ExtremeはP1並みの性能(年内にCore i9モデルも投入されます)を誇り、それでいて一般ユーザー向けの構成を整えた兄弟機ということになると思います。

2.価格など

Lenovo ThinkPad X1 Extremeは9月11日現在、販売代理店モデルのみ販売中で、価格は下記のとおりです。

Core i5-8300H/8GB/256GB: 278,000円
Core i5-8300H/16GB/256GB: 290,000円
Core i5-8400H/8GB/256GB: 300,000円
Core i5-8400H/16GB/256GB: 315,000円
Core i7-8750H/16GB/512GB: 334,000円
※すべて税抜き価格

ただこれ、直販モデルの価格の参考程度にはなりますが、ThinkPadシリーズは直販モデルを定価のまま販売することはほとんどなく、特に週末には大きな割引が受けられます。兄弟機ThinkPad P1の場合、Core i7-8750H/Quadro P1000/8GB/256GB SSDという構成のモデルが定価だと税込み340,200円のところ、28%オフとなる265,356円で販売されています。なので、9月14日にX1 Extremeの直販サイトでの取扱が開始される際には、P1と同等の割引率が設定される可能性が高いと思います。最低価格20万円強くらいからのスタートとなるかもしれないですね。もちろん凝った構成にすると恐ろしいことになるでしょう。

私はThinkPadユーザーで、ThinkPadとしてはエントリークラスとなる「ThinkPad 13(廃番)」を愛用しています。「次に買うのはX1 Carbonだ!」と思っておりますが、「次に買うのはX1 Extremeだ!」に変わりそうです。ただ、私に限らずThinkPadユーザーというのは、「今使っているThinkPad」に大きな故障でもない限り、スペックに惹かれて買い換えようとはしない人が多いと思います。私もそうです(もちろん他メーカーの製品を愛用している人も似たような感じだと思います)。

ThinkPadという製品が「どれも見た目が同じ」せいかもしれませんし、「使いやすいので不満が出にくい」からかもしれません。私にもよくわかりません。ただ、先日賛否両論のご意見をいただいた「RAM4GB」に不満が大きくなったら、「RAM8GBに増量する」のが新型機に買い換えるよりも先だと思っています。そしたらあと3年くらいは余裕で行けるんじゃないかな、と…。

X1 Extremeなんて購入しちゃったら、いろいろ手を入れながら5年以上(人によっては10年?)は余裕で使えそうですね。そう考えると安い買い物かもしれません。

3.関連リンク

ThinkPad X1 Extreme

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