Windowsタブレット・2 in 1の大型化の波は中国タブレットの世界にも及んでいるようで、今度は13.3インチサイズのキーボード非分離、ディスプレイ360度回転型の2 in 1が登場しました。「VOYO VBook V3」です。13.3インチあればモバイルノートPCとしても十分なサイズですし、スペックと価格次第なら欲しくなっちゃいますね。
1.スペック
OS: Windows 10 64ビット
CPU: Intel Atom X5-Z8300
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 13.3インチIPS(1,920 × 1,080)
ネットワーク: 802.11b/g/n、Bluetooth
カメラ: イン2MP / アウト2MP
入出力: USB3.0 × 2、microHDMI、DC電源アダプタ、オーディオ、microSD
サイズ: 330 x 220 x 16 mm / 重量 1,500 g
バッテリー: 10,000mAh、最大稼働時間8時間
※SIMスロットはあるが使用は不可
※スタイラスペンは別売り
補足します。13.3インチと中国製品としては大型のサイズとなりますが、スペックそのものは最新の中国タブレットとほぼ同じです。CPUはCherryTrail世代のAtomですし、OSは64ビット、RAMは4GB、ストレージも64GBありますから、ノートPCとしてもしっかり使えそうに思われます。
ただ、サイズの方もさすがに大きく、特に重量は1.5 kgありますから、そんなに快適に持ち歩けるサイズでもないかもしれません。また、この製品にはSIMスロットがついていますが、実際にSIMを使うことはできません。中国の国内向けにはSIMフリーモデルの設定がありましたが、GEARBESTには設定がないようです。現状日本じゃSIMは挿せませんけどね。
2.筐体
この製品はディスプレイが360度回転し、タブレットモード(上の画像です)やテントモードなど、4つのスタイルを使うことができます。1.5 kgのタブレットは手で持ちたくはないですけど、テーブルの上や膝の上だと便利かもしれません。
またVBook V3はペン入力ができること、がセールスポイントになっていますが、デジタイザー(筆圧対応)が搭載されているかは不明です。上の画像を見る限り筆圧には対応していないように見えますね。
これが展開図です。入出力ポートの配置がわかります。13.3インチサイズなので当たり前ですがUSBポートも2つありますね。
筐体色はオレンジがメインカラーのようなんですが、落ち着いた感じのグレーも選べます。この色なら仕事用にも使えます。
VOYOの公式サイトを見るとほかにもカラーバリエーションがあるようなのですが、現状はオレンジとグレーしか選べません。
3.価格など
VOYO VBook V3は2015年12月26日現在「プレセール(予約注文)」の状態で、2016年1月6日にプレセール終了となるため、配送開始はそれ以降となります。GEARBESTのほか、Banggood、Geekbuying、Aliexpressなどを確認してみましたが、製品ページはまだありませんでした。また、Tmall(タオバオが運営する通販モール)にはメーカーの公式通販ショップがあって、製品ページもありますし、SIMフリーモデルも購入できます。公式のお店なので安心だし、日本への配送も可能のようなんですが、英語への翻訳すら不十分なため、多少中国語が理解できないと購入は難しいと思います。私の語学力では購入できそうにありません。
で、価格ですがGEARBESTで312.87ドル(39,472円)です。絶対的な価格はやや上がってしまいますが、13.3インチサイズということであれば十分割安かなと思います。
4.関連リンク
VBook V3:VOYO公式サイト(中国語)
VBook V3:Tmall内VOYO公式ストア(中国語)
VOYO VBook V3:GEARBEST
※製品の詳細情報を確認していただくためにリンクしています。海外通販サイトを利用する場合、通販サイトの取引ルールなどをよく確認してからにしましょう。