レノボがMWC 2024(@スペイン・バルセロナ)にあわせ、ニューモデルをグローバル発表しました。今回はその中から12インチ(12.3インチ)のデタッチャブル2 in 1「ThinkPad X12 Detachable Gen 2」をご紹介します。この製品、「時空を越えたキープコンセプト(w)」という感じでして、製品名に「Gen 2」とありますが、「Gen 1」が国内発売されたのが2021年2月、そして筐体はGen 1とほぼ同じ(サイズ数値は全く同じ)なんですよね。とはいえ、CPUにはCore Ultraを搭載していますので、「中身は最新」です。
なお、「Gen 1」についてはこちらの記事をご参照ください。
Lenovo ThinkPad X12 Detachable - Surface Pro 7とほぼ同サイズのデタッチャブル2 in 1、Tiger Lake搭載で新登場!
1.概要
スペック表
ThinkPad X12 Detachable Gen 2 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core Ultra |
外部GPU | なし |
RAM | 最大32GB(LPDDR5x) |
ストレージ | 最大 1TB SSD(PCIe Gen4x4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 12.3インチIPS (1920 x 1280)タッチ |
ネットワーク | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、LTE |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB Type-C(10Gbps)、オーディオジャック、Nano SIMスロット |
カメラ | イン5MP(顔認証対応)/アウト8MP |
バッテリー | 42Whr |
サイズ | タブレット:283.3 x 203.5 x 8.8mm キーボード込み:厚さ14.5 mm |
重量 | タブレット: 760 g キーボード込み: 1.1 kg |
コメント
この記事執筆時点でバリエーション展開は明らかになっていません。おそらく日本発売されると思いますので、その際に改めてバリエーション展開を確認し、記事にします。
OSはWindows 11 Proと開示されていますが、おそらくHome版も設定されるでしょう。CPUはCore Ultraで、Core Ultra 5/7が搭載されるものと思われます。RAMは最大32GB、SSDは最大1TBということなので、RAM16GB/32GB、SSD512GB/1TBあたりが選べると思います。
ディスプレイは「12.3インチIPS、WUXGA、400nit」と開示されています。WUXGAというのは通常1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)という解像度を意味しますが、X12 Detachable Gen 1のディスプレイ解像度は1,920 × 1,280(アスペクト比3:2、Microsoft Surfaceシリーズと同じ形状)で、Gen 1とGen 2は筐体サイズが同じなので、ほぼ確実に1,920 × 1,280解像度でしょうね。もちろんタッチ対応し、ペン入力も可能です。
ポートの配置はGen 1と全く同じです。ただし、USBポートの構成がGen 1ではThunderbolt 4 × 1、USB 3.2 Gen1(5Gbps)× 1だったのに対し、Gen 2ではThunderbolt 4 × 1というのはそのままに、もう一つのType-CポートがUSB 3.2 Gen2(10Gbps)となりました。また、NanoSIMスロットも装備されていますが、microSDカードには非対応なのと、LTEモジュール自体がオプション扱いになるものと思います。
繰り返しになりますが、Gen 2とGen 1は全くの同サイズです。また、画像を見る限り外観上の違いもありません。
2.価格など
Lenovo ThinkPad X12 Detachable Gen 2はEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)で2024年5月に発売され、価格は1,399ユーロ(約228,450円、付加価値税除く)から、と発表されています。国内発売時期および価格は明らかになっていません。ちなみにX12 Detachable Gen 1の発売当初の価格は15万円台から(セール価格で154,033円という記録がウインタブの過去記事にありました)でした。Gen 1では製品価格にキーボードとペンを含んでいましたので、Gen 2でも同様の扱いになるものと思いますが、それで20万円程度で購入できるとしたら悪くない、というか魅力的でしょうね。
Microsoft Surface Proシリーズによく似たパッケージングの製品ですが、このタイプのデタッチャブル2 in 1は結局「Surfaceの一人勝ち」という状況が続いています。おそらくGen 1の後継モデルが長らく出てこなかったのはそのあたりの理由が大きい(要するに売れなかった)んでしょう。
Gen 1発売から3年を経て登場したGen 2、今度はどうでしょうか。
3.関連リンク
Lenovo’s Cutting-Edge ThinkPad and ThinkBook Laptops Pave the Way for AI PC Innovation at MWC:Lenovo
※原文は英語ですが、ブラウザーの翻訳機能でほぼ理解できる日本語になります。