こんにちは、ウイン豚(@WTab8)です。今日は4月1日ですが、この記事はネタではありません。本当です、信じて下さい。すっかり品質が向上した中華製品ですが、その中にあってJumperは特にナイスなメーカーだと思っています。まず、コスパ(価格とスペックのバランス)ですが、割安感の強い中華製品の中でもピカイチといっていい水準で、「攻めてる」ところが大好きです。一方、筺体品質は中華製品の中でも低いほうだと思います。すべてのJumper製品がそうだというわけではありませんが、これまで私が実機レビューをしてきた製品の中には「あれ?」というところを残してくれているものもあり、筐体に関しては「愛嬌のある」メーカーだと思っています。また、Jumper製品を購入したウインタブ読者の多くはそんなJumperを愛しているようですし、私もこのメーカーには本当に好感を持っています。
さて、今回紹介する「EZBook Pro」ですが、他のEZBookシリーズとは異なる13.3インチサイズになっており、スペックの方も充実しています。この製品も日本で人気が出そうな気がします。
1.スペック
OS: Windows 10
CPU: Intel Celeron N3450(Apollo Lake)
RAM: 6GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 13.3インチIPS(1,920 × 1,080)
ネットワーク: 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
カメラ: インのみ2MP
入出力: USB 3.0 × 2、miniHDMI、microSD、オーディオ、DC-IN
バッテリー: 9,600mAh
サイズ: 310 x 200 x 13 mm / 1.44 kg
このスペック表は中国の通販サイトGearbest(なぜかEZBook 3 PROと表記されてます)およびgeekbuyingに記載されていたものから転記しています。なぜそういうことを書いているのか、というと、メーカーサイトにはこの製品のページがまだなく、Aliexpressでは販売がスタートしていて、AliexpressとGearbest、geekbuyingでは「筺体色が異なる」んです。先行して販売されているAliexpressでは「ゴールド」、Gearbestとgeekbuyingでは「シルバー」です。TECHTabletsによれば、「先行してゴールドが発売され(4月5日配送開始)、遅れてシルバーが発売される(5月初旬)ようだ」とのこと。
真偽の程はさだかではありませんが、Gearbestとgeekbuyingでは全く同じ画像を使って製品ページを作っている、つまりメーカーに提供された画像を使っていると思われ、(中国から見た)海外向けにはシルバーが使われる可能性もありますね。
ただし、Gearbestではプレセールがスタートしており、Aliexpressの「Jumper Official Store」なるところ(いや、ちょっとどうかな、と思って…)では販売が進んでいるようですし、スペックもほぼ同一なので、実在する製品であることは間違いないと思います。
前置きが長くなりました。スペックの確認をしてみましょう。CPUはApollo Lake世代のCeleron N3450、RAMはなんと6GB、ストレージは64GB eMMC、そしてディスプレイはEZBook 2やEZBook 3が14.1インチであるのに対し、ひとまわり小さい13.3インチとなっています。
14.1インチと13.3インチのどっちがいいか、というのは不毛な議論ですが、以前「日本人には13.3インチが人気」という話を聞いたことがありますし、13.3インチのほうを好む人も少なくないでしょう。ま、一回りサイズを小さくできますしね。ただし、ディスプレイサイズが小さくなったとはいえ、解像度はFHDを維持しています。
せっかくのスペックアップにも関わらず、依然としてWi-Fiはa/ac規格に対応しません。このあたりがJumperなんだよなあ、というか、中華製品は全般にCPUとかRAM、ストレージ、ディスプレイといった「最初に確認するところ」以外のスペックアップを後回しにしてしまう傾向があるなあ、と個人的に感じています。
バッテリーは9,600mAhですから、結構強力ですね。ただし、稼働時間についてはGearbest、geekbuyingとも記載がなく、現時点では何とも言えません。Aliexpressには「2-5時間」という、全然意味をなさないことが書いてあり、ちょっと信用しがたいです。
