
GMKtecがミニPC「EVO-T2 (T2S)」を発売しました。「EVOシリーズ」はGMKtecのミニPCの中では最上位に位置する製品で、このEVO-T2もCPUにCore Ultra シリーズ3 (Panther Lake)のCore Ultra X7 358Hを搭載しています。また、発売を記念して、非常にお買い得なセール価格が設定されています。
・セール価格:294,840円
(元値は383,840円)
・9,000円OFFクーポンコード「EVOT260」を使用
・先着50台限定
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro |
| CPU | Intel Core Ultra X7 358H |
| RAM | 64GB(LPDDR5X 8533 MT/s) ※オンボード |
| ストレージ | 853GB AI SSD (M.2 2280 PCIe 4.0 ×4) 1TB SSD (M.2 2280 NVMe PCIe 5.0 ×4) ※M.2 2280 NVMe PCIe 4.0 ×4スロット空き1 |
| ディスプレイ | なし |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth5.4 |
| ポート類 | USB4 Type-C (DP/PD対応)×2 USB 3.2 Gen 2 Type-A×2 USB 2.0 Type-A×3、OCuLink HDMI2.1、DisplayPort1.4 LAN (RJ45)×2 3.5mmオーディオジャック×2 |
| カメラ | なし |
| バッテリー | なし |
| サイズ | 154×151×73.6 mm |
| 重量 | 2.3 kg |
2. CPU
EVO-T2がCES 2026で発表された当初、CPUはCore Ultra X9 388Hを搭載、とのことでしたが、3月31日現在だとCore Ultra X7 358Hとなっています。おそらく後日X9 388Hモデルが追加されるのでしょう。
Core Ultra X7/X9はCPU性能が非常に高いのはもちろん、GPUに「Arc B390(TOPS値122)」を内蔵しており、外部GPU並みのAI性能・グラフィック性能を備えていると言われています。

メーカー公表の「3DMark TimeSpy」のスコアです。6,300点とのことですが、ウインタブの過去データと比較すると
外部GPU搭載機
Core i9-13980HX/RTX4090:22,052
Core Ultra 9 275HX/RTX5070:14,923
Core i9-12900H/RTX3080Ti:12,849
Core i7-13700HX/RTX4070:12,677
Core 7 240H/RTX5060:9,164
Core i9-13900H/RTX4060:9,013
Ryzen 7 7735HS、RTX4050:8,767
Core i7-1280P、RTX3060:8,023
Core i7-11370H、RTX3070:7,767
Corei7-11800H、RTX3060:6,974
外部GPU非搭載機
Core Ultra 7 258V:4,397
Core Ultra 9 185H:4,143
Core Ultra 7 155H:3,924
Ryzen AI 9 365:3,895
Ryzen AI 9 HX 370:3,800
こんな感じです。GMKtecのベンチマーク測定環境が詳しく説明されていないので、あまり断定的なことは言えませんが、Core Ultra X7 358Hのスコアは外部GPU非搭載機よりは顕著に高いと言えるものの、GeForce RTX40シリーズ、RTX50シリーズに匹敵する、とまでは言えないですね。
3. RAM/SSD
RAMは64GBでLPDDR5X 8533 MT/s、つまり「オンボードメモリ」です。64GBというのは十分に大容量ですが、購入後のRAM増設はできませんのでご注意ください。
SSDは1TBで「M.2 2280 NVMe PCIe 5.0 ×4接続」です。PCIe 5.0規格のSSDはウインタブではほとんど試したことがありませんが、超高速であることは間違いないです。また、増設用に「M.2 2280 NVMe PCIe 4.0 ×4」の空きスロットがあります。

それともう一つ、「Phison AI SSD 853GB (768GB + 85GB)」を搭載するモデルも用意されています (この記事執筆時点で在庫切れ・近日発売となっています)。SSDの詳細構造についてはわかりませんが、GMKtec Claw (OpenClaw)をプリインストールしたモデルのようです。
そもそもGMKtec Clawというのが何者なのか、使いこなすにはプログラミングの知識が必要とされるOpenClawがどのくらいまで「とっつきやすく」なっているのかはわかりません。私もOpenClawを使ってみたい気はしますが、おそらく私の知識では不十分で、仮にレビュー機会ができたとしても「ライターの吟遊詩人さん行き (彼は本職がSEです)」だろうな、と思います。
ということで、Phison AI SSD搭載モデルについては詳細情報が開示されてから別途記事にします。
4. 筐体

外観はEVO-T1とほぼ同じでサイズも全く同じです。ただし重量はT1の910 gに対し「2.3 kg」とかなり重くなりました。T1もT2もミニPCとしては大型のサイズです。

側面と入出力ポートの構成です。USBポートは合計で7つあり、USB4が2つ、USB 3.2 Gen 2 Type-Aが3つ、USB 2.0が3つという構成です。他にはHDMIとDisplayPort、有線LANポートが2つあり、イヤホンジャックも前後に2つ備えています。あと、OCuLinkポートもついているので、外付けのGPU (eGPU、GPU BOX)の接続も可能。
これ、筐体内部の画像なんですけど、全然わかりませんねw ただ、デュアルファン搭載と明記されていますし、ウインタブの経験上GMKtecのミニPCは冷却性能に優れています。

GMKtecのミニPCの多くはBIOSでパフォーマンスモード (電源モード)の設定が可能です。EVO-T1の場合、35W/45W/54Wに調整できます。ちなみにACアダプターの出力は約150W (19V /7.8A)なので、Core Ultra X7 358Hの性能をフルに発揮できると思います。
5. 価格など
GMKtec EVO-T2はGMK公式サイトで販売中です。この記事の冒頭に書いた通り、通常価格は383,840円、先着50台に限り294,840円で購入できます(クーポンコード「EVOT260」を使用)。
ウインタブはGMKtecのミニPCの品質を高く評価していますが、この製品の場合、品質に加え「安い!」のが魅力です。「Core Ultra X7 358H/RAM64GB/1TB SSD」で30万円切り、というのは最近のPCの価格相場から見て驚異的かと。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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