レノボがChromebook「IdeaPad Slim 3i Chromebook Plus Gen 8」を発表しました。製品名に「Plus」とありますが、これはChromebookの新カテゴリーである「Chromebook Plus」の要件を満たしている、ということを意味しています。Chromebook Plusとは「速度、メモリ、ストレージが従来のChromebookよりも強化されている」ものを指しますが、詳細な要件は開示されていません。実際のところ、確かにIdeaPad Slim 3i Chromebook Plus Gen 8はChromebookとしてはスペックが高いものになっています。また、レノボの説明によれば、Chromebook Plusの要件を満たした製品では「消しゴムマジック機能やビデオ通話における画像・音声の補正など、AIを活用した各種機能が利用できる」とのことです。
ちなみにウインタブが過去にご紹介したChromebook Plus製品には「ASUS Chromebook Plus CM34 Flip / Chromebook Plus CX34」「HP Chromebook Plus x360 14」があります。
1.概要
スペック表
製品名 | IdeaPad Slim 3i Chromebook Plus Gen 8 |
OS | Chrome OS |
SoC | Intel Core i3-N305 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB eMMC |
ディスプレイ | 14インチIPS(1,920 × 1,080)タッチ |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | Wi-Fi6E、 Bluetooth |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(1080p) |
バッテリー | 駆動時間 約11時間 |
サイズ | 324.4 x 216.2 x 19.3 mm |
重量 | 1.5 kg |
コメント
CPUはCore i3-N305という比較的新しい型番で、Passmarkが公表しているベンチマークスコアは10,095とかなり高いです。スコアだけで言えば第11世代のCore i5-1135G7といい勝負くらいですね。RAMは8GB、ストレージはeMMCながら128GBを搭載しています。
ディスプレイは14インチのIPS液晶、FHD解像度でタッチ対応もします。この画像を見る限り、ベゼル幅も細めですし、なかなかカッコいいですね。
天板はツートンカラー。MIL規格の10のカテゴリーと21のテストを実施済みで、高い耐久性を備えています。また「Chromebook Plus」のロゴもしっかり入っています。
キーボードです。この画像では英語配列ですが、日本仕様は日本語配列になるものと思います。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で3つ、うち1つがType-C、あとはHDMIとイヤホンジャック。SD/microSDカードリーダーはありません。
2.価格など
Lenovo IdeaPad Slim 3i Chromebook Plus Gen 8は7月上旬の発売予定で、今のところ開示されている販路はAmazonで価格は82,280円前後、とのことです。スペックがいいぶん、価格も少々お高めですね。
先日ASUSのChromebook CM30 Detachableをレビューした際に、Linuxアプリを試してみましたが、非常に簡単に導入できたことに驚きました(Chrome OSは以前からLunuxの導入が可能です)。
Chromebook PlusのスペックであればGoogleやレノボの言う「AI」はもちろん、Linuxなど、多彩な用途に使えると思います。8万円で買えるWindowsノートとどっちがいいか、というのは人それぞれでしょうけど。