2.筺体
こちらがAliexpressにあったゴールドの筺体。
で、こちらがGearbestとgeekbuyingにあったシルバーの筺体です。ベゼル色が異なりますが、どちらもただしい製品画像だと思います。Aliexpressの製品ページによれば、筺体素材はアルミニウムとのことです。
ただ、シルバーのほうについては、既存のEZBook 2や3に非常によく似ており、サイズ感の違いはあるにせよ画像だけだと見分けがつきませんね。ただ、EZBook 2はプラスティック筺体だったと思うので、質感は向上していると思われます。
天板と側面、前後面です。USBポートは左右の側面に一つずつ振り分けられ、右側面にminiHDMI、左側面にmicroSDスロットがあります。なんとなく既視感があるなあ、と思ったら、先日レビューしたOnda Xiaoma 41の配置にそっくりでした。何かあるのかな…
なお、スペック表だと「厚さ13 mm」という記載ですが、どう考えても無理があるw、と思います。ちなみに「よく似ている」Xiaoma 41の厚さは21.5 mmっす。
3.価格など
Jumper EZBook ProはGearbestではプレセール中(5月1日以降の配送開始)、geekbuyingでは「Arrival Notice」というステイタスになっています。価格はGearbestで302.85ドル(34,730円)、geekbuyingでは260.99ドル(約29,000円)となっています。ただし、プレセールの価格はやや高めに設定されていることが多いですし、Arrival Noticeというステイタスでの価格表記は参考程度と理解すべきです。
私の無責任予想だと、実売期になってからの価格は「2万円台半ばくらい」となります。いやね、全然当てにはならんと思いますよ!最新のEZBook 3の実売価格が200ドル弱、ということなので、それに若干上乗せくらいかな、と思った程度の話です。
「中華製品の高級化」については以前記事を書いたとおりの見解ですが、さすがJumperというべきでしょうか、仮に2万円台半ばで購入できるのだとしたら、間違いなく安いですね。「並行輸入品ゆえに初期不良時・故障時の対応が面倒なことになる」というリスクに目をつぶって買える価格だと思います。
4.関連リンク
Jumper EZBOOK 3 PRO:Gearbest
Jumper EZbook Pro:geekbuying
コメント
ウィンブタ・・・
描いたのはウチなのでwエイプリールフール用に使って頂いております。
ウィン@ブルどん(ブルドッグ)の方が良かったかなと思っています。(ソッチの反省?)怒らずノッていただいたウィンタブさんに感謝です。
こんにちは、コメントありがとうございます。気づいてくれて感謝です…。
初めまして!いつも拝見させていただいております。
それ故、ウィン豚を見た時に見間違えかな?と思いましたw
豚の絵もカワイイですね➰
proですが、最近EZBOOK3を購入した身としては間髪入れない発表は若干複雑ですが詳細気になりますね。
アルミ筐体がどの程度の質感、仕上がりになっているのか今からレビュー楽しみです。
プロさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ここにも一人Jumperファンが…。でもEZBookはコスパがすごく高いし、十分に使えるしで、決してがっかりされることはないと思います。中華製品はこういう小刻みなモデル追加が多いですし。
SSDの拡張機能は初回出荷版だと省略されたみたいです。Aliのストアからそのような連絡がありました。
みゅさん、こんにちは、コメントありがとうございます。貴重な情報ありがとうございました。Jumperはいろいろ頑張っちゃう会社なんで、むしろ無理しないでほしい、と感じますw
この製品を調べているうちに見つけたのがEZBook 3Sという製品なんですけどね。
ディスプレイが14.1インチ。SSD128GB搭載なんで上述のみゅさんの触れていることと関連があるのかもしれません。個人的にはRAMスロットが3つで6GBってところに引っかかってます。拡張性がCPU性能と全然釣り合っていない。
これこそがJumper中柏クォリティって気もしますがwww
4/28現在、Gearbestでプレセール状態の価格は$379.47。
何気にJumper過去最高値製品かもしれませんね。
はじめまして。Aliexpress の Jumper Official Store で M.2 Slot付きが販売されていました。