こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。2016年で最も印象に残ったガジェットのひとつが「GOLE 1」でした。5インチのフルWindowsマシンということで絶大なインパクトがありましたよね!そして、2017年、GOLE 1が新たに8インチディスプレイを搭載しました。「GOLE 1 Plus」という製品名なので、既存のGOLE 1の派生モデル、という扱いになると思います。この製品は数日前に情報を確認したのですが、ソースが不安定に感じられたのと、製品詳細がイマイチよくわからない、ということで記事化を見送っていました。
でも、Gearbestでプレセールが始まっちゃったんですよね…。一応2月27日にプレセールが終了することになっていて、どうやら本当に販売されるような雰囲気です。「わー、これレビューしたいから送って!」と頼んでみたところ、「プレセール中なんで在庫がないです。在庫が入り次第送るからね!」と言われました。ここまで言われてもまだ半信半疑なところはあるのですが、とりあえず読者のみなさんにご紹介だけは、と思いました。
なお、この記事はGearbestの製品ページ、及び下記の海外サイトの情報、および画像を引用しています。
Meet Gole1 Plus, the mini PC with an 8 inch touch screen and an 6000 mAh built-in battery:MiniPCDB
New Gole1 Plus 8-inch IPS Screen Desktop Computer:global sources
1.スペック
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom X5-Z8350
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8インチ(1,280 x 800)
ネットワーク: 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力: USB3.0、USB2.0 × 2、HDMI、LAN(RJ45)、microSD、オーディオ、DC-IN
バッテリー: 6,000 mAh
サイズ: 198.6 × 136 × 27 mm / 660 g
スペック表を見てGOLE 1とは相違点が多いような少ないような…という印象です。サイズ以外ではまず、CPUがデュアルブートではなく、Windowsのみのシングルブートとなったことが挙げられます。CPUはAtom Z8300のリファイン版であるZ8350となっているものの、RAM、ストレージ構成とあわせ、中華の10インチタブと同等クラスの構成です。また、ディスプレイは8インチとなり、解像度はHD(1,280 × 800)と、中華製品としてはやや低めになっています。
サイズ感ですが、長辺198.6 mmというのは8インチタブレットとして見た場合はかなり小さいというか、ほぼ最小クラスです。一方で短辺の136 mmは8インチタブレットとしてはかなり大きい方になります。また、厚みは27 mmなので、8インチタブレット3枚分くらいはありますね。もちろんこの厚みにこそGOLE 1 Plusの魅力があるのですが。
あと、重量についてはGearbestの製品ページのみに言及があり、660 gとなっているのですが、ちょっと重すぎるかな、という気がします。希望を込めて、この数値が誤りであることを期待したいですね。
バッテリーはGOLE 1の2,600 mAhから倍以上の6,000 mAhとなりました。ただ、実際のところどのくらい稼働時間があるのかは未知数です。引用元サイトを確認していると、当初は5,000 mAhだったらしいのですが、ここに来て修正が加えられ、6,000 mAhになったようで、このあたりはまだ不透明な感じがします。
2.筺体
正面から見たところです。この形状は8インチというよりも10インチクラスのタブレットに近い気がします。8インチの場合、(この画像で言うと)左右のベゼルがもっと太くなりますから。
側面と上面(下面かもしれません)にはGOLE 1と同様、多くのポートが装備されています。明らかに通常の8インチタブレットとは異なりますね。そして、これは筺体の厚みがなせる技、ということもできるでしょう。有線LANポートのついたタブレットなんてありませんよね。
なお、素材はおそらくGOLE 1と同じ金属製だと思います。筺体色も全く同じですし、共通のデザインコンセプト、ということが言えると思います。
背面には通気口があります。このあたりもGOLE 1とよく似ていますね。なお、キックスタンドはついていませんが…
このように、金属製のポールが同梱され、立てかけて使えるように配慮されているとのこと。
これは試作品でのイメージ画像のようです。8インチサイズということで、タッチ操作もラクラク(当たり前ですね)快適そうです。
3.価格など
GOLE 1 Plusは中国の通販サイト「Gearbest」でプレセール(予約注文受付)中で、プレセール終了は2月27日の予定です。価格は229.99ドル(26,266円)となっています。
正直なところ、8インチというWindows タブレット(と言えるか微妙ですが)としては「普通」のサイズになってしまったことにより、GOLE 1ほどの衝撃はないものの、タッチパネルの実用性は格段に向上しているはずですし、このサイズでこれほど多くの入出力ポートを備えている製品は他にないので、非常に気になる存在になりそうですね。
ただ、重量についての情報が今ひとつはっきりしておらず、Gearbestにしか情報がないこともあり、この点は非常に気になります。個人的には「660 gということはなかろう。もっと軽いはず」とは思います。これだと10インチタブレット並み、というか、それよりも若干重くなってしまいますから。
しかし、またひとつ面白い製品(タブレットともミニPCとも言えると思います)が出てきてしまいましたね!
