Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 9 14 (AMD) － Ryzen 7 8845HSにGeForce RTX3050も搭載可能、有機ELディスプレイの14インチノート

レノボがノートPC「IdeaPad Pro 5 Gen 9 14 (AMD)」を発売しました。IdeaPadシリーズはレノボの中では比較的購入しやすい価格帯の製品ブランドながら、IdeaPad Pro 5 Gen 9 14は非常にスペックの高い14インチノートです（よって、そこまで安価ではありません）。一足先にCore Ultraを搭載するIntel版（IdeaPad Pro 5i Gen 9 14）が発売されていますが、今回ご紹介するAMD版では外部GPUのGeForce RTX3050の搭載も可能と、さらに高性能です。

なお、Intel版とAMD版の筐体はほぼ同じ（同サイズ、同重量）なので、この記事では主にシステムスペックと価格についてご紹介します。筐体の使用についてはIntel版の紹介記事をご参照ください。
Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14 － Core Ultra搭載の14インチノート、ディスプレイは有機ELです

1.概要

スペック表

バリエーションモデル

・Ryzen 7/内蔵GPU/16GB/512GB（カ）
・Ryzen 7/内蔵GPU/16GB/512GB
・Ryzen 7/RTX3050/16GB/1TB
※（カ）はカスタマイズ対応モデル
※左からCPU/GPU/RAM/SSD

コメント

CPUは最新型番のRyzen 5 8645HS/Ryzen 7 8845HSで、製品ページに掲載されている3つのバリエーションモデルではすべてRyzen 7になっていますが、カスタマイズによりRyzen 5も選択できます。この2つの型番はまだPassmarkにベンチマークスコアが掲載されていないものの、この先ゲーミングノートにも多く搭載されるであろう高性能なものです。

GPUはRyzen 5選択時は自動的にGeForce RTX3050搭載となり、Ryzen 7選択時は内蔵GPUのRadeon 780MもしくはGeForce RTX3050を選べます。グラフィック性能はRTX3050のほうが上ですが、Radeon 780Mという内蔵GPUは「内蔵GPUとは思えない」ような性能になっていますし、実際ゲーミングUMPCの多くはRadeon 780M内蔵のCPUを搭載しています。ゲームプレイの快適性を重視するのでなければ（この製品はゲーミングPCでもありませんし）あえてRTX3050を選ぶ必要はないかと思います。ただし、いま旬の「AI処理」については「消費電力を気にしないのであればCPU内蔵のNPU（この場合はRyzen AI）よりもGeForceのほうが上」です。

RAMはRyzen 5が16GBのみ、Ryzen 7は16GB/32GBから選択可能、SSDは512GB/1TBを選べます。

ディスプレイは14インチの有機ELで解像度は2,880 × 1,800（アスペクト比16:10）、HDR500・100%DCI-P3・400 nit・リフレッシュレート120Hzという仕様です。発色品質とリフレッシュレートが高いので、様々なことを快適に楽しめると思います。

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Intel版と筐体はほぼ同じ、と書きましたが、ポート構成はちょっとだけ違います。CPUがRyzenなのでThunderbolt 4は搭載しておらず、USB4となります。それ以外のポートと配置はIntel版と同じですね。また、フルサイズ（micro規格でない）SDカードリーダーがついているというのはクリエイターの方々にはありがたいんじゃないでしょうか。

2.価格など

Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 9 14 (AMD)はレノボ直販サイトで販売中で、2月23日現在の価格は121,275円から、となっています。

システムスペックがに高くて外部GPUの搭載も可能、そしてディスプレイは高発色・高精細な有機ELと、非常に魅力的な製品だと思います。また、ちょっと重いですが14インチで重さ1.46 kgならモバイルノートとしても十分許容範囲でしょうね。

3.関連リンク

IdeaPad Pro 5 Gen 9 14型 (AMD)：Lenovo