GEEKOM Mini IT13 － 第13世代Core i9も選べる高性能なミニPC、DIYによるRAM/SSDメンテンスも容易です

GEEKOMのミニPC「Mini IT13」をご紹介します。台湾で設立されたGEEKOMは今年で設立20周年となる、この業界としては割と歴史のあるメーカーです。ウインタブでは以前、第11世代Intel Coreを搭載する「Mini IT11」の実機レビューをしています。

今回ご紹介するIT13は第13世代Intel Coreを搭載し、最上位モデルではCore i9-13900H搭載となる、非常にスペックの高い製品です。また、現在GEEKOMでは20周年記念のキャンペーンを開催中なので、思いのほか安く購入できてしまいます。

1.製品概要

スペック表

バリエーションモデル

・Core i5/RAM16GB/512GB SSD
・Core i7/RAM32GB/1TB SSD
・Core i9/RAM32GB/2TB SSD

コメント

OSはWindows 11 Pro、CPUには第13世代の高性能タイプ（PBP45W）、Core i5-13500H/Core i7-13700H/Core i9-13900Hを搭載します。ゲーミングノートにも搭載される型番ですが、Mini IT13は外部GPUを搭載していません。しかし、メーカー説明によれば外付けGPU（eGPU）の接続が可能とのことです。搭載CPUは内蔵GPUがIris Xeなので、外部GPUを使わずとも画質設定を調整する前提ならオンラインゲームのプレイが可能ですけどね。

GEEKOM製品に限らず、ミニPCは「筐体内部へのアクセス」を前提とした設計になっていますので、DIYによるRAMやSSDの増設・換装は容易です。RAMは2スロットあり、搭載CPUによって容量が決まっていますが、DIYで最大64GBまで搭載可能です。同様にSSDも搭載CPUによって容量が決まり、M.2 SATAのSSDスロットと2.5インチSATAのSSD/HDDスロットの空きがありますので、簡単に増設できますね。

入出力ポートの構成です。USBポートは合計で6つ、うち2つがUSB4 Type-C、3つがUSB3.2 Gen2 Type-Aなので、データ伝送は高速ですし、USB4ポートは映像出力にも対応しますので、HDMIポート2つとあわせ、最大で4画面出力が可能です（USB4は最高で8K@30Hz、HDMIは4K@60Hz）。また、USB4はThunderbolt4とは別規格なので外部GPUの接続が可能とは限りませんが、メーカー説明によればMini IT13のUSB4ポートは外部GPU接続に対応します（PCI Express対応）。

筐体の表面はプラスティックと思われますが、内部はメタルフレームになっていますので、強度という点でも心配はいりません。また、冷却性能にも優れ、メーカーによれば「3D Mark（ベンチマークソフト）を2時間動かして（表面温度は）37.4℃」、また騒音についても「最大負荷運用時で45dB以下」とのことです。

2.価格など

GEEKOM Mini IT13はGEEKOM日本公式サイトとAmazonで販売中ですが、この記事を執筆している11月1日現在だと20周年キャンペーンで割引クーポンが発行されている公式サイトのほうが若干安いです。価格は下記の通り。

・Core i5モデル：72,580円
・Core i7モデル：105,000円
・Core i9モデル：119,800円
　※税込み価格
　※割引クーポン「GEEKOMIT13」適用後
　※クーポン期限は11月8日

ウインタブとしては今後GEEKOM製品を積極的にご紹介していきたいと思っています（GEEKOMがどう思っているかはわかりませんけど）。今回ご紹介しているMini IT13については搭載CPU絡みた価格はリーズナブルですし、品質にも期待できると思います。

3.関連リンク

NUC MINI IT13：GEEKOM日本公式サイト
GEEKOM Mini IT13：Amazon