GMKtecがミニPC「NucBox G9」を発売しました。この製品はメーカーが「NAS ミニPC」と称していて、エントリースペックながらM.2 2280 SSDを最大で4つも搭載できる構造になっています。ウインタブ読者の中にもご自宅でホームサーバーやNASを使っている方がおられるはずですが、そんな方にはピッタリの製品かと思います。
1.スペック表
GMKtec NucBox G9 | |
OS | Windows 11 Pro(推定) |
CPU | Intel N150 |
GPU | なし |
RAM | 32GB(LPDDR5 4800, オンボード) |
ストレージ | 64GB eMMC/64GB eMMC+512GB SSD 64GB eMMC+1TB SSD ※M.2 2280 SSDスロット×4搭載 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | なし |
ネットワーク | Wi-Fi6、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C(映像出力/PD対応) USB3.2 Type-A(10Gbps)×3 HDMI × 2、LAN(RJ45)×2 オーディオジャック |
カメラ | なし |
バッテリー | なし |
サイズ | 不明 |
重量 | 不明 |
2.コメント
1月28日現在、メーカーが詳細なスペック表を開示しておらず、肝心のOSについてきっちり言及されていません。しかし、この製品はミニPCなのでOSは搭載しているはずですし、ウインタブが知る限りGMKtecのミニPCはベアボーンモデルを除いてはすべてWindows 11 Proを搭載していますので、ほぼ間違いなくWindows 11 Pro搭載だと思います。
搭載CPUはTwin LakeのIntel N150、RAMは12GBでオンボードメモリなので購入後の増設や換装はできません。ストレージはおそらく64GB eMMCがプライマリー(OSが入っている)で、あとはSSDを追加していくようなイメージになると思います。ここまでは「エントリークラスのミニPC」ですよね。
で、これです。底面に4つのSSDスロットがあり、ここに最大32TB(SSD1つあたり最大8TB)までのストレージを増設できます。なお、この画像では「最大32TB」と記載されていますが、NucBox G9の製品ページには「最大16TB(SSD1つあたり最大4TB)」という記載もありました。どちらが正しいのかは現時点ではわかりません。すみません。…まあ、Amazonを見ると8TBのM.2 SSDってあることはあるんですけど、1つ10万円以上します。
ポート構成です。映像出力とUSB PDに対応するUSB Type-Cポートが1つ、USB Type-Aポートが3つ、2つのHDMI、そして2つのLANポートがついています。なお、USB Type-Cポートはもう一つありますが、これは給電専用です。
NucBox G9は冷却ファンがなんと3つもあります。うち2つは「ガッツリ増設できるSSD用」ですね。もともとGMKtecのミニPCは複数の冷却ファンを搭載していることが多いですが、3つというのはすごい。
正確なサイズが開示されていないので、こちらの画像を掲載しておきます。これでサイズのイメージはつかめると思います。
3.価格など
GMKtec NucBox G9はGMKtec公式ストアで販売中で、1月28日現在の価格は下記のとおりです。
64GB eMMC:32,638円
64GB eMMC+512GB:37,301円
64GB eMMC+1TB:41,963円
GMKtecは日本のAmazonや楽天にも出店していますので、もう少し待つと購入できるようになるかもしれません。
4.関連リンク
NAS ミニ PC — NucBox G9:GMKtec公式サイト
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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