こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ウインタブとしては未知の中華ブランド「T-bao」の製品について、ここのところたて続けに紹介記事を書いています。中国の通販サイト「geekbuying」がT-baoの製品を五月雨式に販売開始しており、サイトをチェックするたびに新しい製品が追加されているためです。
T-bao Tbook R8 - 15.6インチ ノートPC、なじみのないメーカーだけど、とにかく安いのが魅力!
T-bao Tbook Air - 12.5インチ、薄型軽量にして指紋センサーつきで3万円!のモバイルノート
T-bao Tbook Pro - 14.1インチ、低スペックながら期待通りの激安価格!のモバイルノートPC
今回紹介する「Tbook X7」ですが、ウインタブとしては「これ本命!」といっていい製品だと思います。だって、14.1インチのモバイルノートが123ドルですよ!これこそ中華!って感じですよね。
1.スペック
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom Z3735F
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB eMMC
ディスプレイ: 14.1インチ(1,366 x 768)
ネットワーク: 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0
カメラ: インのみ0.3MP
入出力: USB 2.0 × 2、MiniHDMI、microSD、オーディオ、DC-IN
バッテリー: 6,000mAh
サイズ: 350 x 232 x 18 mm / 1,395 g
久しぶりに見ましたね、BayTrailのAtom。RAMは2GB、ストレージも32GBですから、2014年後半~2015年くらいのWindows タブレットのスペックです。ディスプレイもHD解像度で「IPSなわけないだろうが!」だと思います。
これでいいんですよ。Atom Z3735FとRAM2GBの組み合わせの2 in 1、acer Aspire Switch 10をかつてメインのノートPCとして使っていたものとしては、「これでもテキストライティングとかExcelとかなら全然いける」と思ってます。
ポート類もフルサイズのUSB 2.0ポートが2つにMiniHDMIがあり、充電/給電も専用のDC-INがありますので、実用性は十分だと思いますし、重量も1.4 kg弱ということなのでモバイル利用も可能だと思います。
価格が価格なんで、「あそこが足りない」とかではなく「ひと通り揃ってるわ」という理解でいいでしょう。
ちょっと冗談ぽく書いたところもありますけど、この製品は過度の期待をせず、価格なりの実力を発揮してくれればいいや、と考える人には素晴らしいのではないか、と真剣に思っています。特にウインタブをいつも読んでくれている人なら、この製品のスペックでできそうなことは予想がつくと思うので、予想の範囲内での活用を考えているのであればすごく魅力的なんじゃないか、と思います。
2.筺体
低価格品ですが、見た目は例の「MacBookインスパイア系」です。従って、決して不細工ではありません。筺体素材は不明ですが、プラスティック製と考えておくのがいいか、と思います。
なお、ベゼル幅がやや太いことからもわかりますが、この製品のタテ・ヨコサイズはやや大きめです。日本でもよく売れているJumper EZBook 2、そして発売時期が新しいEZBook 3と比較してみましょう。
Tbook X7: 350 x 232 x 18 mm / 1,395 g
EZBook 3: 330 x 220 x 21 mm / 1.3 kg
EZBook 2: 346.5 × 229.5 × 17.55 mm / 1,395g
ニューモデルであるEZBook 3よりは大きいですが、意外にもEZBook 2とはそんなに大きく違いませんね。というかほぼ同じくらい、と言ってもいいでしょう。なら合格点をあげられますね。
ちょっとアングルがヘンですが、側面の画像です。手にとってみないと質感はわかりませんが、少なくとも見た目はMacBookっぽくなってますし、十分薄型の筺体と言えます。
カラーバリエーションは「ホワイト」と「シルバー」の2色です。先日も書きましたが、天板にあるT-baoのロゴは日本人の感覚にはあまり合わない(要するにカッコ悪い)と思います。
入出力ポートの配置も中華MacBookインスパイア系とほぼ同じです。アップで見ると質感は悪くなさそうですね…。
3.価格など
T-bao Tbook X7は中国の通販サイト「geekbuying」で販売中で、6月17日現在の価格は122.99ドル(14,063円)となっています。為替レートがイマイチなので、13,000円台にならなかったのがとても残念です。しかしこれでもノートPCの価格ですからねえ…。
記事中に書いたとおり、「Atom Z3735FでRAM2GB」と聞いてピンとくる、というか「どのくらいのことができるか」をイメージできるのであれば「買い」でいいと思います。また、初めて中華製品を購入するとかの場合でも、ここまで安ければ悪い選択ではないでしょう。T-baoはウインタブでも実機レビューの経験がなく、実際どこまでやれるのか、というのは未知数ですが、多少のことなら目をつぶれるレベルかな、と思います。