4.関連リンク
HIGOLE GOLE1 Plus Mini PC:Gearbest
コメント
8インチになるとイマイチ魅力が無いと感じる。
こんにちは、コメントありがとうございます。小さければ小さいほどいい、という価値観も自分の中にあったりして、おっしゃることはよく理解できますw
要は、重いけどポート満載の8インチタブ。確かに衝撃は弱いかもしれないけれど、これって、使い方によってはタブレットの拡張性の弱さを克服した、ビジネス用モバイル機としてめっちゃ優秀な筐体なのでは?
natsukiさん、こんにちは。おっしゃるとおりだと思います。ビジネスで使ってみたいですよね。GOLE 1は挙動が安定していたから、この製品も期待できそう。
うちの職場の勤怠管理用の端末がこんな感じですね
業務用端末としてこういうものの需要は結構ありそうな気がします
かぜさん、こんにちは、コメントありがとうございます「勤怠管理用端末」というのがちょっと笑えますが、たしかにありそうですw
個人的にモバイル性能が異様に高いGOLE 1ならではの魅力は薄れてしまったかなぁと言うのが正直な感想でしょうか。
相変わらず高い拡張性は魅力的なんですけどね…
8インチでこの厚さだと持ち運ぶには邪魔なサイズで、バッテリー増やしても意味ないのでは。
アゲオさん、こんにちは、コメントありがとうございます。どうっすかね?多分おっしゃる通りサイズが大きくなって持ち運びしにくいというのがあり、その反面ポート類が通常のタブレットよりも遥かに充実していて、そのトレードオフの結果どうなるか、って感じでしょう。
正直、液晶で大きくなった分、薄くしてほしかったという感が否めない。
なんでmicroUSB削っちゃったのか不思議。
出先でのモバイルバッテリー充電なんかどうでもいいということなのか?
こんにちは、コメントありがとうございます。そうですね、ポート類はこのままにするとして、もうちょっと薄いとさらに良かったかもしれません。
これならタブでいいのではという気がする。
太くてでかいタブに魅力はないね。
インターフェイスを増やすなら、インターフェイスだけがくっつけられるようなものの方がいいね。なんていうかヨガタブの丸い部分だけが着脱可能にするとか。
キワモノを提案するにはこういう使い方のものだよっていう提案がほしいよ。
ラーメン屋さんのこうして食うと美味いよ的な。
ポンさん、こんにちは、コメントありがとうございます。なかなか手厳しいすね…。実物にはやく触ってみたいです。
他所での初見で、「こんなもん作るなら中止になった5インチ版後継機出せよ」とか思いましたけどね。個人的には、GOAL 1 PlusにはPentium G4620辺りを搭載してRAM増量して欲しかったです。どうせ大画面化とmicroUSB削った時点で可搬性は二の次になったんだし。
kinji sumimoriさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ともあれ、実機に早く触ってみたいです。あと5インチ版の後継もやってほしいですよね。あれ、かなり売れたと思うんですけど。
PIPOのTVBoxシリーズとどちらが便利なのでしょう?
「本体に傾斜がついていないので鞄に入れやすい」とかそういったメリットが?
こんにちは、コメントありがとうございます。鋭いご指摘か、とw でもカバンに入れやすい、という点だけは確実にあります。
ヴエルテで、2/7より予約が始まってますね。
2/6 GPD Pocketも予約受付のようですが、納期12月みたいですが。