ゲーミングUMPCでおなじみのONEXPLAYER(One-Netbook社)が個性的なゲーミングUMPC「OneXPlayer G1」のクラウドファンディングを開始しました。トップ画像を見ていただけるとわかりやすいと思いますが、クラムシェルノート型の筐体に着脱可能なキーボードをセットした製品です。これならゲームだけでなく事務仕事にも使えそうですよね。
1.スペック表
OneXPlayer G1 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 7 8840U/Ryzen AI 9 HX 370 Intel Core Ultra 7 255H |
外部GPU | なし |
RAM | 32GB/64GB(LPDDR5X 7500MHz) |
ストレージ | 1TB/2TB/4TB SSD(M.2 2280 PCIe4.0 ×4) |
ディスプレイ | 8.8型LTPS(2,560 x 1,600)144Hz |
ネットワーク | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
入出力ポート | USB4 Type-C × 2、USB3.2 Type-A、OCulink、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
バッテリー | 51.975Whr/13,500 mAh |
サイズ | 208 × 146.5 × 32 mm |
重量 | 本体:880 g / キーボード:140 g |
2.バリエーションモデルと価格(INDIEGOGO)
・Core Ultra 7/32GB/1TB:1,099ドル(173,107円)
・Ryzen AI 9 HX 370/32GB/1TB:1,199ドル(188,859円)
・Ryzen AI 9 HX 370/32GB/2TB:1,299ドル(204,611円)
・Ryzen AI 9 HX370/64GB/2TB:1,399ドル(220,362円)
・Ryzen AI 9 HX 370/64GB/4TB:1,539ドル(242,411円)
・Ryzen 7 8840U/32GB/1TB:899ドル(141,604円)
※価格は1月11日現在のもの
※左からCPU/RAM/SSD
3.コメント
OneXPlayer G1はINDIEGOGOでクラウドファンディング中ですが、One-Netbook社の代理店である天空が国内正規版の発売を予告していますので、近日中に国内購入が可能となります。また、上記のスペック表およびバリエーション展開、製品価格はすべてINDIEGOGOのものなので、国内正規版では多少変更される可能性があります。
CPUはRyzen 7 8840U、Ryzen AI 9 HX370、そしてCore Ultra 7 255H(Arrow Lake)から選べます。めっちゃ最新の型番も含まれていますよね!
ウインタブの実機レビューでよく使っている3D Markのスコアです(テスト名がわかりませんが、Time Spyじゃないかと思います)。これを見るとCore Ultra 7 255Hのスコアが最も高くなっていますね。また、有名ゲームタイトル(Cyberpunk 2077やForza Horizon 5、Elden Ringなど)でRyzen AI 9 HX 370であれば60fps以上が出るとのことです。
RAMは最低でも32GB、ストレージも最低で1TBありますし、4TBという超大容量の設定もあります。ディスプレイは8.8型LTPS(2,560 x 1,600)と高精細でリフレッシュレートは144Hz、発色も97%DCI-P3と高品質です。ただ、タッチ対応するのかどうかは説明がありませんでした(たぶんタッチ対応だと思うのですが…)。
画像左側が着脱式キーボードを取り付けた状態、右側がキーボードを取り外した状態です。キーボードを取り付ければビジネスにも使えそうな感じですし、キーボードを外した場合でも下部にセンサー式キーボードがあります。
OneXPlayer G1はディスプレイサイズが8.8型なので、(ゲーミングではない)UMPCとしては大きめですが、そのぶん「事務機」としての使い勝手も良さそうです。
ゲーミングに必要なスティックやトリガーボタンも完備しています。
利用イメージです。着脱式キーボードはBluetooth接続なので、こんなふうに本体から分離して使うこともできます。あと、ゲームがしやすいかどうか、というのはなんとも言えません。
ポート構成です。OCuLinkポートを備え、USBポートもType-Cが3つ、Type-Aが1つと、このサイズの製品としては充実した構成だと思います。また、microSDカードリーダーもありますね。
4.価格など
OneXPlayer G1のクラウドファンディング価格は上に記載したとおりです。一応再掲します。
・Core Ultra 7/32GB/1TB:1,099ドル(173,107円)
・Ryzen AI 9 HX 370/32GB/1TB:1,199ドル(188,859円)
・Ryzen AI 9 HX 370/32GB/2TB:1,299ドル(204,611円)
・Ryzen AI 9 HX370/64GB/2TB:1,399ドル(220,362円)
・Ryzen AI 9 HX 370/64GB/4TB:1,539ドル(242,411円)
・Ryzen 7 8840U/32GB/1TB:899ドル(141,604円)
※価格は1月11日現在のもの
※左からCPU/RAM/SSD
私の感覚だとCore Ultra 7 255Hモデルに割安感があります。また、システムスペックを考慮すると全体的に低めの価格設定だと思います(まあ、そう簡単に買える値段じゃないですけど)。
記事中でも触れましたが、この製品はそう遠くないうちに天空から国内正規版がリリースされる予定です。国内正規版のほうが若干高くなると思いますが、天空の国内保証がつきますし、技適の不安もありませんので、少し待ってみる、というのでもいいと思いますね。
5.関連リンク
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
コメント