記事にアフィリエイト広告を含みます

Lenovo Miix 3 - 激戦ジャンルに投入されたレノボの新型2 in 1、売れ筋になりそう

Lenovo Miix 3
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Lenovoがキーボード付属の新しい10インチ2 in 1「Miix 3 10」を発表しました。Miixといえば昨年、日本での8インチWindowsタブレットの普及を牽引した大ヒット機種「Miix 2 8」が代表格ですね。中国市場では同じ「Miix 3-830」という名前の8インチタブレットが販売されていますが、日本の「Miix 3」は10インチサイズが最初にデビューとなりました。普及価格帯の製品ということになりますが、このジャンル(Atom搭載の10インチ2 in 1)は8インチタブレット同様、かなり競争が激化しているので、購入を検討している人にはうれしい悩みが増える、ってことになりそうです。

スポンサーリンク

1.スペック

Lenovo Miix 3 10 スペック表

クリックで拡大します

補足します。CPUはすっかりおなじみのAtom Z3735F、RAMは2GB、OSは32ビットと、典型的な普及価格帯タブレットのスペックですね。ただ、ディスプレイ解像度が1920×1200のFHDとなっていて、これはMiixの優れているポイントです。また、このタイプの機種にとって重要な入出力ポートについても、キーボード側にフルサイズUSBが2つあり、競合機と比較しても実用的だと言えます。

若干弱いかな、と思うのがカメラで、インカメラのみ、200万画素となっています。キーボードを接続して使う場合はカメラを使う機会が多くはないと思いますが、できればアウトカメラも欲しいところ。サイズの方は可もなく不可もなくというレベルながら本体重量が548gとなっていて、競合機よりも明らかに軽量と言えます。

そうそう、もちろんOfficeはHome&Businessがバンドルされてます。

2.たぶんヒンジはついてない

付属キーボードをセットすると見た目ノートPCに見えますね。キーボードは実機に触ってみないとなんとも言えませんが、Lenovoの外付けキーボードは評価の高いものが多い(ThinkPad トラックポイントキーボードなど)ので、心配はいらないというか、きっと気持ちのいい打鍵感なんだろうと思います。また、Bluetooth接続じゃなくてコネクタによる物理接続、というのもうれしいところ。

Lenovo Miix 3 10 キーボード接続部分
ただ、公表資料には書いてないんですけど、おそらくこのキーボードはヒンジがついていないと思います。上の画像はキーボード接続部分を拡大したものですが、ThinkPad 10 のオプションにあるキーボードと同じ形式でしょう。

ThinkPad10 純正キーボードとセットで
こちらはThinkPad 10に別売りのウルトラブック・キーボードを接続したところです。接続部分がよく似ていると思いますが、どうでしょう?

つまり、ヒンジじゃなくて溝に固定するタイプですね。なので角度調整はできないか、できても少しだけなんだろうと思います。ちなみにThinkPad 10のキーボードを触ったことがありますが、角度調整はできないながら安定感、質感とも高く、非常に素晴らしいものでした。

スポンサーリンク

3.使えるモードは3つ

Lenovo Miix 3 10 スタンドモード

Miix 3 10 スタンドモード

この手の2 in 1には、本体とキーボードの接続の仕方を変えて複数の「モード」に切り替えられる機能のついた製品が見受けられます。第一にタブレット単体(Miixではタブレットモードといいます)、第二にノートPC形態(Miixではラップトップモード)、第三にタブレットとキーボードの向きを反転させて、画面に集中できるようにする形態(Miixではスタンドモード)、第四にヒンジ部分を上にしてテントのような形状で使う形態、というのがありがちなパターンです。MiiXはテントモードには対応しません。なぜって、多分ヒンジがないからだと思います。ま、テントモードができなくても使い勝手に大きな影響はありませんのでご安心ください。

4.ライバル機との比較

ここでは同クラスの有力なライバル機と比較してみます

Asus TransBook T100 Chi:実売57,875円
acer Aspire Switch 10E:実売59,180円
DELL Venue 10 Pro:実売51,980円
MousePro-P101AG-AH:実売49,464円
※実売価格は2015年5月22日現在の価格ドットコム(TransBookおよびAspire Switch 10)、Amazon(Venue 10)、マウス直販サイト(MousePro)を参照。全てMicrosoft Office Home&Businessが付属する。複数グレードがあるものは代表的なものを掲載(Venueは上位モデルのSIMなし版、Aspire Switchは上位モデル)

上記の機種以外にも素晴らしい10インチ 2 in 1はあるのですが、この記事では比較的新しいものに絞っています。TransBook Chiは本体が驚異的に薄く、CPUもワンランク上のAtom Z3775、そしてディスプレイの解像度はMiixと同じ1920×1200となっています。比較機種中、スペック的にはもっとも高いと言えます。Aspire Switch 10は筐体が非常に良く出来ているのと、Miixと競合する上位モデルにはキーボードドック部分にHDD500GBがついています。venueの上位モデルはMiixと同様に解像度が高くなっていますし、価格が1万円ほど高くなりますがLTE対応のSIMスロットがついたモデルもあります。マウスはオフィス付きモデルの価格が最も安く、私が見る限り従来モデルの弱点を完全に近いくらいに修正してきているので、使い勝手は大きく向上していると思います。

迎え撃つMiixですが、ディスプレイ解像度が高いこと、タブレット単体が軽量であること、そしてキーボード接続時のデザインがいいこと(好みはあるでしょうけど)が魅力かな、と思います。このクラスの場合、TransBook以外はハードウェア的にワンメイクレースのような感じなので、価格で選ぶのか、解像度や重量、HDD内蔵などの付加価値で選ぶのか、人によって判断基準がわかれますね。

4.価格

Lenovo Miix 3 10 タブレット本体
価格はオープンですが、2015年5月22日現在の価格ドットコムでの最安価格は54,278円ですが、「取り寄せ品」の扱いでした。ちなみにヨドバシだと64,580円(税込み、ポイント10%つき)でした。普通に購入できそうな価格は実質6万円弱なんだろうと思いますが、上に掲載したライバル機と比較して、めちゃめちゃ悩んでしまいそうな価格ですよね。Venueとマウスがお買い得に見えますけど、付加機能がちょっとずつ違うし、判断が難しいところです。

スポンサーリンク