レノボがThinkPadシリーズの2024年モデル「ThinkPad L13 Gen 5 (Intel)」「ThinkPad L13 2-in-1 Gen 5 (Intel)」を発売しました(L13 2-in-1はL13 Yogaから改称)。どちらかと言うと法人向けという印象があり、個人向けとしては今ひとつ影の薄いLシリーズですが、Intel版の2024年モデルはCore Ultra搭載となりました。
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ThinkPad L13 Gen 5(Intel Core Ultra):Lenovo
ThinkPad L13 2-in-1 Gen 5 (Intel Core Ultra):Lenovo
1.スペック
スペック表
ThinkPad L13 Gen 5 / L13 2-in-1 Gen 5 | |
OS | Windows 11 Home / Pro |
CPU | Intel Core Ultra 5 125U/Core Ultra 5 135U Core Ultra 7 155U/Core Ultra 7 165U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB(LPDDR5-7500MHz,オンボード, 最大32GB) |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD(M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | L13:13.3インチIPS (1,920 × 1,200) 13.3インチIPS (1,920 × 1,200)タッチ 2-in-1:13.3インチIPS(1,920 × 1,200)タッチ |
ネットワーク | WiFi 6E(802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.3、LTE(オプション) |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力/PD対応)、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック、SIMスロット(オプション) |
カメラ | Webカメラ(720p/1080p・顔認証対応) ※2-in-1は5MPのアウトカメラも搭載 |
バッテリー | 46 Whr |
サイズ | L13:305 x 218 x 17.23 mm 2-in-1:305 x 218 x 17.06 mm |
重量 | L13:1.26 kg~/2-in-1:1.32 kg~ |
コメント
L13/L13 2-in-1とも他のThinkPadシリーズと同様に注文時に広範なカスタマイズが可能です。搭載CPUはCore UltraのU型番、Core Ultra 5 125U/135U、Core Ultra 7 155U/165Uで、135Uと165Uは組織でのPC一元管理に役立つvProに対応する型番です。
RAMは最大32GBと記載していますが、4月28日時点で選択できるのは8GB/16GBのみ、オンボードメモリなので購入後の増設・換装はできません。SSDは256GB/512GB/1TBから選択可能です。
ディスプレイは発色品質の高いものを選べます。13.3インチのIPS液晶で解像度は1,920 × 1,200、L13はタッチ非対応・45%NTSCのものとタッチ対応・72%NTSC(100%sRGBとほぼ同等の品質と考えていいです)のものを選べ、2-in-1はタッチ対応・100%sRGBです。
通信まわりではWi-Fi6Eに対応し、LTEモジュールも搭載可能とのことですが、4月28日現在だとLTEモジュールのオプション設定はありません。
2.筐体
正面から見たところです。実はL13/L13 2-in-1とも筐体サイズは2023年モデルから全く変わっていません。あと、もともとThinkPadシリーズはみんな同じようなデザインなので、外観だけ見て2023年モデルか2024年モデル化を識別できるのはカルトクイズ王くらいでしょう。
L13と2-in-1の相違点もかなり少なく、この画像ではヒンジ構造の違いによって下部ベゼルの太さが少し違って見える、というくらいですね。
この画像は2023年モデルの2-in-1(名称はL13 Yoga)のものですが、キーボード面の上部中央に「丸いもの」が見えると思います。これは「アウトカメラ」です。テントモードやタブレットモードにした際に、「キーボード面が背面になる」ため、この位置にアウトカメラが取り付けられています。当然クラムシェルノートのL13はこの位置にカメラがありません。
天板のデザインも同じ、というか他のThinkPadシリーズともほぼ同じです。ただ、他のThinkPadシリーズの2024年モデル(のほとんど)は天板のWebカメラ付近に突起がありますが、L13と2-in-1にはその突起がありません。
また、2-in-1のほうはヒンジがやや目立つデザインになっていますね。
L13 2-in-1のほうはコンバーチブル2 in 1筐体のため、このようにテントモード(画像左)やタブレットモード(画像右)、スタンドモードにして使うことができます。
L13のほうはクラムシェルノートなのでテントモードやタブレットモードにはできませんが、ヒンジが180度まで開口します。
側面と入出力ポートの配置です。L13と2-in-1で同じポート配置ですね。Thunderbolt 4を含み、USBポートは合計で4つありますので、モバイルノートとしての拡張性は十分かと思います。あと、L13の「9」の説明がもれていますが、これはオプションの「スマートカードリーダー」です。また、2-in-1はペンが付属し、ペンを本体に収納できる構造になっています。
3.価格など
Lenovo ThinkPad L13 Gen 5 /L13 2-in-1 Gen 5 (Intel)はレノボ直販サイトで販売中で、4月28日現在の価格はL13が155,496円から、L13 2-in-1が178,761円からです。ThinkPadシリーズのモバイルノートとしては購入しやすい価格と言えますが、購入検討の際には同じ13.3インチのX13 Gen 5や14インチのT14 Gen 5などとよく比較検討されるのがいいと思います。
4.関連リンク
ThinkPad L13 Gen 5(Intel Core Ultra):Lenovo
ThinkPad L13 2-in-1 Gen 5 (Intel Core Ultra):Lenovo