レノボがノートPC「IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD)」を発売します。レノボ製品の中では比較的購入しやすい価格帯のIdeaPadシリーズ、この製品は直販価格がまだわかっていませんが、プレスリリース上の販売価格が「税込み120,780円から」と、(IdeaPadとしては)ちょっとお高めです。でも、システムスペックや装備がすごく充実しています。
なお、IdeaPadシリーズには「IdeaPad Slim 5 Gen 8(AMD)」と「IdeaPad Slim 5i Gen 8(Intel)」という、よく似た型番の製品がありますが、別物です。今回ご紹介する製品は「Light」とあるように、筐体が薄く、軽くなっています。
目次
1.IdeaPad Slim 5 Light Gen 8 スペック
スペック表
IdeaPad Slim 5 Light Gen 8 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 3 7330U/Ryzen 5 7530U/Ryzen 7 7730U |
GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB/512GB SSD(PCIe NVMe/M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.1 |
入出力 | USB3.2 Gen1 Type-C(映像出力・PD対応)、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、オーディオジャック、HDMI |
カメラ | Webカメラ(1080p) |
バッテリー | 47Wh |
サイズ | 324.1 × 215.7 × 17.1 mm |
重量 | 1.17 kg – 1.24 kg |
コメント
CPUはRyzen 7030シリーズのRyzen 3 7330U/Ryzen 5 7530U/Ryzen 7 7730Uです。型番としては最新ですが、Zen3アーキテクチャなので、昨年よく見られた(現在でも搭載機が多数販売されている)Ryzen 5 5625UとかRyzen 7 5825Uのリフレッシュ版と考えるといいでしょう。パフォーマンスは少し向上しています。もちろんビジネス用、学習用として十分な実力があります。
RAMは8GB/16GB、SSDは256GB/512GBです。残念ながらこの記事執筆時点では直販モデルのバリエーション展開がわかっていません。でも、「Ryzen 3/RAM8GB/256GB SSD」と「Ryzen 7/RAM16GB/512GB」というバリエーションモデルは設定されるでしょうね。Ryzen 5にはRAM8GB/256GB SSDとRAM16GB/512GB SSDの両方が設定されるとうれしいですけど。
ディスプレイは14インチのIPS液晶、FHD(1,920 × 1,080)解像度です。スペック表の数値上は「普通」ですが、製品ページに「100%sRGBパネルを選択可能」という記載がありましたので、美しい画面を楽しめそうです。
2.IdeaPad Slim 5 Light Gen 8 筐体
正面から見たところです。この製品の筐体サイズは14インチノートとしては特に小さいほうではないものの、厚さが17.1 mm、重量が1.17 kgからとモバイル利用に適したものになっています。ベゼル幅も比較的細めになっていて、全体的にスリムな印象です。
また、Webカメラは1080p(FHD解像度)と高精細で、プライバシーシャッターもついています。
天板です。筐体色は「クラウドグレー」で、筐体素材は開示されていません。しかし、MIL規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性を備えている、ということなので、おそらく金属製だと思います。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「84 キー(Fn キー+Windows キーを含む)、JIS 配列、バックライト・キーボード」と開示されています。また、キーボード両端にスピーカーが配置され、Dolby Audioに対応します。私の経験上、この位置にスピーカーがあると音質面では有利、というか高い音質になっていることが多いです。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で3つ、すべてGen1規格(伝送速度5Gbps)ですが、USB Type-Cポートは映像出力とUSB PDにも対応します。また、(micro規格ではない)SDカードリーダーも装備しています。
3.IdeaPad Slim 5 Light Gen 8 価格など
Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8は4月21日の発売です。IdeaPadシリーズの場合、量販店やPCショップのみで販売されるケースもありますので、レノボ公式サイトでWeb直販があるかどうかは不明です。しかし、4月21日にはWeb直販の有無が判明すると思いますし、ウインタブは毎週土曜日にレノボのセール情報記事を掲載していますので、Web直販される場合は別記事にてご案内できると思います。
冒頭記載の通り、プレスリリース上の価格は税込み120,780円からです。Web直販の価格やバリエーション展開にもよりますが、システムスペックがよく、またディスプレイやWebカメラ、スピーカー品質も高く、そして重量も1.17 kgと軽量なことから、メインで愛用できるモバイルノートだと思います。
よく似た製品名のIdeaPad Slim 5 Gen 8/5i Gen 8は公式ストアでのWeb直販価格が83,114円(Ryzen 5/RAM16GB/512GB SSD)・97,882円(Core i5/RAM16GB/512GB SSD)と、こちらもかなりお買い得なのですが、「Light」が追加された今、筐体重量が1.46 kgと重いのがモバイル利用にはちょっとネックになりそうです。