記事にアフィリエイト広告を含みます

T-Bao T-BOOK X10 - きれいなブルーの15.6インチスタンダードノート、使えるスペックでRAM/ストレージのカスタマイズ可。あとは価格次第か?

T-Bao T-BOOK X10
中国メーカーのT-Baoが15.6インチスタンダードノート「T-BOOK X10」を発売しました。T-Baoに関しては以前ウインタブが紹介した製品で「OSがボリュームライセンス」というトラブルがありました(詳しくはこちら)。その後同様のトラブルは聞いておらず、最近ではミニPCなども日本でよく売れているようですね。

スポンサーリンク

今回ご紹介するT-BOOK X10のCPUはAMD Athlonなのですが、エントリークラスと言うにはちょっとかわいそうなくらいの性能になっているようです。

1.スペック

  T-Bao T-Book X10
OS Windows 10 Home
CPU AMD Athlon Gold 3150U
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB
ストレージ 128GB/256GB/512GB SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチIPS(1,920 × 1,080) 
ネットワーク IEEE802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力 USB Type-C、USB 3.0 × 2、USB 2.0、HDMI、microSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ WEBカメラ(1MP)
バッテリー 5000mAh/7.6V(38Wh), 稼働 6-8時間
サイズ 318 x 216 x 21 mm(誤りです)
重量 1.8 kg

まず、CPUのAthlon Gold 3150Uですが、あまり聞き慣れない型番です。Passmarkにベンチマークスコアが公表されていました。

T-Bao T-BOOK X10

2021年3月1日現在のPassmarkスコア

ご覧のように、予想以上に高性能ですね。第7世代のCore i7-7500Uのスコアが3,664なので、第6世代とか第7世代のCoreプロセッサーを使っている人の買い替え用としてはそんなに違和感がないかもしれません。ただし、もちろん第10世代、第11世代Coreと比較してしまうと見劣りしますけどね。

スポンサーリンク

3月1日現在、Banggoodでは下記の3種類のバリエーションモデル(RAMとストレージの組み合わせ)がありました。

RAM8GB/128GB SSD
RAM8GB/256GB SSD
RAM16GB/512GB SSD

T-Bao T-BOOK X10
また、この製品はRAMとストレージの増設が可能です。ただ、「デフォルトでどういう構成なのか」というのがわかりません。RAM16GBのモデルの場合、8GB+8GBなのか、それとも16GB+空きスロットなのか、またSSDも初期構成がSATAなのかNVMeなのか、という点がわからないです。この点は結構重要だと思うのですが…。

ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度です。かなり前にT-BaoのノートPCのレビューをしたことがあるのですが、その製品の発色は悪くなかったと記憶しています。

入出力ポートは、規格こそ新しさがないものの、数としては検討しているほうでしょう。USBポートが合計で4つありますから。ただし、有線LANポートはありません。

サイズは「不明」とすべきだったかもしれません。ここではBanggoodの製品ページにあった数値を転記していますが、横幅、奥行きとも15.6インチノートとしてはほぼありえないくらいに小さいです。実際には横幅360 mm程度かと思われます。重量に関してはメーカー提供と思われる画像に1.8 kgという記載がありましたので、ほぼ正確だと思います。

2.筐体

T-Bao T-BOOK X10
まず目を引いたのが「カラーバリエーション」ですね。この製品は筐体色「Blue」と「Silver」があり、特にBlueのほうがとても美しい色に思われました。あと、この画像を見る限り「例のロゴ」はついていないようなので、ちょっと安心。

T-bao Tbook Air ロゴ
別製品の画像ですが、これが「例のロゴ」です…。

T-Bao T-BOOK X10
正面から見たところ。筐体色Blueですね。とても美しいデザインだと思います。が、正直実物を見ないとイマイチ信用できない。

T-Bao T-BOOK X10
これ、別アングルからの画像です。ヒンジまわりのデザインが明らかに他の画像と違ってますよね?実物はどっちなんでしょう?このあたり「昔ながらの中華」という香りがします。

キーボードはテンキーのつくオーソドックスなもので、画像を見る限りキーピッチは十分確保されていると思われますが、そのかわりアルファベットキーとテンキーの境界線が曖昧な、中華PCにありがちなレイアウトです。また、このキーボードはバックライトも装備され、タッチパッド内には指紋センサーもあります。

T-Bao T-BOOK X10
ちょっとわかりにくいですが、側面と入出力ポートの配置です。右上が左側面、左下が右側面ですね。ポートの数は「足りている」と思います。

3.価格など

T-Bao T-BOOK X10は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、3月1日現在の価格は下記のとおりです。

RAM8GB/128GB SSD:499.99ドル(54,110円)
RAM8GB/256GB SSD:529.99ドル(57,357円)
RAM16GB/512GB SSD:599.99ドル(64,932円)

この価格だと厳しいですね。LenovoやDELL、HPなどの15.6インチスタンダードノートなら、税込み6万円程度でRyzen搭載モデルが手に入りますから、あえて海外通販で中華PCを、と思える価格ではありません。

ただし、セールやクーポン発行により、8GB/256GB版あたりが4万円台で購入できる、ということなら検討の余地はあると思います。なので、しばらく様子見でしょう。

4.関連リンク

T-Bao T-BOOK X10(8GB/128GB):Banggood
T-Bao T-BOOK X10(8GB/256GB):Banggood
T-Bao T-BOOK X10(8GB/512GB):Banggood

スポンサーリンク