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Teclast TBook 16 Pro - 大型サイズに使いやすいキーボード、使用感は?(実機レビュー)

Teclast TBook 16 Pro キーボード接続閉じたところ
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。中国タブレット「Teclast TBook 16 Pro」については、かのあゆさんに初回の実機レビューをお願いしています。
Teclast TBook 16 Pro - 質感高く、専用キーボートとのマッチングも最高!日本で正式販売してもらいたい(実機レビュー)

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筺体構造やシステムの概要、そしていつもやっている各種ベンチマークテストについては、このレビュー記事を読んでいただければひと通りわかるのではないか、と思います。そのため、今回は「実際に使ってみての感想」を簡単にレビューさせてもらおうと思います。

1.キーボードの使い勝手

Teclast TBook 16 Pro キーボードの使い勝手1
TBook 16 Proは11.6インチということと、専用のキーボード(ヒンジ付き)が用意されているということで、モバイルノートPCとしての活用を考える人が多いと思います。そこで、キーボードを接続してウインタブの記事をひとつ書いてみました。基本的にはブラウザのエディターを使って淡々とテキスト入力をする、ということと、フリーの画像加工ソフト「GIMP2」を使って画像のリサイズとか枠線引きとか、軽度の色調節をする程度の作業だけです。

Teclast TBook 16 Pro キーボードの使い勝手2
テキスト入力については快適であった、と評価できます。ただし、このキーボードは見た目ほどしっかりはしていません。画像のように、ヒンジを開口すると筺体後部がせり上がる構造になっているのですが、つまりこれは「キーボードが浮く」ということを意味します。その結果、打鍵していて「たわみ」を感じ、打鍵感が若干損なわれます。

これは実用性に影響ができるようなものではありません。したがって普通にテキスト入力をこなすことができます。「気持ちよさが若干損なわれる」というだけです。この製品は筺体がアルミ製ということもありますし、見た目の質感も非常に高いため、キーボードもさぞかし堅牢なんだろうなあ、と思うでしょ?なのであえて少し辛口の評価にしておきます。繰り返しますが、実用性には全然影響はありませんし、キー操作は非常にしっかりしていてなんの問題もありません。

システムの処理性能、ということに関しては、私にとって勝手知ったる「Atom Z8300、RAM4GB、ストレージ64GB」というスペックなので、正直なんのサプライズもありませんでした。しかし、安定性は非常に高いと感じられ、使っていてストレスを感じる瞬間はありませんでした。唯一気になったのはシステムの起動、アプリのインストールにかかる時間がやや長めであったことです。CherryTrail世代のAtomとはいえ、WindowsUpdateなどをすると、どうしても待ち時間が長くなる、というのはすべての機種について言えることですが、この製品は体感的に少し待ち時間が長く感じられます。ただ、デュアルブート機ということもあり、システム的なチェックをかませている、ということも十分考えられます。もしそうなら、繰り返しになりますが、システムの挙動が安定しており、これって中国製品としては非常にありがたいチューニングなのかもしれん、と思いました。

2.タブレットとして

この製品は、というよりもTeclast製のタブレット全般に言えることなのですが、ディスプレイの品質が非常にいいです。発色が美しく、カタログスペックの「FHD(1,920 × 1,080)」よりも感覚的に美しい、と感じる人が多いと思います。なのでタブレットとしての操作感にも非常に期待してしまいますね。

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Teclast TBook 16 Pro 両手持ちなら快適
ただ、やはり大きくて重いです。11.6インチにして自立構造を持たない(つまりキックスタンドなどがない)製品なので、ゲームなどをするときは両手で持って、ということになります。「GTレーシング2」などのレースゲームをする場合は両手でしっかりタブレットを持つので、「まあ我慢できる」のですが…

Teclast TBook 16 Pro 片手持ち
すいません、カメラマンが写っちゃいました。先日記事にして以来、すっかりハマっている「Table Tennis Champion」などは片手でタブレットを持ち、もう片方の手で画面をスワイプしなくてはならないので、はっきりいって辛いです。

もちろん大画面の恩恵、というのはありますが、例えばYouTubeで動画視聴をする際などは、スタンド代わりにキーボードを接続して、という使い方になるんじゃないでしょうか?

