こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。中国・深センのメーカー「GPD」は主にゲームパッドを製造していて、ウインタブではあの「GPD Win」のみ実機レビューをしたことがあります。「のみ」とはいいつつ製品のインパクトは非常に大きく、2016年にウインタブが掲載した製品関連記事で最も注目されたものの一つだと思います。そして、GPDが新たなWindowsデバイスの開発に取り掛かっている、ということなんです。中国の通販サイト「geekbuying」から「あんたの好きそうな製品情報があるよ!」と連絡をいただき、概要を知ることができましたので、わかる範囲で紹介します。
なお、この記事ではDigoonity(掲示板サイトのようです)にgeekbuyingが投稿したコンテンツより、製品画像やスペックなどの情報を引用しております。
The Newest GPD Pocket with Z8750 CPU Windows 10 System
さて、前置きが長くなりましたが、紹介記事スタートです。
トップ画像とこの画像を見ればわかる通り、GPD Pocketとは「小型のノートパソコン」です。
OS: Windows 10 home edition or Ubuntu 16.04 LTS
CPU: Atom Z8750
RAM: 4GB
ストレージ: 128GB
ディスプレイ: 7インチIPS(1,920 × 1,080)※マルチタッチ対応
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
入出力: USB Type-C、USB 3.0、MiniHDMI、microSD、オーディオジャック
バッテリー: 7,000mAh
Weight:365g
※筺体素材はCNC加工の航空用アルミニウム
※CPUはAtom Z8700の可能性あり
これがスペックです。サイズ感やシステム構成から見てGPD Winの延長線上の製品と思われますが、ゲームパッドがなく、「普通のノートPC」「ビジネス用UMPC」という雰囲気がありますよね。こちらの製品のほうがウインタブ向けかな、と思います。
まず、OSはWindows 10 Home「もしくは」Ubutu 16.04 LTSが搭載されます。この記載だとデュアルブートということではなく、YOGA BOOKのようにWindows版とUbuntu版を選べる、ということだと思います。
CPUはAtom Z8700もしくはZ8750(リリース時期がもう少し先になるはずなのでZ8750かな)、RAM4GB、ストレージはなんと128GBと、かなり本格的なスペックですよね。特にストレージが大きい、というのがかなり魅力的ですし、ゲームをするにせよビジネスに使うにせよ、ありがたいところです。
GPD Winは実機レビューの際、やや挙動に不安定なところがありましたが、このような汎用的なデザイン、汎用的な用途の製品の場合、挙動の不安定さは命取りにもなりかねませんので、安定性重視で設計してもらいたいところ。実際、そこまで高いパフォーマンスでなくともいいのでは?と思いますけどね。
筺体デザインです。どう見てもよくできたビジネスマシン、という感じです。
キーボードです。7インチという、キーボードを装備するにはかなり厳しいサイズなので、レイアウトに多少無理があるのは仕方ないところですね。ただ、アルファベットと数字のキーは配置が比較的自然な感じです。あと、Ctrlキーの左とかにブランクのキーもあるし…。実際まだ開発中なわけですし、今後の推移を見守りたい、ということにしておきましょう。開発段階の製品情報が入手できる、というだけでも貴重ですもんね。
あと、ThinkPadみたいなトラックパッドがついていますし、クリックボタンもあります。なんか早く試してみたい気がします…。
隣にあるのは(Windowsが表示されてますけど)MacBook Airのようです。こうして並べると非常に小ぶりであることがわかります。また、公開されている画像を見ると、この製品はもはやモックではなく、試作機レベルで実際に稼働しているようです。
GPD Pocketはこのあとクラウドファンディング(INDIEGOGOでしょうね)で出資を募る予定のようです。クラウドファンディングへの出資(購入ではなく出資です)はリスクが伴うため、個人的にはあまりおすすめできませんが、GPDの場合は成功例もありますし、ゲームパッドなどで実績のある会社ですから、出資のリスクは比較的小さいと思われます(ただし、自己責任であることに変わりはありません)。
この記事で掲載している製品はあくまで開発中の試作機、という位置づけなので、今後大きく仕様が変更される可能性もありますし、最悪発売されない可能性もあると思います。しかし、上にも書いたとおり、GPD Winよりもむしろこっちのほうが読者のみなさんのストライクゾーンに入るのではないか、という気がします。往年のVaio Uとか東芝Librettoとかの正統的な後継機種って感じがしますもんね!発売されたら私もぜひ購入したいです。
引用元サイト
The Newest GPD Pocket with Z8750 CPU Windows 10 System:Digoonity
A very tiny laptop (7-inch):GPD社フォーラム
コメント
Atomまだあるの?って気はするが実績ある会社だから無きゃ別のCPUに変更するんだろうね。
こんにちは、コメントありがとうございます。その頃には「枯れた、いいCPU」になってるかもしれませんよ!
