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Jumper Ezpad Mini 8 - 久しぶりに登場した8インチのAtom搭載Windows タブレット。重要なところが改善されています

Jumper Ezpad Mini 8
中国のPCメーカー「Jumper」が8インチのWindows タブレット「EZPad Mini 8」を発売しました。「非常にトラディショナル」なスペックで、「せっかくいま新発売するならもうちょっと変化があっても…。」とは思いますが、改善されている個所もありますし、そもそもこの手のWindows タブレットは絶滅の危機に瀕していますので、新発売というだけでありがたいと思わなくてはならないでしょうね。

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1.スペック

Jumper Ezpad Mini 8
CPUはAtom Z8350です。ただ、Banggoodのスペック表に記載ミスと思われる部分があり、ひょっとするとZ8300かもしれません。また、メーカーサイトにもZ8300という記載がありました。正直なところどっちでも大差はないと思いますが、いまあえてZ8300を搭載する必然性が全く感じられないので、おそらくZ8350ではないかと思います。

RAMは2GBで、ここは残念ですね。キーボードを接続せずにタブレット専用機としてタッチ操作だけで使うのなら2GBでも行けるとは思いますが、キーボード接続をしてマルチタスクで使うとなると、2019年の状況では厳しいかと思います。使っていないアプリはすぐに終了させ、ブラウザーのタブは必要最小限に、ということを心掛けるしかないですね。

一方でストレージは64GBと、前身機EZPad Mini 5の32GBから倍増となりました。Windows 10の大型アップデートが定例化されている現在、ストレージ32GBというのは「容量が小さすぎてアップデートすらできない」くらいになっていますので、これでようやく使い物になる、という感じですね。ここは大きな改善点だと思います。

ディスプレイは8インチのIPS液晶、WUXGA(1,920 × 1,200)です。中華タブレットの場合は概してディスプレイの解像度が高めになっていて、この製品の解像度も8インチタブレットとしては高解像と言えます。

それと、もう一つ大きな改善と言えるのが入出力ポートです。micro規格ながらUSBポートが2つあります!8インチのWindowsタブレットとしてはある意味「快挙」ですね。ほとんどの場合、WindowsタブレットはmicroUSBポートからの充電/給電となるのですが、microUSBが1つしかついていないので、「充電中はUSBポートが使えない」というのが弱点でした。なので、この点は地味に「すごい」と思います。

カメラなんですけど、イン側にしかないみたいです。背面にカメラらしきものがついていますが、これは「らしきもの」と考えておきましょう。前身機のEZPad Mini 5でもアウトカメラは廃止されていました。このクラスのWindows タブレットのカメラは画質が非常に悪く、写真撮影という意味では使い物にならないことが多いんですけど、「メモ」としては使えるので、アウトカメラがないのはちょっと残念ですね。

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サイズのほう、8インチのWindows タブレットとして特筆できるようなところはありません。前身機EZPad Mini 5よりもタテ(長辺)が若干大きくなり、少し薄くなった、という感じです。また重量も360 gなので、特に軽量とも言えません。

2.筐体

Jumper Ezpad Mini 8
前面です。一般的な8インチWindows タブレットとサイズ感に大きな差がないこともあり、特にベゼルが細いわけでもなく、何か特徴がある、ということもありません。

Jumper Ezpad Mini 8
背面です。こちらも特に変わったデザインではありませんね。筐体素材は不明ですが、見た感じはプラスティック製のようです。あと、右上にあるのはどう考えてもカメラですよね…。

Jumper Ezpad Mini 8
一部だけですが展開図です。おそらく上面と思われますが、microUSBポートが2つあるのがわかります。これだけで使い勝手が大きく向上するだろうと思います。

3.価格など

Jumper Ezpad Mini 8は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、12月3日現在の価格は115.99ドル(12,923円)です。Windows 10のライセンスがあることを考えれば非常に安価であると言えるでしょう。

「新製品」としては機能面での新鮮味がなく、またデザインも変わり映えしませんが、ストレージ容量とかポート構成などに改善が見られ、しかもそれらの改善点はかなりクリティカルな部分でもあるので、その点は歓迎できます。できれば(少し価格が上がったとしても)RAMを4GBにしてくれるとさらにうれしかったですね。

もうすぐなくなりそう…と心配しつつも、なかなか火が消えない8インチの低価格Windowsタブレット、ウインタブの原点とも言えるジャンルなので、細々とでも続いてほしいところです。

4.関連リンク

Jumper Ezpad Mini 8:Banggood

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コメント

  1. 匿名 より:

    RAM容量が惜しいですね
    前作 EZPad Mini 5 は何故かボリュームライセンスになってて
    banggoodに対応してもらうのに苦労しました

  2. m.os.ota より:

    久しぶりのコメントです(毎日拝読はしておりました)
    希少種となった8インチwinタブなので大変喜ばしいのですがメモリについては頑なに2GB
    を貫くんですね・・・

  3. 匿名 より:

    数年前のスペックと全く一緒じゃん。何が新製品なの?

  4. より:

    こういうの探していました。
    情報ありがとう御座いました。
    早速1台注文しました。

    注文前に種々検討しました。
    ①RAM容量
    私の用途(機器の保守作業用の予備機)から考えて現状では2GBでも十分使えます。
    実際現在1.5GBでも使えています。何年か先はどうなるか知りませんが。
    ②ストレージ
    これは有り難い。作業用のアプリは年々増大中なので困っていました。
    ③USB2個
    これも有り難い。充電機能付きUSBハブが不要になり荷物が少し減ります。
    ④CPU
    中国のサイトで実機レビューあがってましたがそのスクリーンショットではZ8300でした。
    特に問題なさそうです。
    ⑤アウトカメラ
    これはただのフタですね。カメラはスマホも有るので要らないです。
    ⑥価格
    機能で比べたらGPD MicroPCの圧勝ですね。
    保証あるし技適ついてるし。キーボードもある。
    有線LANとかRS232Cのアダプタとかも要らないしで。
    いろいろトータルではmini8より小さくて軽いかと。
    そして何よりGPD MicroPCなら普通に相当長期間現役で使えそうです。

    ただ、御守り代わりの予備機(但し無いと落としたりとかでメイン機壊れると
    お手上げで万事休すになります)で何故か予備機持ってくとメイン機も壊れない。
    価格も1/4だしこれで十分かなと思っています。

    なんか9ドル引きのクーポンが貰えて送料、運送保険込みで総額12、320円でした。
    8インチタブだとヤフオクの中古も結構高いのでそれよりも安いくらいなので大変お買い得ですね。

    余談
    amazonのジャンパー直営店でmini5のレビューがあるのですがよく見ると本年9月頃から
    MINI5もUSBが2個になってます。謎です。