こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ウインタブ史上、最も評価の高い珍品中華PCと言えば「PIPO X10/X12」です。紹介すれども実機レビューをすれどもほとんどの読者がスルーする異形のPC。しかしレビューを担当した人間を全員魅了してしまう、不思議な製品でもあります。
PIPO X10とX12についてはライターと読者にもレビューしてもらっています。その高評価ぶりをぜひご覧ください。ちなみに現在ライターを務めてくれているnatsukiさんは、このレビューをきっかけにウインタブがスカウトしております。
PIPO X10 - 10.8インチの超個性派、これがリビングPCの最適解(読者レビュー:natsukiさん)
PIPO X12 ー 自宅のメインマシンはこれでいいだろ?あと、DJもやってみました!(読者レビュー:m.os.otaさん)
そのX10/X12に「まさかの後継機種」が爆誕しました。これでもうしばらくの間、この珍品を愛でることができそうです。なお、今回ご紹介する「X10s」の筐体は、従来モデルのX10とは異なりますが「ほぼ確実に筐体の使用感は同じ」だと思われますので、上記の読者レビュー記事、また、ウインタブの実機レビュー記事をご参照ください。
PIPO X10 - 使い道を考えるより先に使ってみたらすごく気に入った件(実機レビュー)
1.概要
PIPO X10s | |
OS | Windows 10 |
CPU | Intel Celeron J4105 |
外部GPU | なし |
RAM | 6GB |
ストレージ | 64GB eMMC |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 10.1インチIPS(1,920 × 1,200) |
ネットワーク | 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0 |
入出力 | USB3.0 × 4、RS232、HDMI、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | なし |
バッテリー | 3.7V/10,000 mAh |
サイズ | 247 × 162 × 68 mm |
重量 | 1,030 g |
PIPO X10のCPUはAtom Z8350でしたが、X10sはCeleron J4105です。J4105はGemini Lake世代のデスクトップ用CPUで、12月12日現在のPassmarkスコアは2,969と、Atom Z8300(Passmarkスコア823)よりも断然高性能です。Coreプロセッサーには及びませんが、エントリークラスのノートPCに搭載されているCeleron N4000やN4100よりもワンランク上の性能です。
RAMも4GBから6GBに増量されました。欲を言えば8GB、というのはありますが、6GBでもRAM不足の挙動はかなり減るものと思われます。この2点だけでもX10よりも格段にレベルアップしたと言っていいでしょう。
ディスプレイサイズはX10の10.8インチから10.1インチに縮小しています。ここは個人的に少し残念なのですが、一般的な10インチタブレットのサイズに寄せてきた、ということだと思います。解像度はWUXGA(1,920 × 1,200)と、10.1インチのタブレット製品とほぼ同じです。もちろんタッチ対応もします。
PIPO X10/X12と同様、筐体はインパクト抜群です。「分厚いタブレット」というべきか「コンパクトなオールインワンPCというべきか、類似品が見当たらない、独特の個性が光ります。そして、入出力ポートが非常に充実しているのがこの製品(この筐体)の大きな特徴です。
X10との比較では、USBポートの数は4つと変わらないものの、すべて3.0規格となり、さらに「シリアルポート(RS232C)」が追加されました。一般ユーザーにはあまり縁がなさそうなポートですが、「エンジニアさん、X10sを使いなさい!」ということでしょうかねw
また、従来からこの筐体はバッテリーも内蔵します。なので、注目を浴びるかもしれませんが電車の中などでも使えます。
サイズはX10から少し変わりました。ディスプレイサイズも変更になりましたし、要は新筐体になったということでしょう。ちなみに、サイズスペックはあまり信用できません。以前のX10の実機レビューの際は、あまりにもメチャクチャな表記になっていて腹が立ったことを覚えています。
まあ、持ち運びができる重さではありますが、厚さが7センチありますので、ビジネスバッグに入れて持ち歩くのは無理です。ボストンバッグとかバックパックが必要なサイズ感ですね。
で、使い方なんですけど、これは上にリンクしたレビュー記事でイメージが掴めると思います。これね、タブレットでもなくノートPCでもなく…、ということなんですけど、間違いなく便利に使えます。
2.価格など
PIPO X10sは中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、12月13日現在の価格は279.99ドル(29,703円)です。中華製品だとCeleron搭載のノートPCに近いくらいの価格水準と言えます。
冒頭にも書かせていただいたとおり、「まさか後継機種が出るとは!」と少し驚きました。しかも、しっかりスペックも引き上げられ、入出力ポートもさらに充実しています。このシリーズを使ったことのある人にはもちろん非常に魅力的と言えますし、せっかくなのでウインタブ読者にも広くおすすめしたいですね。
4.関連リンク
PIPO X10s:Banggood
コメント
うああああ
現在メインでX15、サブでX12という状況なのでどうしたものか・・・
でも欲しい・・・
こんにちは。X15も買ってしまったんですね…。ある意味ウインタブのライター集団よりもこのジャンルにハマってるかもしれない。といいつつX10sは私も欲しい。