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Lenovo ThinkPad P52 - ThinkPadの「モバイルワークステーション」、XeonとQuadro搭載可能なハイスペックマシン、ここまで必要?

Lenovo ThinkPad P52
LenovoがThinkPadシリーズの「モバイルワークステーション」である「ThinkPad P52」を発売しました。確か「P52」という型番は以前から存在していたように記憶しているのですが、今回紹介する製品はCPUもCofee Lake世代のCore i7/Xeonになっていますので、新型であることは間違いありません。「ワークステーション」というのはWikipediaに定義されているように「組版、科学技術計算、CAD、グラフィックデザイン、事務処理などに特化した業務用の高性能なコンピュータ」のことを指します。その外観は千差万別ですが、ThinkPad P52に関して言えば一般的なノートパソコンとさして変わりません。別にノートPCと言ってしまってもおかしくないです。また、業務用か個人用かは購入する人が決めればいい話なので、個人がノートパソコンとして使ってはいけない、ということもありません。実際Lenovoの直販サイトでは個人だろうと法人だろうと関係なくこの製品を購入できるようになっています。

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ただ、個人が自宅でWebブラウジングとかExcelとかを使うのに「ここまではいらんでしょ?」とは思いますね…。

1.スペック

Lenovo ThinkPad P52
この製品はもちろんハイエンドと言っていいシステム構成にはなっています。ただし、オンラインゲームが目的であればGPUはQuadroではなくGeForceのほうが向きますし、CPUもXeonのほうが高性能と言えば高性能ですが、個人向けであればCore i7-8750HをあえてXeonにする必要性は小さいです。なお、Xeonの特性についてはこちらのサイトの説明がわかりやすかったです。というか私あまり詳しくない…。

ちなみに、Xeon E-2176Mという型番はCoffee Lake世代の6コア/12スレッドのもので、Core i9-8950HK(ノートPC用の最上位CPU)とは兄弟のような関係になります。ただし、クロックスピードはCore i9のほうが上ですし、個人利用時の処理性能ということに関してはやはりCore i9のほうが実力は上だと思います。

この製品のベースモデルは「ベーシックパッケージ」「医療系デジタルイメージングエントリーパッケージ」「製造・建築3次元CAD & 解析/CAE向けパッケージ」という名称になっていますので、これでなんとなくお察し…という感じがします。

またXeonを選んだ場合、RAMは「ECC(誤り訂正符号)メモリ」を選択することが可能になります。ただ、ECCメモリーって、どちらかと言うとサーバーなんかに使われるもので、個人用だとオーバークオリティだと思いますけどね。もちろん価格も通常のRAMの1.5倍から2倍くらいになってしまいますし。

ストレージはベースモデルによって異なりますが、最大で3基(SSD + SSD + HDD)まで搭載可能で、注文時にRAID(複数のストレージを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用すること)なし、RAID0(ストライピング、高速になります)、RAID1(ミラーリング、データが二重化されます)の設定をすることができます。

ECCメモリーにせよ、RAIDにせよ、単なる高速化だけでなく、データの安全な保持、計算精度の向上といったことを目的にしていると解釈できますので、やはり通常のノートパソコンとはかなり違っていると言えます。

ディスプレイは15.6インチのIPS液晶で、FHD解像度と4K解像度が選べます。4K解像度にした場合、ディスプレイはタッチ対応となります。入出力ポートはかなりの充実ぶりで、USBポートが合計で5つ(うち2つはThunderbolt 3)、2系統の映像出力専用ポートを備えます。

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そしてサイズですが、15.6インチのノートPCとしてみれば決して小さくはなく、軽くもありませんが、かといって「ワークステーションだから」というサイズ感にはなっていません。結構厚みがありますし重量も少し重いものの、ゲーミングノートなどと比較すれば、突出しているとも言えません。この製品はその性質上、毎日気軽に持ち歩くというものではないでしょうから、このサイズ感であれば文句なしだと思います。

2.筐体

Lenovo ThinkPad P52
パッと見るとThinkPadですが、もともとゴツめのThinkPadの中にあって、やっぱりかなりのゴツさだと思います。特に厚みがかなりありますよね。

Lenovo ThinkPad P52
天板もThinkPadらしいブラックの無骨なデザインになっています。また、背面にポートが配置されていますが、こちらには有線LAN、HDMI、Thunderbolt 3 × 2があります。あと、USBポートのように見えるものがありますが、これはDC-INです。

Lenovo ThinkPad P52
キーボードにはテンキーが装備されます。また、指紋センサーもありますね。そして、この製品は指紋認証のほか、顔認証(オプション)にも対応します。この製品ではなく、確か旧モデルのP51だったと思いますが、私はキーボードを打鍵したことがあります。その印象だと、キーストロークはやや深めで、打鍵感はThinkPadらしい、素晴らしいものでした。

Lenovo ThinkPad P52
右側面のみ画像が公開されていました。やはりかなりの厚みを感じます。スペック表でサイズを見ただけだとそれほどでもないと感じましたが、やっぱりデカい(厚い)です。

Lenovo ThinkPad P52
底面です。業務用ということもあり、バッテリーは着脱式になっています。あと、ネジで開口するのも簡単そうです。メンテナンス性は高そうに思われます。

3.価格など

Lenovo ThinkPad P52はLenovo直販サイトで販売中で、定価は308,880円から、となっていますが、基本的にLenovoの直販サイトで定価で買うというのはもったいない話です。というか、ほとんどの場合、割引価格になっています。ThinkPadシリーズであれば毎週末に限定クーポンがサイト内に掲示され、誰でも割引が受けられます。ちなみに7月1日(日)だと、26%OFFの228,571円から、となっていました。ThinkPadシリーズは平日でも割引クーポンが表示されますが、基本的に土日の割引率が高くなりますので、購入する場合は土日にしましょう。

この製品の場合、ストレージは2基以上搭載するのが普通でしょうし、RAMなんかもそこそこ大きくして使うことになるんだろうなあ、と思います。正直なところ、個人利用であればゲーミングノート(Core i7-8750H + GeForce GTXの組み合わせなど)にしてしまったほうが実用性が高いような気がします。しかし、CADや高度な科学技術計算などをする必要がある人はもちろん、「ゲームはしないけど、ハイエンドの性能で、システムトラブルやデータ破損などの心配をしなくてすむPCが欲しい」という人であれば、いい選択肢になるかと思います。一通り納得のいくカスタマイズをすれば30万円を越えてしまうと思いますが、予算が確保できるのであれば安い買い物かもしれないです。

4.関連リンク(Lenovo)

ThinkPad P52

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コメント

  1. 名無し より:

    SO-DIMMのDDR4ECCメモリ……レア度高そう

  2. 匿名 より:

    モバイルXeonのラインナップの意義がわからん
    ノートPCにECCを採用せざる得ないような未来はもう少し先の話でしょうし
    XeonとCore i9の関係みたいにダイ選別の戦略でしょうかね?

  3. 匿名 より:

    意義が分からない素人には関係のないモデル
    しかし記事も酷いもんだ いくらもらえるんだ?