また、この製品は「Continuum(PC版)」は使えません。つまり、タブレットを着脱した際に自動でモードを切り替えてくれるとか、あるいは「切り替えますか」と質問してくれることはないです。

そんなわけで、Windowsをメインで使う場合はキーボードを接続して、という形態を取ることがほとんどなんじゃないかな、と思いました。

3.Androidは?

この製品のAndroidは最近ウインタブで「マイブーム」になっているRemix OSではありません。かのあゆさんのレビューにあったとおり、「素のAndroid 5.1」です。これはいいとも悪いとも言えるでしょう。読者の方のコメントにあったので試してみましたが、タッチパッドはAndroidでは使えませんでした。

Atom Z8300というCPUはAndroidを動かすには十分な性能があり、一部のアプリで動作しないなどの問題はあるものの、「動作する限り」ゲームなどはごく快適に遊べます。ただし、筺体の大きさと重さ、というのはOSを切り替えても変わりませんので、タブレットとして「手持ち」の状態で長時間操作するのはキツイですかね。

4.その他

私の試用中、ひとつだけ不具合と思われる挙動がありました。キーボードを接続した状態でスリープさせ、しばらく立ってから再開するとキーボードを認識しないことがあります。いったんキーボードを外してもう一度接続するとすぐに復旧するのですが、新品のうちはいいとして、少し筺体がヘタってきたら、こういう操作をしなくちゃいけない、というのはイヤなもんでしょうね…。

バッテリーについてはAndroid側でYouTubeの動画再生(ジュリアナ東京のメドレー)をボリューム50%ほどで30分やってバッテリーの消費は10%程度、Windows側でウインタブの原稿書きを1時間半ほどやって、その後3時間スリープさせた際の消費が60%だったので、バッテリー節約機能などを使い、ディスプレイをやや暗めに設定すれば5時間くらいは連続使用できそうな感じです。割と長持ちする方だと思いますよ。ただし、バッテリー稼働時間に関してはお使いの環境、作業内容、システム設定などにより大きく変化しますので、あくまで参考程度とご理解ください。

5.まとめ

Teclast TBook 16 Proは専用キーボードをセットすれば本格的なノートPCとして十分な実力があると思います。CPUがAtom Z8300なので、Core m機やCore i機とは明確な差があり、主にテキストライティングやExcel、Wordといったオフィス系のソフトウェアを使うのに向いていると思います。もちろんオンラインゲームなどPCスペックを要求する作業には向きません。

この記事では主に筺体の使い勝手についてレビューしましたが、もはや若干蔑んだような「中華タブ」なんて表現が失礼なくらいの完成度だと思います。これ、実機に触ったら「欲しい!」という人が続出なんじゃないか、と思いますよ!

5.関連リンク

Teclast Tbook 16 Pro 2 in 1 Tablet PC:Gearbest
Original Teclast TBook 16 Pro Keyboard:Gearbest
※この記事で試用している製品はGearbestの提供品です

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コメント

  1. もりもり より:

    個人的に素のAndroid搭載は嬉しいですね。
    RemixOSは使用した感じまだまだ対応アプリが少ないので実用面では5,1でもAndroidのがいいかなという印象あります
    RemixOSにはロマンを感じるのでAndroid7.0でマルチウインドウでも正常に作動するアプリが増えるのを期待したいところです。

    • wintab より:

      もりもりさん、こんにちは、コメントありがとうございます。キーボード付きで使うならRemixのほうがいいんですけど、一方でAndroidをキーボードで使うならそもそもデュアルブートじゃなくていいじゃん、というのもあります。なので、素のAndroidというのが正解かもしれませんよ。

  2. 匿名 より:

    オーディオのプラグって4極に対応しているんですか?

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。すいません、わかりません。実機も手元から離れてしまいました。