Atom最後の名機になる予感がしますね。
でも、時期的にスナドラWin10での製品化も期待してみたいです。
スペック表ではSIMスロット無さそうですが、欲を言えばLTE対応して欲しいですね。
5万前後なら買っちゃうんだろうなぁ・・・
iwork7使いさん、こんにちは、コメントありがとうございます。確かに、どうせならLTEも欲しいっすね。挙動が安定してくれていたら、Librottoみたいに語り継がれたりして…。
これはVAIO Pを思い出しますわ
当時はロマンこそあれAtomの性能不足と操作性の悪さであまり評判よくなかったけど今はcherrytrailとタッチパネルである程度解決できそうだから期待したい
もりけんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私Vaio Pの印象が全然なくって、ぐぐってみました。本当にこの製品とよく似てますね!
カシオペア・D4を経て次はこれだな・・・ニヤリw
NIAさん、こんにちは、コメントありがとうございます。うーん、カシオペア…ありましたねー。この手のPDAというかUMPC、探せばいろいろ出てきそうだなあ。かなり忘れちゃってる。
赤ポッチの出来にかなり左右されそうな感じですね
かぜさん、こんにちは、コメントありがとうございます。確かに。なんとなく位置が下過ぎて、筺体が不安定になりそうな気がしますね。
これに出資します! GPD WINより実用性は高いと思われるので期待してます。
うこんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。どうしてもドキドキしたいんですね、わかりますw お気をつけて…。
紹介待ってました!
現在GPD WINを愛用しており満足してますが、
やはり魅力的な製品ですね……
私も出資予定ですので続報が待ち遠しいです。
式さん、こんにちは、コメントありがとうございます。出資しちゃいますか?GPDは実績があるのでリスクは小さいと思いますけど、ちょっと心配。これはビジネスマシンとしてGPD WINとは全然違った魅力がありますもんね。私も欲しいです。
東芝 Libretto 風でとても好みなサイズですが、
どうしても使うならJP配列キーボードでないとと言うポリシーが・・・。
あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。そういえばあるえふさんは日本語配列じゃないとダメでしたっけ…。こういうの、今年は日本のメーカーからも出てほしいですね!
欲しいけど、BackspaceとPrintScreenの位置が糞。
でも欲しい欲しい欲しい欲しい。Linuxモデルにしてkeymap自分で書き換えるしか。
もさん、こんにちは、コメントありがとうございます。このサイズなんで、キーボードが使いやすいとは無理か、と。しかしこれ、そんなことを気にもせず、買いたい人はたくさんいますよね。もさんもその一人ですよね。
タッチパネル非搭載にして、coreM Ram8GBにしてくれたらめっちゃほしいですね
7万くらいなら絶対買います
こんにちは、コメントありがとうございます。なるほど、そういう方向性もありますね。日本だと人気が出るかも。
シンセンに長期駐在していると通りすがりの者です。これからPOCKET気になりますね。 中国のネットを見ていると ゲームパッドどうしてつけないんだとか WIN2はいつ出すんだと!とか非難ごうごうです。やはりこのGPDという会社ゲームハード機の会社の扱いなのでしょうか・・ おそらく中国大陸からの支持は薄そうな感じがします。
中国27年目さん、こんにちは、コメントありがとうございます。この製品、めっちゃ日本向けということなんでしょうね。少なくとも日本には一定数これに飛びつくユーザーはいそうだし…
似たようなコンセプトのKS-PROってのが出資募ってますね