N-oneがWindows PC「NBook Ultra」を発売しました。N-oneは日本で主にAndroidタブレットを販売しており、風のうわさ(いや、本当に詳細はわかっていないんですけどね)によれば、かなり売れ行きが好調のようなので、日本での認知度も着々と上がっていると思われます。そのN-oneが今度はWindows PCの発売について「日本でプレスリリース」を出しました。また、ウインタブでN-oneのWindows機に関する記事を掲載するのはこれが初めてです。
1.スペック
スペック表
N-one NBook Ultra | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | AMD Ryzen 7 8845HS |
GPU | なし |
RAM | 32GB(DDR5 5600MHz、デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2 2280 PCIe 4.0 ×4) M.2 2280 空きスロット×1(PCIe 4.0 ×4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16インチIPS(2,560 x 1,600)165Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB Type-C × 2、USB Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック (ウインタブが製品画像にて確認、詳細規格は不明) |
カメラ | Webカメラ(1MP/HD) |
バッテリー | 15.4V/5400mAh、83Wh |
サイズ | 356.5 × 247.5 × 19.5 mm |
重量 | 1.87 kg |
コメント
OSはWindows 11 Proです。中国メーカー製品ということでOSのライセンスは心配ですが、日本でもしっかりプレスリリースが出ていますので「まあ安心かな」とは思います。N-oneとしても下手を打つと好調なAndroid製品の売れ行きにも響いちゃうでしょうし。
CPUはRyzen 7 8845HSです。Ryzen 7040シリーズのリフレッシュ版と言える型番で、Zen4/RDNA3のアーキテクチャのまま、クロックスピードを高めており、パフォーマンスも向上しています(特にAI処理能力が向上しているとのこと)。RAMは32GB、SSDは1TBで、M.2 2280 SSDの増設も可能です。
ディスプレイは16インチで解像度は1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)、リフレッシュレート165Hzで100%sRGBの発色性能です。高いCPU性能にふさわしい品質のディスプレイと言えるでしょう。
2.筐体
筐体は金属製でディスプレイ面のベゼル幅も狭く、以前の中華Windowsノートとは大違い、かなりスタイリッシュに見えます。また、余計な装飾がない、シンプルなデザインなのも魅力ですね。
キーボードは英語配列でテンキーがつきます。また明るさを3段階に調整できるバックライトも搭載しています。
3.価格など
N-one NBook Ultraは中国の通販サイト「Banggood」で販売中です。1月24日現在の価格は799.99ドル(119,977円。クーポンコード「BGJPNBULTRA」を使用した価格です)。ウインタブでBanggoodにリンクするのは本当に久しぶりです。提携を解消したわけではないのですが、ここ1年以上Banggoodのご担当者と連絡を取っていませんでした(ただし、問題のあるサイトではありません)。
システムスペックからみた価格は妥当というか、国内メーカー(外資系も含む)の製品よりもワンランクあるいはツーランク安いと感じます。しかし「N-oneのWindows PC」について、その信頼性は大手メーカーには及ばない、というのも間違いないでしょう。NBook Ultraは3万円台とか4万円台で購入できるエントリーPCではなく、割安感があるとは言え10万円を軽く越える価格の製品なので、正直なところ心配にはなりますね。日本のAmazonでの販売がスタートするといくぶん安心感が出てくるのですが…。
今後中国メーカー発のWindowsノートが活発にリリースされることを期待したいです。ただ、いきなりハイスペック機から、というよりは(以前のように)日本メーカー製品では割と手薄なエントリークラスから評価を高めていってもらいたいものです。そのほうがこちらとしても手を出しやすいですよね。
4.関連リンク
N-ONE NBook Ultra:Banggood
コメント
実は富士通とかDynabookとかNECあたりがN100/N305搭載モデルを用意していたりして。
Office抜き5万円台で出さないかなぁ。